「鉄の切断加工を依頼したいけど、業者が多すぎて選べない・・・」
「鉄の切断加工や、他の加工方法の種類を知りたい。」
「鉄の切断を自分でやっても、うまくいかなくて困っている」
鉄の切断加工を依頼するにあたり、上記のようなお悩みをお持ちではありませんか?
金属の中でも加工しやすい素材というイメージのある鉄の切断加工は、個人で行うことも比較的容易だと思われるかもしれません。中には実際に試したことががある方もいるかもしれませんが、個人で加工する場合には気をつけるポイントがあるので、事前に押さえておくとスムーズです。
この記事では、鉄の切断加工に関して、個人で行う際のコツや切断加工の種類、得意とする企業について紹介します。鉄の切断加工の依頼を検討している方や、鉄の切断加工について詳しく知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
個人で鉄の切断加工を行うには、専用の工具を使う必要があり、電動工具ならグラインダーを使うのが一般的です。金属切断用のディスクやノコ刃をモーター駆動の本体に付け、回転する刃を切断したいものに当てることで切断します。
グラインダーは刃が高速で回転するので、手を触れないように注意が必要です。また、切断する部材は高温になるため、やけどにも気をつけましょう。
ちなみに、薄い厚さの板金であれば金切りばさみ、棒状のものは金鋸などでも切断可能です。
ここからは、鉄の切断加工の種類を紹介していきます。切断加工のうち、3つの熱切断法について紹介します。
レーザー切断は、レーザー光線を利用して素材を切断する方法で、専用の加工機を使って行います。代表的な3つの加工機を紹介します。
代表的な加工機
CO₂レーザー加工機は、二酸化炭素をレーザーの媒質として用いて加工を行います。鉄板であれば厚さ0.1〜9mmほどのものに対応可能です。
YAGレーザー加工機は固体レーザーによる切断加工ができる機械で、高出力かつ細いレーザー光を使用します。CO₂レーザーよりも薄い鉄板金も対応可能で、0.05〜0.1mmほどの厚さの切断に使われます。
ファイバーレーザーは加工機、光ファイバーを媒質として採用しています。ごく小さな焦点にレーザーを的確に当てることができるため、鉄をすばやく溶かして切断します。歪みの少ない仕上がりが特徴で、複雑な形状の素材にも使用可能です。
ガス切断は、アセチレン(プロパン)ガスと酸素を使って素材を切断する方法です。予熱ガスとしてアセチレンをもやし、ガスバーナーから炎を噴射して切断したい物質を加熱します。その後、酸素を吹き付けて溶融した部分を吹き飛ばして切断します。
ガスバーナーを搭載しているNC機(数値制御工作機械)は、高い精度で自由な形状に切断ができるため、多くの企業や製作所で採用されています。使用する機械にもよりますが、厚さ4〜3,000mmまで対応可能です。
プラズマ切断は、工作物と電極の間にプラズマアークを発生させて工作物を溶かし、プラズマ気流を使ってスラグを吹き飛ばしながら切断をする方法です。一般的には厚み約60mmまで対応可能で、高出力な機械を使うと、150mm前後の素材も切断可能です。
切断以外にも鉄の加工方法があります。よく使われる加工方法について紹介します。
絞り加工とは、板材から容器状の形状にする方法で、一般的にはパンチとダイスという工具を使って行われます。
この方法は表面につく傷や板金の厚みの局部減少を避けられ、成形品の寸法精度の向上が期待できる点が特徴です。また、少ない生産工数で複雑な形状が製作でき、金型のコストダウンにもつながるなどのメリットもあります。
曲げ加工の種類として代表的な方法は次の3つです。
代表的な曲げ加工の種類
冷間曲げには、ベンダーブレーキと呼ばれるプレスマシンを使うベンダー曲げや、複数のローラーを使って曲げるロール曲げなどがあります。
熱間曲げは、冷間曲げに比べて小さな力で素材を曲げることができるので、板幅の大きなものや板厚があるものにも対応可能です。炎加熱による曲げ加工は、大きな鉄板にも使える加工法で、下記のような加熱方法が用いられています。
加熱方法の種類
溶接は、素材を加熱して溶融したところを結合する方法で、主に次の3つに分類されます。
溶接の種類
鉄はアルミやステンレスに比べて歪みが出にくく、溶接しやすい素材といわれています。とはいっても歪みが完全に出ない訳ではないので、溶接強度の調整や修正方法の工夫が必要です。
切削加工は、単刃工具や多刃工具を使って工作物を削る方法です。主に次の2種類に分けることができます。
切削加工の種類
旋削加工には、穴あけ加工(ドリリング)や先細り形状への加工(テーパー加工)などが含まれます。
参考記事切断加工を含め、鉄の加工については下記記事もご覧ください。⇒【鉄 加工】加工工程全てご紹介!!受け入れ先の見つからない小ロットの案件もOK!!
