ヒートシンクは、機器の冷却を目的とした部品で、パソコンや冷蔵庫、エアコンなど、私たちの身近なところで幅広く利用されています。ヒートシンクの製作を依頼するにあたり、「どういった基準でメーカーを選べばいいのか」、また「どの工場でヒートシンクを製作しているのか分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事は、そんなお悩みをお持ちの方必見!今回は、ヒートシンクの製作を得意としているイチオシの加工メーカーを全国から2社、ご紹介します。他にも、ヒートシンクの製作依頼の流れや、製作方法についても詳しく解説します。これからヒートシンク製作の依頼を検討されている方は、ぜひ一読ください。
ヒートシンクは、発熱する機器に取り付け、熱の放散によって機器を冷却することを目的とした部品で、放熱基板とも呼ばれています。ヒートシンクには、熱伝導性の高いアルミや銅などが材料として用いられます。
ヒートシンクは、一般に、下図のように、発熱体に取り付けるベース板と、ベース板からの熱を放熱させるフィンで構成されています。フィンは、板や棒の生えた剣山状のものや蛇腹状のものなどがあり、ヒートシンクの表面積を広くすることで、より放熱性を高める役割があります。
ヒートシンクを用いて冷却する方法としては、発生する熱によって生じた空気の対流を利用した自然冷却と、ファンなどを用いて空気を強制的に対流させたり、水などの冷却媒体を用いて、より冷却効果を高めた強制冷却の2つが挙げられます。
引用元:山崎金属産業株式会社
ヒートシンクは、パソコンや冷蔵庫、エアコンなどの冷却器、パワートランジスタ用基板、LED用基板など幅広い分野で利用されており、私たちの生活の中で欠かせない部品の一つとなっています。
Mitsuriでは、さまざまな用途で利用されるヒートシンクの製作を依頼できる、多数のメーカーと提携しています。ぜひお気軽にお問い合わせください。
次に、ヒートシンクの製作をメーカーに依頼する際の流れについてご紹介いたします。
まずは、見積りの依頼が必要となりますが、製作するヒートシンクの図面がある場合は、図面を提示することで、より詳細な見積りを行うことができます。また、図面がない場合には、使用条件(用途)や、ヒートシンクの冷却性能を決める条件となる熱負荷と熱源のサイズのほか、ヒートシンクのサイズ、ベース部分の厚さ、フィンの厚さ・高さ・ピッチ・枚数、表面処理や追加工の有無などの情報が必要となるので、あらかじめ準備しておくことをおすすめします。
見積りの結果は、依頼内容にもよりますが、通常1~5日程度で回答が得られます。
予算や納期、輸送方法などが希望の内容となっているかしっかり確認を行った上で、条件に合っていれば発注を行います。発注が確定したら、その後は進捗などを確認しながら納品を待つことになります。納品された製品の品質を確認し、問題がなければ納品完了となります。
Mitsuriでは、ヒートシンクの製作を依頼できる、多数のメーカーと提携しています。ぜひお気軽にお問い合わせください。
ヒートシンクは、様々な工法で製作することが可能です。その中でも代表的な製作方法について、ご紹介していきます。
押し出し成形は、加熱したビレット状の材料を金型に通して押し出すことで成形する方法で、最も一般的に用いられているヒートシンクの製造方法となっています。
製品設計に合わせて金型を作成する必要がありますが、1工程で成形が可能であるため、リードタイムも短く、製造コストも安いのが特徴です。そのため、押し出し成形は、大量生産に向いている製造方法となっています。
参考記事
こちらの記事では、押し出し加工について、その仕組みや特徴など、詳しく解説しています。押し出し加工についてさらに詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください。
⇒【押し出し加工】とは?仕組みや特徴、種類、製品例について徹底解説!
スカイブ加工とは、下図のように材料を薄く削ぎ立てることでヒートシンクを製作する方法を指します。
引用元:astamuse
押し出し成形とは異なり、金型の製作は不要で、少量生産向きの製造方法となっています。また、スカイブ加工では薄いフィンの製作が可能で、より表面積の大きなヒートシンクの製作に向いている工法です。
冷間鍛造は、加熱していない材料を常温で金型を用いて圧力をかけることで成形する方法を指します。押し出し成形同様、金型の作成が必要で、スピーディーに加工を行えることから、大量生産に向いている工法となっています。
参考記事
こちらの記事では、鍛造加工について、加工方法や種類など、詳しく解説しています。鍛造加工についてさらに詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください。
⇒【鍛造加工とは?】加工方法や種類、歴史について1から解説します!
スタックヒートシンクでは、シート状の金属から打ち抜いてフィンを作成し、それらを積み重ねた形状のまま固定し、ベース部に結合することでヒートシンクを製作します。そのため、フィンとベース部に異なる材料を用いるなど、より複雑な設計にも対応できる工法となっています。
以下、ヒートシンクの製作を得意としているMitsuriイチオシの加工メーカーを2社ご紹介していきます。
引用元:サンケイ金属工業株式会社
本社:東京都葛飾区青戸4-12-5
TEL:03-3602-6303
FAX:03-3602-6596
設立:1969年10月
加工:切断、穴あけ、タップ、プレス、アルマイト仕上げ、バレル研磨、曲げ など
素材:アルミ、真鍮、銅、ステンレス、チタン、鉄 など
HP:http://sankei-kinzoku.co.jp/
サンケイ金属工業株式会社は、東京都葛飾区に本社を構え、精密部品などの金属加工全般を依頼できるメーカーです。
サンケイ金属工業株式会社では、材料の手配から加工、検査、梱包、納品まで一貫して対応しているので、お客様のニーズに合わせた生産が可能です。
また、少量・小ロット品や単発案件などの依頼も可能で、1個からの加工でも低価格で対応しています。特に、アルミ材の加工を得意としているメーカーですが、真鍮、銅、チタンなどの加工実績もあり、幅広い材質の加工に対応しています。
ただし、短納期をご希望の場合は、可能かどうか、事前に確認することをおすすめします。
サンケイ金属工業株式会社での製品例はこちらです。
アルミ製ヒートシンク
アルミ製電機メーカー部品
アルミ製建材部品
引用元:株式会社新栄製作所
本社:大阪府守口市大日町4-52-12
TEL:06-6900-2820
FAX:06-6900-4037
創業:昭和61年4月
加工:三次元マシニング加工、ギア・旋盤加工、レーザー加工、金属表面処理加工 など
素材:アルミ、ステンレス、鉄、銅、真鍮、マグネシウム など
HP:https://www.sinei-model.com
株式会社新栄製作所は、大阪府守口市に本社を構え、プラスチック・金属・樹脂の加工・試作を行っているメーカーです。
株式会社新栄製作所では、最新鋭の設備を備え、さまざまな製品のモデリング・試作から量産まで、柔軟に幅広く対応しています。また、ステンレス、アルミ、鉄、マグネシウム、銅、真鍮など、幅広い種類の材質の加工に対応しており、これまでの実績を活かして各材質に合った加工方法を選定しています。
また、開発から加工、仕上げ・検査まで一貫した生産を行っているので、お客様のニーズに合わせた対応が可能となっています。
ただし、特急対応については、可能かどうか、事前に確認することをおすすめします。確認の際には、ぜひMitsuriまでご相談下さい。
株式会社新栄製作所での製品例はこちらです。
アルミ製ヒートシンク
ステンレス製灰皿
マグネシウム切削加工品
ヒートシンクの製作方法はさまざまで、ニーズに合わせて製法や材質を選定する必要があり、製作を依頼する際には、信頼できるメーカーを選ぶことをおすすめしています。
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