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クランプとは?種類と特徴を解説

工具 | 2021年11月29日

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今回はクランプの種類とそれぞれの特徴について解説します。

クランプは作業工具の一種で、接着剤の使用時に部材を手の代わりに押さえつけたり、加工時に部材が動かないようにするためのものです。

一口にクランプといっても種類が豊富にあり、用途によって使用するものが異なります。ここではクランプにどのような種類があるのかを見てみましょう。

クランプとは

クランプとは、対象物を挟んで任意の状態に固定するための工具のことを指します。

クランプは工場作業・機械工作・木工作業・DIYなどで行う、切断・研磨・穴あけ・組立・材料の接着などといったシーンで使われています。

しっかりと固定した状態で作業を行う際は、1箇所だけ固定していると、対象物がズレたり、クランプが緩んだりしてしまうため、複数個のクランプで固定して作業を行います。

クランプは強い力で固定するため、対象物が柔らかい材料の場合、キズや凹みができてしまいます。キズや凹みを避けたい場合は、クランプの口金が樹脂のものを使用する、当て木などを用意して保護するといいでしょう。


クランプの種類と特徴

C型クランプ

引用元:Amazon CAMVATE C形クランプ サポート 卓マウント ネジ穴12点×1/4&3/8 RED適用

C型クランプは、アルファベットのCのような形をしたクランプです。別名「シャコ万力」・「G型クランプ」・「B型クランプ」とも呼ばれています。

C型クランプは、金属のくわえ部分とねじにより、強力に締め付けられるのが特徴です。ただし口幅の調整は、ねじの回転にて行うため、調整に時間がかかります。

対象物が大きいものだと、クランプ本体のサイズも大きくなるので、最小限のスペースに抑えたい場合は適切なサイズを選ぶ必要があります。

F型クランプ

引用元:エスコ オンラインショップ  300mm F型クランプ

F型クランプは別名「L型クランプ」とも呼ばれるもので、アルファベットのFのような形をしたクランプです。くわえ部分をスライドさせ、ハンドルのねじを締め込むことで対象物を固定します。

締め付け力はC型クランプに比べて乏しいものの、対象物の厚みに口幅を合わせやすいことから作業性に優れています。

クイックバークランプ

引用元:エスコ 0-450mm/ 92mm クイックバークランプ

クイックバークランプは、バーの口幅をスライドさせての調節が可能で、ハンドルを握ることで口が閉じて対象物を固定できます。製品によっては、口の部分を取り外して反対に取り付けることで、挟むのではなく押し広げるようにして固定できるものもあります。

クイックバークランプは、ハンドルの操作だけで締め付けが可能なため、片手で作業できる手軽さが魅力です。もう片方の手は空いた状態になるので、作業性に優れており、初心者の方でも扱いやすいタイプです。

スプリングクランプ

引用元:AXEL 61-2431-42 スプリングクランプXV型 開き100mm XV5-100

スプリングクランプは、別名「バネクランプ」とも呼ばれるもので、サイズの大きな洗濯バサミのような形状のクランプです。他の種類に比べて開く口幅が狭く、薄いもの同士を固定するのに適しています。また、対象物をキズ付けにくく、手軽に固定できるのが魅力です。

ただし固定力は乏しいため、大きな負荷がかかる作業だと、固定したものがズレてしまう場合があります。

コーナークランプ

引用元:オフの店Web Shop 90° コーナークランプ

コーナークランプは、対象物の角を垂直に固定するクランプです。コーナークランプの上に固定するものを置いて、ねじを締め付けて固定します。額縁などのような直角なものの組立を行うのに適したタイプです。

ベルトクランプ

引用元:オフの店Web Shop フレームベルトクランプ

ベルトクランプは、繊維のベルトにコーナーのパーツを搭載したクランプで、4つのコーナーを同時に外側から締め付けられます。4つのコーナーパーツに四角に組んだ材料を当てて、ベルトの長さを調節して固定します。ベルトの長さ分だけ調節ができるので、さまざまなサイズのものを固定できます。

三方締めクランプ

引用元:amazon WORKPRO 三方締めクランプ W032053AJ DIY用品・大工道具

三方締めクランプは、上下と横方向1箇所の計三方向からの締め付けを行うクランプです。上図のように、ベースとなる材料を上下から挟み、もうひとつの材料を横方向から押さえることで固定します。2枚の板を挟む際に、横方向からのねじで端を揃えることもできます。

三方締めクランプは使える用途が幅広く、しっかりと固定できる点が魅力です。

ハタガネ

引用元:モノタロウ 角利 真鍮ハタガネ

ハタガネは、金属の角棒に小さなツメとねじを搭載したクランプで、F型クランプと構造が似ています。

用途は、木工作業での接着時の固定や、同じ位置に印を付ける場合などです。

押さえつけるツメが小さく、ひとつの箇所に力が偏らないためにも、基本的に2本1組で使います。額縁のような四方から締め付けを行う場合は、ハタガネを4本使って固定します。

バイス

引用元:株式会社ナベヤ 精密小型ボール盤バイス(ヤンキーバイス)

バイスは、別名「万力」とも呼ばれるもので、口金に対象物を挟み、ハンドルを回すことで固定するタイプです。対象物を強く締め付けて固定できるので、負荷のかかる金属加工の切削や研磨などに多く使われています。

参考:バイス(万力)種類・材質・用途

パイプクランプ

引用元:コメリドットコム K+ BUILD コメリ 46.6パイ 直交クランプ

パイプクランプは、主に単管パイプ(直径48.6mmの鋼管)と支柱を繋ぎとめるためのクランプです。主に建築現場の足場や棚、小屋の設置にて採用されています。

パイプクランプは、主に「直交クランプ」と「自在クランプ」があります。直交クランプは、直交する単管パイプの固定に使うもので、2つの金具の向きが固定されたタイプです。自在クランプは、2つの金具の向きが自在に動くタイプで、交差する2本の単管パイプを任意の角度で固定できます。

参考:【パイプ固定金具】種類と用途をカテゴリー別に紹介

トグルクランプ

引用元:Imao 横型トグルクランプ

トグルクランプは、てこの原理とトグル機構を利用したクランプで、予め固定された部材にトグルクランプを固定しておき、ハンドルを操作することで対象物を押さえつけて固定するタイプです。

トグルクランプは、押さえの方向に対してハンドル方向が縦や横のものがあり、用途に応じて使い分けます。また、締結力や取付ベースもモデルによってさまざまなタイプがあります。

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この記事を書いた人
株式会社Catallaxy

株式会社Catallaxyは "未来の製造業をつくる" をミッションに掲げ、製造業における従来のサプライチェーン/バリューチェーンの刷新を目指しています。記事内容に関するお問い合わせはこちらへ。

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