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コンクリートプラグ(カールプラグ)の使い方、抜き方、工具、下穴

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金属加工業界最大級のマッチングプラットフォーム「Mitsuri」を手掛ける企業。
「未来の製造業をつくる」をモットーに、製造業DXを推進している。

コンクリートプラグとは、別名「カールプラグ」とも呼ばれている、コンクリート・ブロック・大理石・タイルなどの硬質壁に取り付けるアンカーのことを指します。

母材に穴を開けたあと、コンクリートプラグを取り付けることで、器具を木ねじやタッピングねじで留められるようになります。

コンクリートプラグの主な用途は、配線・配管・ガス水道工事・衛生器具取付工事・ダクト付工事などです。

コンクリートプラグ(カールプラグ)の使い方、施工手順、下穴の開け方

引用元:ハードウェアマート イノウエ カールプラグ〔木ネジ用〕

  1. 振動ドリルを使って母材に下穴を開けます。下穴の径は製品仕様に記載されている数値を参考にしてください。下穴の深さはコンクリートプラグの全長よりも、少し深めに開けます。どこまで穴を開けるか判別できるように、あらかじめドリルにはマーキングしておきます。
  2. ブロワー等を使って穴のなかの切粉を除去します。
  3. コンクリートプラグを下穴に挿入します。
  4. 器具をコンクリートプラグの箇所にセットして、ドライバーを使用し、木ねじやタッピングねじで固定します。ねじを挿入することで、コンクリートプラグ下部の外筒が開いて母材に固定できます。

使用時の注意点

強度を確認する

コンクリートプラグは、製品ごとに引抜強度が異なります。製品仕様に記載されている耐荷重をよく確認して選ぶようにしてください。一般的に安全強度はプラグの引抜強度の1/3を目安にして選定します。

サイズを確認する

コンクリートプラグは、使用時にトラブルが起きないように製品仕様に記載されているサイズをよく確認してから使いましょう。製品仕様は下穴径や取付ねじ径が記載されているので、使用する工具や、ねじのサイズなどを判断できます。

コンクリートプラグ(カールプラグ)の抜き方

基本的に一度挿入したコンクリートプラグは抜くことができません。しかし、樹脂製のプラグであれば、ラジオペンチなどで引っ張り抜くことができる場合があります。

コンクリートプラグ(カールプラグ)の寸法、下穴サイズ、ドリル径一覧

ここでは、代表的なコンクリートプラグ(カールプラグ)の寸法と下穴サイズをご紹介します。

●オノマシン カールプラグ 木ねじ用

使用ビス径×筒長(mm) 下穴径(mm)
3.0~3.1×20 4.4
3.5~3.8×20 4.8
3.5~3.8×25 4.8
4.1~4.5×25 6.4
4.1~4.5×32 6.4
4.8~5.1×25 7.2
4.8~5.1×32 7.2
5.5~5.8×38 8.0
6.2×50 8.7
7.5×38 9.6

●オノマシン カールPCプラグ

外径×長さ(mm) 木ねじ寸法(mm) 下穴径(mm)
5.5×25 2.4~2.9 5.0
6.5×25 3.1~3.8 6.0
6.5×35 3.1~3.8 6.0
7.5×25 4.1~4.8 7.0
7.5×35 4.1~4.8 7.0
7.5×50 4.1~4.8 7.0
8.5×25 5.1~5.8 7.2
8.5×35 5.1~5.8 8.0
8.5×45 5.1~5.8 8.0
10.5×40 6.2 8.0
10.5×50 6.2 10.0

コンクリートプラグ(カールプラグ)施工時に必要な工具

コンクリートプラグ(カールプラグ)施工時に必要な道具は、以下の通りです。

・振動ドリル:下穴開けに使用

・ブロワー:穿孔後の切粉除去に使用

・ハンマー:コンクリートプラグ挿入時に使用

・ドライバー:木ねじやタッピングねじの締付けに使用

コンクリートプラグ(カールプラグ)とアンカーの違い(石膏ボードに使用するのは?)

コンクリートプラグ(カールプラグ)は、金属系アンカーと同様に本体下部が拡張することで母材に固定できる仕組みです。コンクリートプラグとアンカーの違いは、コンクリートプラグは木ねじ、もしくはタッピングねじで固定するのに対して、アンカーは寸切りボルト・六角ボルト・差し筋アンカーなどといった、サイズが大きいボルトが使用できる、または仕様によりさまざまなボルトを選定できる点です。

コンクリートプラグに関しては、強度の関係上、主に軽量物の取り付けに使用します。重量物を取り付ける際は、サイズの大きいボルトで固定できる金属系アンカーや接着系アンカーを使用します。

コンクリートプラグやアンカーは、コンクリートのような硬質壁に使用しますが、石膏ボードにアンカーを設けたい場合は、ボードアンカーを使用します。

参考:アンカーボルトの使い方、施工方法、下穴径・ドリル径一覧

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