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カウンターシンクとは?種類ごとの特徴や面取りカッターとの違い

切削工具 | 2021年10月18日

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今回はカウンターシンクの種類ごとの特徴や面取りカッターとの違いについて解説します。

カウンターシンクは、主に穴加工のあとに面取りやバリ取りを行うための刃物のことを指します。比較的安価で入手できるので、穴の面取りをする際に頻繁に使われています。

カウンターシンクとは

引用元:大洋ツール株式会社 超硬3枚刃カウンターシンク

カウンターシンクとは、面取りやバリ取りをするための刃物のことを指します。面取りは加工物の角でケガをしたり、ものが破損するのを防ぐ目的で行います。

カウンターシンクはキノコのような形状が特徴的で、ツイストドリルなどで穴加工をした後のエッジのカエリやバリを取り除いたり、面取りをしたりする目的でカウンターシンクを用います。

カウンターシンクの材質は、超硬のものもありますが、主にハイスが採用されています。コストが比較的安く済むので、ちょっとした面取りをするのにカウンターシンクが使われています。製品によってはハイスにチタンコーティングなどを施しており、耐摩耗性を向上しています。

面取りできる刃物にはリーディングドリルもありますが、リーディングドリルは面取りに限らず、穴加工の際の位置決めに使用する刃物で、カウンターシンクとは異なる性質を持ちます。

参考:リーディングドリルとは?用途、種類、切削条件

カウンターシンクの種類と特徴

カウンターシンクは製品によって、先端角の角度が60°・90°・120°などと異なります。

基本的な皿モミ加工やバリ取り、面取りを行うのであれば、先端角90°のものが最適です。より大きな角度で面取りをしたい場合に先端角120°のものを用いるなど、目的によって使い分けます。

製品によっては刃の分割数が不等分割されたものもあります。このタイプは切削抵抗を軽減し、ビビリが少ないことから、面取り精度の向上が期待できます。

次にカウンターシンクの種類とそれぞれの特徴について見てみましょう。

ロングシャンクタイプ

引用元:株式会社ライノス 製品詳細 【HSSカウンターシンク】3枚刃 ロングシャンク 90°《No.19092》

ロングシャンクタイプは、シャンクが長いカウンターシンクです。

シャンクが長いことで、深さのあるワークに対しても加工がしやすいほか、工具とワークが干渉しにくい特徴があります。

TiNコーティングタイプ

引用元:株式会社丸藤

TiNコーティングタイプは、チタンコーティングを施したカウンターシンクです。TiNコーティングはドリルやカッターなどの切削工具に多く採用されており、安定した膜質と耐摩耗性が得られます。

TiNコーティングされた切削工具は、外観が黄金色になっているのが特徴です。

Vコーティングタイプ

引用元:MiSUMi-VONA V-UCS 穴面取り カウンタ-シンク Vコーティング

Vコーティングタイプは、TiN層にTiCN層(炭窒化チタン)を被膜させた複層構造のカウンターシンクです。TiNコーティングに比べてコストが高いものの、より高い硬度が得られるため、工具の長寿命化が期待できます。

VコーティングタイプはTiNコーティングの黄金色と違い、外観が茶色やグレー色になっています。

穴あきタイプ

引用元:株式会社ライノス 製品詳細 【HSSカウンターシンク】穴あきカウンターシンク 60°《No.21811》

穴あきタイプは、刃部に貫通穴が開いているカウンターシンクです。

穴の部分が刃になっていて、切削したときに切粉が排出しやすいほか、非鉄金属や軟質材料に対してキレイに面取りができるのも特徴です。また、貫通穴はオイルホールの役割を担い、加工の際にオイルを刃先へ供給しやすく、仕上がり面を高精度で加工できる製品もあります。

面取りカッターとの違い

カウンターシンクと面取りカッターは、どちらもバリ取りや面取り加工をするための刃物のことを指しており、ほとんど違いはありません。

傾向として、カウンターシンクは皿モミ加工を目的とした工具、面取りカッターは皿モミに限らずパイプ端部などのさまざまな面取り加工の工具の総称を指すことが多いです。

参考:【面取りカッター】種類、材質、サイズ、角度

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この記事を書いた人
株式会社Catallaxy

株式会社Catallaxyは "未来の製造業をつくる" をミッションに掲げ、製造業における従来のサプライチェーン/バリューチェーンの刷新を目指しています。記事内容に関するお問い合わせはこちらへ。

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