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金属加工の板金塗装の見積りについて解説!塗装の種類ごとについてもご紹介!

見積 | 2021年04月22日

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板金塗装をするなら専門のメーカーへ依頼することをおすすめします。専用の塗料を使用することで、製品の見た目だけでなく、耐久性や耐熱性などの効果を得ることができるからです。

しかし、いざ板金塗装の見積りを依頼するとなっても、塗装にどのような種類があって、見積り金額がどのように変わるのかわからないでしょう。また、塗装ができる工場を探すのも、時間がかかり大変です。

そこで今回は、板金塗装について、その種類や塗装の選び方を解説していきます。板金塗装について悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

板金塗装とは

金属の板や製品に指定の色や特殊な塗料を塗ることを板金塗装といいます。板金塗装と聞くと自動車板金のことを想像するのが一般的でなはいでしょうか。

しかし、工場などの製品で使う金属板などへの塗装も、板金塗装に含まれることを理解しておきましょう。

色を塗ったりする塗装は自宅などでも可能でしょう。ただ、特殊な樹脂や有機溶剤を含むような塗料を使った特殊な塗装は、専門の工場で行う方が早く綺麗に仕上がります。


板金塗装の種類

実は、ひとことで板金塗装といっても、塗装の種類は複数あり、それぞれで使用用途が異なります。塗装の種類によって費用や効果が変わるので、板金塗装の依頼をする時は事前に調べておきましょう。

ここでは、塗装の種類について詳しく解説していきます。どのような塗装にするか悩んでいる人はぜひチェックしてください。


粉体塗装

粉体塗装は、まず樹脂や顔料などを細かく粉砕し粉状にしたものを、静電気を使って金属に付着させます。その後、高温で焼付乾燥を行なって塗装を完了さます。

特徴は、有機溶剤を使用しないので体や環境に非常に優しく、安全性が高い点です。また、粉体塗装は塗膜を最大150μまで厚くすることができ、塗布面に生じる小さな穴も少ないため、製品に空気が触れにくくなります。そのため、サビに強い塗装方法です。

粉体塗装だけでも複数の種類があり、種類によって使用用途が異なりますが、主に家電や自動車のボディ部分などに使用されています。

ただ、粉体塗装は、粉体の密着性を高めるために、下処理が入念に行われます。さらに粉体を静電気で付着させてから乾燥焼付を行うので、多くの作業工程を要します。そのため、短納期の依頼などには対応できないので注意しておきましょう。


エポキシ塗装

エポキシ塗装とは、エポキシ樹脂というプラスチックの素材にもなる原料を含んだ塗料を使用する塗装方法です。エポキシ塗装の特徴として、水分を通しにくく、酸素を通しにくい性質があるため、高い耐食性を持ちます。耐水性や絶縁性もあるため、パソコンやプリンターの金属部分に多用されます。

ただ、コスト面が少し高額になる塗装方法であるため、依頼する場合には注意が必要です。さらに、エポキシ樹脂は紫外線に弱く、日に当たりすぎると白く劣化しやすいデメリットがあります。そのため、塗装した部分に紫外線が当たるような場所で使用する製品にはあまり向いていません。


参考記事

エポキシ塗装について、さらに詳しい内容を知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。

エポキシ塗装について表面処理の専門家が解説!製品事例についても紹介しています!


アクリル樹脂焼付塗装

アクリル樹脂焼付塗装とは、アクリル樹脂塗料に熱を加えながら金属に塗っていく塗装方法です。特徴として、焼付塗装後の金属表面に光沢が出やすく、素材に高級感を持たせられる点が挙げられます。

また、耐熱性が高いため、屋外で使用する製品でも塗装が経年劣化しづらいです。硬度が高く傷もつきにくいので、アクリル樹脂焼付塗装は、金属製の工業製品や日用品などに多用されます。

アクリル樹脂焼付塗装のデメリットは、塗り替えのサイクルが早い点です。耐用年数が4〜7年ほどと短いので、頻繁に塗り替える必要があります。


参考記事

アクリル樹脂焼付塗装のメリットやデメリットについて、理解を深めたい人は、下記の記事を参考にして下さい。

アクリル樹脂焼付塗装のメリット・デメリットについて専門家が解説!


溶剤塗装

溶剤塗装では、有機溶剤に樹脂や塗料を溶かし入れて、専用のスプレーやハケ、ペイントローラーで金属の板に液状の溶剤を塗布していきます。アクリル樹脂焼付塗装やエポキシ塗装なども、溶剤塗装の分類になります。

特徴として、昔から使われている塗装方法なので信頼性が高く、比較的コストもかかりません。また、広範囲の塗装も得意としており、カラーバリエーションが豊富なのも、溶剤塗装のメリットです。

ただ、溶剤塗装は主にスプレーを使用して塗布していくため、職人の腕に左右されやすいデメリットがあります。そのため、経験がある職人がいる工場を選びましょう。

自動車部品や電化製品など、さまざまな分野で溶剤塗装は使われています。


参考記事

溶剤塗装の特徴やメリットなどについて、さらに詳しく知りたい人は、下記の記事をチェックしてください。

溶剤塗装とは?特徴や粉体塗装との違いについて専門家が解説!


