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製造業の相談では、「図面がないと話が進まない」と思われがちです。
しかし実際には、図面が完成する前に方向性や技術的な可否を確認したい場面は多く、初期段階の相談こそ重要になります。ここでは、図面がない状態でも製作相談を前に進めるための考え方と手順を整理します。
図面は、条件を正確に伝えるための有効な手段です。ただし、それは「条件がすでに固まっている場合」に限られます。構想段階では、寸法や仕様が未確定なことも多く、無理に図面を作ろうとすると、かえって検討が遅れることがあります。
問題は、図面がないこと自体ではなく、判断材料が整理されていないことです。
図面がなくても、次の3点が整理されていれば相談は成立します。
まず一つ目は、何を作りたいのかです。完成品の用途や役割を言葉で説明できるかが重要になります。
二つ目は、どこが未確定なのかです。すべてを決めようとせず、分からない点を明確にしておくことで、相談の焦点が定まります。
三つ目は、制約条件です。数量、納期、予算感など、現時点で動かせない条件だけを整理します。
この3点がそろっていれば、図面がなくても技術的な会話は可能です。
初期相談でありがちな失敗は、完璧な説明を目指してしまうことです。
しかし、重要なのは正確さよりも、前提を共有することです。曖昧な部分があることを前提に相談する方が、結果的に有益なフィードバックを得やすくなります。
相談とは、答えをもらう場ではなく、整理を進めるプロセスだと考える方が現実的です。
こうした進め方は、特定のツールがなければできないわけではありませんが、仕組みとして支援されていると進めやすくなります。
たとえば Mitsuri では、図面がない状態でも依頼内容を文章で整理し、対応可能な工場と相談を始めることができます。
重要なのはサービス名ではなく、「未確定な状態でも相談を前提に進める設計」があるかどうかです。
図面がなくても製作相談は進められます。
必要なのは、図面そのものではなく、判断に必要な前提条件を言語化することです。初期段階こそ、整理された相談が後工程をスムーズにします。

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