2024-12-20
更新
染谷 ひとみ
Mitsuri Media管理人
精密板金加工工場のインサイドセールスとして加工と寸法の提案をしてきた経験を経て、製造業の知見と楽しさを提供している。 幼少期からモノの構造を理解するのが好き。JAPAN MENSA会員。
チェッカープレート(縞板)の曲げ加工を依頼すると、他の材料の曲げ加工より少し割高に感じたことはないでしょうか。これにはしっかりとした理由があります。
チェッカープレートの曲げ加工の加工賃が割高になる理由は、金型の消耗にあります。
板金の曲げ加工には金型を使用しますが、チェッカープレートの場合、他の材料と比べて金型の消耗が進みやすいため、必然的に加工賃も高くなります。
これは板金加工に限らず、金型や工具の消耗が通常より早い加工の場合、その分のコストを加工賃に反映させる必要があるためです。
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チェッカープレート(縞板)の曲げ加工において金型の消耗が激しくなる理由は、表面の凹凸が金型と擦れ合うことで摩耗が進むためです。
金型が摩耗した場合、切削加工による再生処理などのメンテナンスが必要となります。メンテナンス費用は決して安価ではありません。通常の板材と比べて金型の摩耗が早いチェッカープレートの場合、その費用を多めに加工賃に反映せざるを得ません。
なお、この現象はチェッカープレート(縞板)に限らず、ポルカプレートなど、表面に凹凸を持つ板材全般に共通する特徴です。
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その一例として、チェッカープレート専用の金型を用意し、通常材料用の金型と使い分けるという方法があります。曲げ加工用の金型は複数の種類があり、同じサイズの金型も複数保有しているため、通常の平板用とチェッカープレートなどの凹凸のある板材用に分けて使用することが可能です。これにより、金型ごとに曲げ回数あたりの消耗度を管理しやすくなります。
このように、工場では金型の使い分けによってメンテナンス頻度の最適化を図り、加工コストの削減に努めています。
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