カテゴリ

Mitsuriでの受発注の最新の傾向や統計、サービス最新情報を毎月メールにてお届けします。
WEB上での新規取引のコツや活用方法など役に立つ情報も配信しています!

 

C2801(真鍮)の化学成分、機械的性質

2024-09-18

更新

この記事を監修した人

染谷 ひとみ

Mitsuri Media管理人

精密板金加工工場のインサイドセールスとして加工と寸法の提案をしてきた経験を経て、製造業の知見と楽しさを提供している。 幼少期からモノの構造を理解するのが好き。JAPAN MENSA会員。

C2801は、黄銅(銅と亜鉛の合金)の一種で、銅(Cu)約60%、亜鉛(Zn)約40%の成分割合を持つことから六四黄銅に分類されます。また、「真鍮」とも呼ばれ、加工性に優れ、安価でかつ市場性が高いことから、日用品や宝飾、工業用品、治具などさまざまな所で使用されている材料です。

参考:【黄銅とは?】特性や用途について専門家が詳しく解説!

C2801の特徴と用途

C2801は、冷間加工性には劣るものの、熱間加工性に優れた黄銅です。また、強度、展延性、メッキ性にも優れ、さらに安価で市場性が良いことから、幅広い用途で使用されています。C2801の用途としては、配線器具の部品、熱交換機、衛生管、機械部品などの工業用品、切削ケースなどの治具、ネームプレートなどの日用品、アクセサリー金具、チェーンなどの宝飾が挙げられます。

C2801の化学成分

<C2801の成分、組成(単位:%)>

材料記号 Cu Pb Fe Sn Zn Al Mn Ni P Zr
C2801 59.0~62.0 0.10以下 0.07以下 - 残部 - - - - -

引用元:JISH3100:銅及び銅合金の板及び条

C2801の化学成分は上表の通りです。

C2801の機械的性質

引用元:JISH3100:銅及び銅合金の板及び条

C2801の機械的性質は上表の通りです。

金属加工のマッチングならMitsuri!

法人・個人問わずご利用できます。

PICK UP!!

溶接記号一覧 読み方、書き方をわかりやすく解説

PICK UP!!

フランジとは?種類・形状・規格・材質など詳しく解説

Mitsuriでどんな取引が行われている?
新しい機能を使ってどう新規取引につなげる
‍そんな疑問に毎月メールでお届けします

 
新着記事
質別 製品記号 引張試験 曲げ試験 硬さ試験(参考)
厚さの区分(mm) 引張強さ(N/mm2) 伸び(%) 厚さの区分(mm) 曲げ角度 内側半径 厚さの区分(mm) ビッカース硬さ(HV)
O C 2801 P-O 0.30以上 1.0 以下 325以上 35以上 0.30以上 2.0以下 180° 厚さの1倍
1.0を超え 30 以下 40以上
C 2801 R-O
C 2801 RS-O
0.30以上 1.0 以下 35以上
1.0を超え 3.0 以下 40以上
1/4H C 2801 P-1/4H 0.30以上 30 以下 355~440 25以上 0.30以上 2.0以下 180° 厚さの1.5倍 0.30以上 30以下 85~145
C 2801 R-1/4H
C 2801 RS-1/4H
0.30以上 3.0 以下 0.30以上 3.0以下
1/2H C 2801 P-1/2H 0.30以上 20 以下 410~490 15以上 0.30以上 2.0以下 180° 厚さの1.5倍 0.30以上 20以下 105~160
C 2801 R-1/2H
C 2801 RS-1/2H
0.30以上 3.0 以下 0.30以上 3.0以下
H C 2801 P-H 0.30以上 10以下 470以上 0.30以上 2.0以下 90° 厚さの1倍 0.30以上 10以下 130以上
C 2801 R-H
C 2801 RS-H
0.30以上 3.0以下 0.30以上 3.0以下