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相見積もりは、条件や価格を比較するための有効な手段です。
一方で、「安いところを選んだはずなのに後からトラブルになった」「結局どこが正解か分からなかった」という声も少なくありません。失敗の原因は、見積の取り方ではなく、依頼の出し方にあります。
ここでは、相見積もりを前提にしながらも判断を誤らないための考え方と進め方を整理します。
相見積もりがうまくいかない最大の理由は、比較の前提が揃っていないことです。
各社が異なる条件を想定したまま見積を出している状態では、金額を並べても意味のある比較にはなりません。安さの理由が不明確なまま決めてしまい、後工程で条件差が顕在化することが多くあります。
問題は価格差ではなく、前提条件のズレです。
相見積もりを始める前に、最低限そろえるべき前提があります。
一つ目は、見積の範囲です。どこまでを見積対象に含めるのかを明確にしないと、金額差の理由を説明できません。
二つ目は、判断基準です。価格だけを見るのか、納期や対応範囲、やり取りのしやすさも含めるのかを先に決めておきます。
三つ目は、比較後の進め方です。条件調整を前提にするのか、一定条件で即決するのかによって、依頼文の書き方は変わります。
この3点が揃っていない相見積もりは、判断を難しくします。
失敗しない相見積もりの依頼文には共通点があります。
それは、検討段階であることを明示することです。相見積もりである事実を隠す必要はありませんが、価格競争を目的としていないこと、条件整理が目的であることを伝える方が、健全な提案を得やすくなります。
依頼文は交渉の道具ではなく、前提共有のための文書です。結論を急がず、判断材料を集める姿勢を示すことが重要です。
相見積もりを「一番安いところを選ぶ手段」と捉えると、判断は歪みやすくなります。
本来の役割は、条件や考え方の違いを可視化し、選択肢を整理することです。金額差が出た場合も、正解・不正解ではなく、「なぜ差が出たのか」を確認する視点が欠かせません。
この視点を持つことで、相見積もりは意思決定を助ける材料になります。
こうした進め方は、個別のやり取りでも実現できますが、前提条件を共有しやすい仕組みがあるとスムーズです。
たとえば Mitsuri のように、依頼内容を整理して公開し、対応可能な工場から提案を受ける仕組みでは、条件のズレが起こりにくくなります。
重要なのはサービス名ではなく、比較の前提を揃えた状態で提案が集まる設計かどうかです。

相見積もりで失敗しないためには、価格を見る前に前提条件を揃えることが欠かせません。
比較は選別ではなく整理のために行う。その考え方を持つことで、相見積もりは有効な判断材料になります。

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