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自社工場で始める、自社製品開発のプロセス・アイデアの考え方

この記事を監修した人

染谷 ひとみ

Mitsuri Media管理人

精密板金加工工場のインサイドセールスとして加工と寸法の提案をしてきた経験を経て、製造業の知見と楽しさを提供している。 幼少期からモノの構造を理解するのが好き。JAPAN MENSA会員。

自社製品の販売を検討されたことはありますか?
多くの方が興味を持ちながらも、実現に至らないケースが少なくありません。

本稿では、実現可能な自社製品開発のアプローチについてご説明します。

1.自社の加工を把握する

まずは自社で対応可能な加工方法と加工範囲を大まかに把握しておきましょう。
自社で対応できない工程については、外注の活用も検討しましょう。

2.「あったらいいなというもの」「すでにあるもの」から発想を得る

新商品開発は、「あったらいいなというもの」「すでにあるもの」の2つに分類されます。

2-1.「あったらいいなというもの」について

「あったらいいなというもの」をさらに分類します。

①素材変更による付加価値創造

プラスチックや木材で作られているものを金属で作ることです。

既存製品の素材を金属に置き換えることで、新たな価値を生み出すことができます。

例:

  • 金属の名刺(従来:紙)
  • 金属のサイコロ、麻雀牌(従来:樹脂)

このように、すでに他の材料で作っているものを金属で作る場合は、金属で製作することにより、かっこよさや重厚感を演出します。

②課題解決型の製品開発

既存の不便を解消する製品を開発する方法です。

例:

  • 折り畳み式バーベキューコンロ
  • 割れにくい金属製ミラー(研磨アルミ・ステンレス使用)
  • マグネット対応オフィスパーテーション

このように、「これがあったら便利になる」というものは、金属の特性を活かした商品になります。
金属によって様々な特性がありますので、商品開発の幅も広がります。

2-2.「すでにあるもの」について

PCケース、傘立て、ネームプレート、ハンガーなど、従来から金属製が主流の製品群があります。
これらの市場では、単なるコピー品ではなく、独自の工夫や改良を加えることで差別化を図ることが重要です。

改良のポイント

  • デザインの革新・オリジナリティ
  • 機能の追加
  • 製造コストの低減

3.製品アイディアの具体的な見つけ方

具体的に何を作るか、すぐ浮かぶ方は今まで商品化を定期的に考えてきた人でしょう。
新商品のアイディア創出には、日常的な観察と分析が重要です。
今回はこれから新しくアイディアの発想法をお伝えします。

3-1.日常生活からヒントを得る

日常生活で「すでにあるもの」「あったらいいなというもの」を探してみましょう。

普段の生活をじっくり見渡してみると、身近にヒントがあります。

  • 既存製品の不便な点
  • 「あったらいいな」と感じる製品
  • 日常的な課題やニーズ

このような点から考えてみましょう。

3-2.日常の業務からヒントを得る

職場での経験は貴重なアイディアの源泉となります。

  • 日々の業務で感じる不便さ
  • 過去に実施した改善事例
  • 作業効率を上げるため治具やツール

同様の課題を抱える企業や作業者が多ければ、商品化の可能性が高まります。

3-3.趣味からヒントを得る

趣味の世界には、専門的なニーズが豊富に存在します。
ご自身の趣味や、多くの人で流行っている趣味から連想を得てみましょう。

趣味での活動を便利にするもの、かっこよさやロマンに振り切ったものから焦点を当ててみると思いつきやすいでしょう。

カスタム性のある人気の趣味の一例

  • ゴルフ
  • 釣り
  • バイク
  • DIY
  • プラモデル
  • 料理
  • キャンプ
  • 動画撮影
  • 読書

趣味のジャンルをある程度絞ったら、アプローチ方法を考えてみましょう。

  • 実用性重視の製品開発
  • デザイン性やこだわりを追求した製品開発
  • 流行のトレンドに着目した製品開発

4.コスト検討と価格設定

実際に製作を想定した際のコストを見積してみましょう。
算出された金額が、製品価値と販売価格に見合っているか見てみましょう。

採算性が合わない場合は、このような対応を検討してみましょう。

  • 製品設計の見直し
  • 製造工程の効率化
  • 付加価値をつけプレミアム路線の製品へ移行

新製品の価値と価格のバランスを保ちながら、持続可能なビジネスモデルを構築することが重要です。

自社製品の販売をお考えの方へ

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