島尻 亮汰
Mitsuri PdM
製造業向け商取引プラットフォーム「Mitsuri」のプロダクトマネージャーとして、プロダクトの開発からマーケティングの戦略立案・実行に至るまでを包括的にマネジメント行なっている。著書「SaaSで考えるPLG戦略」
「初めて図面を使って発注してみようと思うけど、何を書けばいいのか分からない」
そんな不安を抱えている方は少なくありません。
製造業における見積もり依頼では、「どんな情報を伝えるか」が品質や納期、コストに大きく影響します。
この記事では、初めて図面発注をする方に向けて、製造業の現場で歓迎される依頼の書き方をわかりやすく解説します。
発注者としては「図面を送れば分かるはず」と思ってしまいがちですが、実はそれだけでは不十分なケースが多くあります。
サプライヤー(製造工場)は、図面に加えて「使用目的」「材質の希望」「希望納期」「数量」などの情報があることで、より正確かつ迅速に見積もりや対応の可否を判断できます。
つまり、依頼内容が明確であればあるほど、
・スムーズに見積もりが届く
・コストや納期の調整がしやすくなる
・トラブルの防止につながる
といったメリットがあるのです。
では、実際にどんな情報を伝えるべきなのでしょうか?以下の5点は、どんな依頼でも押さえておきたい基本項目です。
製造業での見積もり依頼において、図面はもっとも重要な情報のひとつです。寸法や形状が明確に伝われば、工場側も加工内容を正確に把握し、スムーズに見積もりを出すことができます。
たとえば、製造業の受発注プラットフォーム「Mitsuri」では、見積もり依頼の際に図面の添付が必須です。
とはいえ、「本格的なCAD図面がなければ依頼できない」と構える必要はありません。寸法や仕様がわかるスケッチや手書きの図面でも問題なく対応可能です。
大切なのは、工場側が「何をどう作るのか」を理解できること。形式にこだわるよりも、情報がきちんと伝わることを意識しましょう。
また、Mitsutiのマーケットでは、図面作成を請け負ってくれる工場もありますので、そういった工場に頼るのもいいでしょう。
材質の指定がある場合は、できるだけ正確に記載しましょう。
例:「SS400(黒皮)」「A5052(アルミ)」「SUS304(ヘアライン仕上げ)」など。
「詳しくない」という方も、「軽い金属」「サビに強いもの」などの希望を記載することで、工場から最適な提案を受けられることがあります。
「試作1個」か「100個ロット」かで、対応可能な工場は大きく変わります。
見積もり時には、希望数量や検討中のロット数を具体的に伝えるとスムーズです。
納期は価格と並んで重要な判断材料です。
「いつまでに欲しいか」「どの程度急ぎか」を明記しましょう。
例:
図面や仕様だけでは伝わらないニュアンスも、「用途」を伝えることで補えます。
例:
背景がわかると、工場も「どう作るべきか」をイメージしやすくなり、適切な対応が可能になります。
Mitsuriでは、上記のような内容を入力しやすいフォーム形式で整理しています。
図面の添付は必須ですが、スケッチや手書きの写真でも対応可能なので、「製図ができないから無理かも…」と諦める必要はありません。
材質:SUS304、板厚2mm
加工:レーザー+曲げ加工
数量:10個
納期:◯月◯日
図面:PDFやjpg、png添付(手書きスケッチの写真)
備考:展示会用の試作品として使用予定。エッジの仕上がりを重視したいです。
ものづくりにおいて、発注者と製造者は「協働パートナー」です。
伝えるべき情報を丁寧に記載することで、工場側の対応も正確かつスピーディになります。
初めての図面発注でも、ポイントさえ押さえれば大丈夫。
Mitsuriなら、製造のプロがあなたのアイデアをかたちにするお手伝いをします。
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