フッ素樹脂塗装

フッ素樹脂と呼ばれる物質を金属の板などに塗布する加工がフッ素樹脂塗装です。代表的な例を上げると、フライパンに使用されるテフロン加工もフッ素樹脂塗装のひとつです。

特徴として、非粘着性や低摩擦性性に優れており、水を弾きやすいので、汚れが取りやすい点が挙げられます。また、紫外線に強いため耐候性が高く、屋外で使用する製品の塗装にもよく使用されています。

ただし、フッ素塗料は1㎡あたり4,000~4,500円と、塗料価格が高いデメリットがあります。そのため、大型製品の塗装などをする場合には、見積りが高くなる可能性があるので、依頼する工場に確認しておきましょう。


参考記事

フッ素樹脂塗装のメリットや塗装耐用年数などについて詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。

フッ素樹脂塗装について専門家が解説!メリット・デメリットや耐用年数、色についてご紹介!


板金の塗装の種類の選び方

前項でご紹介したように、板金塗装の種類はさまざまあります。そのため、どの種類の塗装を行えばいいのか悩む方は多いでしょう。板金塗装の種類を選ぶ際には、耐用年数と料金をしっかりと確認しておきましょう。

耐用年数と料金が塗装の種類によってどれぐらい変わるのか表にまとめましたので、参考にしてください。


●耐用年数

耐用年数とは、簡単にいうと塗った塗料の寿命のようなものです。耐用年数を超えてくると、塗料が剥がれてきたり、水を弾く力が弱くなったりと、塗料がもつ効果が発揮できなくなります。

耐用年数を事前に把握しておき、最終的なランニングコストで塗装の種類を選びましょう。

※耐用年数は、使用する溶剤、塗料のグレードや重ね塗りを何回したかによっても異なるので、あくまでも目安として考えてください。


●料金

塗装の料金は、使用する塗料や範囲によって異なります。

※あくまで目安です。こちらも使用する溶剤、グレードや製品形状、膜圧、メーカーによって変動します。


板金塗装見積りを決める要素

板金塗装の見積りを決める際には、下記の3つの要素が押さえておきたい重要なポイントです。

見積りを決める際のポイント

  • ・形状

  • ・塗装の種類

  • ・下処理

では、上記3つの項目が見積りにどのように影響するのか解説していきましょう。


形状

塗装する金属製品の形状や塗装範囲によって、見積り金額は変わってきます。たとえば、小型の金属部品であっても、自動塗装が難しい形状の場合は、人間を使って塗装を行う必要があるので、見積りが高くなる場合が多いです。

また、塗装範囲が広くなることで使用する塗料も増えるため、その分見積り金額は高額になってしまうでしょう。


塗装種類

2つ目の要素として、塗装の種類も見積りに影響します。エポキシ塗装や、フッ素樹脂塗装など、塗料代金が高い塗装は、見積りが高くなってしまいます。塗装は製品の仕様に合わせた価格・耐久性を吟味して選ぶことが非常に大切です。


下処理

下処理も含めて工場に依頼するかどうかで、見積りの金額は異なってくるでしょう。塗装前の下処理をしておかないと、塗装が剥がれやすくなったり、塗装にムラができたりします。

たとえば、自社で板金と組み立てまでをして塗装だけを外注するとします。その場合、製品の汚れを落とす作業や研磨作業などの下処理も含めて依頼すると、受注側の作業工程が増えるので見積り金額が高くなってしまうでしょう。

ただ、下処理は塗装の仕上がりを左右する非常に重要な工程です。そのため、下処理から塗装までを社内で一貫して行う業者も多いでしょう。

そのため、下処理を発注前に行なっていいか判断するために、事前に工場へ相談しておきましょう。


板金塗装の見積り依頼ならMitsuri

今回は、板金塗装の種類や選び方について解説していきました。

板金塗装といっても種類はさまざまで、塗装の種類によって得られる効果や使用用途が異なります。もちろん、フッ素樹脂塗装などの高額な塗装方法を選べば見積り金額は高くなるので、事前にしっかりと確認しておきましょう。

ただ、塗装の種類や選び方がわかっても、どのような専門工場へ依頼すればいいのかわからない人は多いでしょう。そこでおすすめなのが、Mitsuriのサービスです。

Mitsuriは、日本全国250社以上のメーカー様とお付き合いがあります。板金塗装をどこのメーカーへ依頼するか迷っている方は、完全無料で複数社から同時に見積りが取れるMitsuriに、ぜひご相談ください!

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この記事を書いた人
Mitsuri編集部
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