2025-10-15
更新
小椋 学
(株)Catallaxy CFO
40代半ばからの金融業界からの転職。製造業について何も知らないところから、恥と汗をかいてもう4年。現場の職人芸や創意工夫に感嘆しながら、ITの力でそれらをサポートできないか日々奮闘。
製造業のマッチングプラットフォーム「Mitsuri」の2025年9月の活動報告をお届けします。
9月も引き続き多くの新規ユーザー様にご利用いただき、サービスとして過去最高の成果を達成することができました。
新規登録状況
マッチング状況
成約金額の平均値は、これまで10万円前後でしたが個人ユーザー様の案件が多く受注されたこともあり、平均成約金額を引き下げる要因となりました。データを見てみると個人ユーザーばかりを狙って見積もりを出している工場も少なからずいらっしゃいます。
個人といっても完全にいち個人というわけではなく、地方の自動車板金やバイクのカスタマイズ屋さんのようです。これらのユーザーからは量産につながることはありませんが、価格にシビアでないだけに素早く見積もりが決まることが魅力なのでしょう。
Mitsuriはリニューアルスタートしてから一切広告を打ってませんので、自然にユーザーが増えていくのは嬉しい限りです。ただこの数字自体に意味はなく、どれだけ発注ユーザー様の「作ってくれる工場が見つかった!」工場ユーザー様の「新しい顧客が見つかった!」を増やしていけるかだと思っています。
工場の住所に紐づいたマップを作成しました。なぜこの工場マップを作ったかというと、住所をパッとみても直感的に近い・遠いが分からないからです。また工場マップがあれば、「難しい案件だけど近くにこの加工屋があるから共同で受注できるのではないか」など受注の幅も広がるかもしれません。
今のところ、まずは表示させるだけの機能しかありません。今後は、このマップを使ってマッチングをよりスムーズにするような施策を考えていきます。マップには自動的に表示されるので、特段の設定は不要です。
東京は随分涼しくなってきました。涼しくなってくると製造業界では新しい案件が動き出す時期です。高市早苗さんが自民党総裁となったことで、積極財政(サナエノミクス)が期待されています。積極財政推進派の高市さんが首相となれば円安が進む(はず)なので日本の製造業は恩恵を受ますね。
一方でレアアースをトリガーとして米中貿易戦争も再燃していますから、相変わらずサプライチェーンは不安定なままです。我々Mitsuriチームは、発注・受注どちらのユーザー様に対しても円滑な出会いの場の提供し、サプライチェーンの安定に寄与していきたいと思っています。
Mitsuriでどんな取引が行われている?
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