鉄の切断加工を得意とするメーカーや工場を、3つ厳選して紹介します。
引用元:カヨウ金属株式会社
本社:岐阜県岐阜市東鶉1丁目125-1番地
TEL:058-216-1760
FAX:058-216-1762
設立:平成3年10月
加工:カット・穴あけ加工、曲げ加工、成形加工、溶接、機械加工、鋳物、鋳造、仕上げ・研磨、塗装、メッキ など
素材:ステンレス、アルミ、伸銅 など
HP:https://www.kayou-group.com/processing
カヨウ金属株式会社は、岐阜県岐阜市を拠点とし、板金など金属や樹脂の設計から加工・製造、組み立てまでを一貫して受注しています。
製品の材料調達から設計、加工、調整、組み立てまでを自社で行っています。高品質製品のスピード納品ができる点が強みで、最短1〜2日で対応が可能です。全国の製作所やメーカーにネットワークを持っており、建築部品から半導体、自動車や航空機など幅広い業界に製品を納品しています。
量産品の受注については納品までに時間を要することがあるので、事前に相談してみましょう。
カヨウ金属株式会社の製品例は次のとおりです。
アルコール消毒用足踏みスタンド
SUS304 ♯400
引用元:東鋼菅工業株式会社
本社:東京都練馬区土支田3丁目37番4号
TEL:053-441-8421
FAX:053-441-8424
設立:昭和36年9月14日
加工:切断面取加工、切削加工、拡管加工、絞り加工、スウェージング加工、曲げ加工、プレス加工、溶接、ろう付加工、表面処理 など
素材:ステンレス、鉄、アルミ、炭素鋼 など
東鋼菅工業株式会社は、都内練馬区に本社を構え、機械構造用鋼管やステンレス鋼管、表面処理鋼管などの加工を受注している企業です。
東京、大阪、名古屋に3事業所を設置、全国に自社トラックと運送業者とのネットワークを構築しており、国内のあらゆる場所へ納品ができます。自動車部品を中心に、オートバイや農業用機械の部品など、精度の高い加工品を製造しています。
早期納品に対応できるかどうかは、事前確認が必要です。
東鋼菅工業株式会社の製品例は次のとおりです。
エキゾーストパイプ部品(自動車)
クロスメンバー・サイドビーム(自動車)
フレーム・ドラム(農業用機器)
引用元:株式会社上野鉄工場
本社:静岡県浜松市東区西ヶ崎町747
TEL:053-434-2251
FAX:053-434-3535
設立:1928年
加工:楽器・輸送機器・産業機器 その他金属部品の製造の素材調達から製作・アッセンブリーまでの一貫作業 など
素材:アルミ、ステンレス、鉄 など
HP:http://www.ueno-tekko.co.jp/
株式会社上野鉄工場は、静岡県浜松市に本社があり、楽器や産業機器などの金属部品の加工や製造、組み立てを受注しています。
創業以来80年以上、地元密着型の製作所として、さまざまな業界へ金属部品を納品しています。社内には旋削や溶接など多数の加工機器を設置しており、貫性作業をとおして幅広い分野へ対応可能です。
対応可能な生産数や納期などの詳しい条件については、事前に問い合わせて確認するようにしましょう。
株式会社上野鉄工場の製品例は次のとおりです。
楽器関連部品
産業機器部品
電飾部品
今回は鉄の切断加工について紹介してきました。鉄の切断加工は個人でもできますが、専用の工具を使って怪我に注意して行うようにしましょう。
鉄の切断加工を得意とする企業は、主要都市だけでなく全国的に存在しており受注可能な加工方法や実績がある分はそれぞれ異なります。また、配送地域や納期の柔軟性などもメーカーごとに異なるので、加工依頼したい場合は事前に対応可能かを確認しておくと安心です。
Mitsuriでどんな取引が行われている?
新しい機能を使ってどう新規取引につなげる
そんな疑問に毎月メールでお届けします