カテゴリ

Mitsuriでどんな取引が行われている?
新しい機能を使ってどう新規取引につなげる
‍そんな疑問に毎月メールでお届けします

 
YouTube

SUS304とSUS304Lの違いと使い分け

SUS304は、ステンレス鋼の代表的な材料で、市場に多く出回っており、私たちの日常でもよく目にします。耐食性・耐熱性・強度などに優れているのが特徴のため、日常生活に限らず、幅広い業界で採用されています。

一方、SUS304LはLグレードと呼ばれるステンレス鋼で、SUS304よりも炭素の成分を減らすことで鋭敏化の発生を抑え、耐粒界腐食性を向上した材料です。鋭敏化とは、ステンレス鋼が550~900℃程度加熱された際に炭素とクロムが結合し、耐食性を低下させてしまう現象のことを指します。

SUS304Lは、鋭敏化を避けられるメリットがありますが、ステンレス鋼の選定において、一概にSUS304Lを選べばいいという訳ではありません。本記事では、SUS304とSUS304Lの価格と強度の違いを見てみましょう。

参考:SUS304とSUS430の意味とは? 使い分けや特徴も分かりやすく解説!

参考:SUS304L(ステンレス鋼)成分、比重、切削性、機械的性質

SUS304とSUS304Lの価格差

以下は、金属材料を取り扱う通販サイト【E-metals】のSUS304とSUS304Lの丸棒の価格を一部表にしたものです。

<SUS304およびSUS304Lの丸棒(酸洗)の参考価格表>

材料のサイズ 直径×長さ(mm) SUS304の価格 SUS304Lの価格
φ13×500 694円 744円
φ13×1000 1,188円 1,288円
φ13×1500 1,682円 1,832円
φ13×2000 2,177円 2,376円

参照元:E-Metals(上表は2021年1月時点での価格)

SUS304Lは、SUS304と比べて数%~1割程度、価格の高い材料であることがわかります。上表の【丸棒(酸洗)】の製品に限らず、一般的にSUS304Lのほうが高価な材料です。

また、SUS304Lは、SUS304よりも流通量が少ないため、納期に時間を要する場合もあります。

これらのことから、コストや使用条件などを考慮して、SUS304とSUS304Lを使い分けなければなりません。

例えば、溶接加工を必要とする部材や酸化性のある環境などは、鋭敏化の恐れがあるので、SUS304Lを採用する。逆に鋭敏化の心配がない部材や環境においては、コスト削減のためにSUS304を採用するなど、使用環境によって適切な材料を選ぶようにしましょう。

SUS304とSUS304Lの強度

<SUSの固溶化熱処理状態の機械的性質>

種類の記号 耐力 Mpa (N/mm2) 引張強さ Mpa (N/mm2) 硬さ
HBW HRBS又はHRBW HV
SUS304 205 520 187以下 90以下 200以下
SUS304L 175 480 187以下 90以下 200以下

引用元:JIS G 4303:2012

上表は、【ステンレス鋼棒 JIS G 4303】から抜粋したものです。SUS304とSUS304Lの機械的性質の数値を見てみると、硬さは同じ値になりますが、耐力・引張強さにおいては、SUS304のほうがわずかに高い値を示しています。

 

「SUS304Lを使用した金属部品の調達に困っている」

「SUS304Lの加工が自社でできなくて困っている」

そのような方に向けてMitsuriでは、見積から発注までWEB上で行えるサービスを提供しております。お手持ちの図面を登録すると、加工可能な工場から見積が届きます。
ステンレス部品の調達でお困りの方は下のボタンから図面をご登録ください。

最後までお読みいただきありがとうございます。
\ 記事のシェアはこちら /
NEW!!
PICK UP!!

溶接記号一覧 読み方、書き方をわかりやすく解説

PICK UP!!

フランジとは?種類・形状・規格・材質など詳しく解説

Mitsuriでどんな取引が行われている?
新しい機能を使ってどう新規取引につなげる
‍そんな疑問に毎月メールでお届けします

 
PICK UP!!

溶接記号一覧 読み方、書き方をわかりやすく解説

PICK UP!!

フランジとは?種類・形状・規格・材質など詳しく解説