旋盤加工の中に、「NC旋盤」と呼ばれる加工方法があります。NC旋盤は、コンピューターから入力した数値で制御する機能を旋盤に取り付けており、自動で加工を行うことができます。そのため、生産性の向上やコスト削減などを目的に、多くの企業がNC旋盤加工機を導入しています。NC旋盤加工を依頼するにあたり、「どういった基準でメーカーを選べばいいのか」、また「どの工場がNC旋盤加工に対応しているのか分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事は、そんなお悩みをお持ちの方必見!今回は、NC旋盤加工を得意としているMitsuriイチオシの加工メーカーを全国から3社ご紹介します。他にも、NC旋盤の構成、メリット、加工事例などについても解説します。これからNC旋盤加工の依頼を検討されている方は、ぜひ一読ください。
旋盤とは、回転している材料に刃物をあて、円状や円筒状に部品を加工する工作機械を指します。そして、その旋盤にNC(Numerical Control、数値制御)を取り付けたのが「NC旋盤」となります。NC旋盤は、数値制御をもとに、あらかじめ設定した数値、手順通りに自動加工を行います。また、切り込みの加工位置を高精度で制御できるほか、目的とする形状に合わせて、回転速度や刃物の加工速度(送り)を制御できるため、高精度な加工を行うことができます。
参考記事
こちらの記事では、NC旋盤以外の旋盤加工についても詳しく解説しています。ご興味のある方は、ぜひご覧ください。
⇒旋盤加工について専門家が解説!加工の種類・加工機の種類がこの1記事でわかります!
次に、NC旋盤の基本構成を見ていきましょう。NC旋盤の基本構成は主に、主軸台、刃物台、心押台などの機械本体部に加えて、NC制御盤及び操作盤となっています。それでは、ここからはそれらについて、一つずつ詳しく解説していきます。
加工物を固定し回転を与える、主軸やチャック(加工物を取り付ける装置)などの部分を主軸台と言います。モーターに主軸が組み込まれており、それを動力として加工物を回転させます。
また、ポジションコーダという位置検出器が主軸に連結されており、主軸の回転角度をパルスの形にし、NC装置にフィードバックを行い、主軸の回転数を制御します。
刃物台には、旋盤加工に使用される様々な切削工具が取り付けられています。なお加工工程によって、工具は自動的に選択されます。
刃物台の移動軸には、 加工物の直径寸法を決める横方向(X軸)と加工物の長さを決める縦方向(Z軸)の2軸があり、サーボモーター(位置決めを得意としたモーター)によって刃物台が移動します。
心押台に回転センタを取付けて、長い工作物を支持する機能を持っています。チャックと心押台の両方で工作物を支持する(両端支持)ことで、高い加工精度が得られます。
NC制御と機械を制御するプリント基板やリレー類が並んでいます。指令された複雑な動きを、位置・速度などの数値情報によってコンピュータ上で制御を行い、実行するための装置です。
機械の運転のためのスイッチやボタンが並んでいます。使用する工具、主軸回転数、テーブル位置、移動距離などマシニングセンターの動きを操作するための操作盤です。
生産の効率化やコストダウンなどを目的に、様々な付属装置が用いられます。
バー材加工時に長いバー材を送る装置で、このバーが短くなるまで連続して加工を行うことが可能となります。
素材をチャックに取り付けたり、また加工完了物をチャックから外して格納庫に搬送するなど、自動化、無人化での長時間の加工を可能とします。
汎用旋盤の場合では、手動加工のため、作業者の技量によって作業時間や精度が大きく異なってしまい、品質を管理するのが難しくなってきます。しかし、NC旋盤では、生産が自動化され、初期の設定を行えば、同一品質の製品を大量に生産することが可能となるため、品質管理がとても簡単です。
NC旋盤は、各軸移動の分解能が高く、テーブルやバイトの送りを1/1000mm単位という高精度で設定することができます。そのため、特殊形状の部品でも、高精度・高品質な加工が可能となります。
次に、NC旋盤の加工事例についてご紹介いたします。
引用元:株式会社吉井製作所
引用元:有限会社鈴精機
NC旋盤加工を得意としている、Mitsuri選りすぐりのメーカーをご紹介します。
引用元:和泉製工株式会社
本社:大阪市港区市岡元町2-3-4
TEL:06-6581-4813
FAX:06-6581-0428
設立:2007年6月5日
加工:切削加工、複合加工 など
素材:SS400などの鉄系、S45Cなどの鋼系、SCM、アルミ、ジュラルミン、真鍮、ステンレス系(SUS304・SUS303・SUS316・SUS630など)
ホームページ:https://izumiseiko.jp
和泉製工株式会社は、大阪でCNC旋盤を使用した切削加工・複合加工をメインに、各種機械部品を製造している加工メーカーです。
和泉製工株式会社では、NC旋盤による「丸物切削加工」を主に行っています。丸もの・六角ものの加工では、外径サイズはφ10mm~φ150mmが対応可能で、 φ65mm以下では定尺材よりの加工、φ66mm以上は切断材よりの加工となります。最小ロット数は、基本的に100個からとなっております。なお、板材よりの加工や異形物の加工には対応しておりませんので、依頼の際にはご注意ください。
和泉製工株式会社での製品例はこちらです。
異型フランジ
片持ち異型フランジ
フランジ(SUS304)
引用元:株式会社木山製作所
本社:千葉県松戸市松飛台271-1
TEL:047-311-2671
FAX:047-311-2672
創業:1946年4月
加工:NC旋盤、マシニングセンターを中心とした金属の切削加工 など
素材:ステンレス、アルミ、鉄、チタン、インコネル、ハステロイ、ニッケル合金 など
ホームページ:http://www.kiyamaseisakusyo.co.jp
株式会社木山製作所は、NC旋盤、マシニングセンターを中心とした金属の切削加工を行っている老舗メーカーです。
NC旋盤、マシニングセンターの切削加工が自慢の企業です。 ステンレス、アルミ、鉄以外にも、インコネルやハステロイなどの難削材の加工にも対応しています。また、切削加工から表面処理など2次加工まで含めて、一括で請け負う事が可能なため、お客様の管理の手間を省くことができます。
ただし、特急対応については、可能かどうか事前に確認することをおすすめします。確認の際には、ぜひMitsuriまでご相談下さい。
株式会社木山製作所での製品例はこちらです。
食品・医薬工場用の接続金具
ガイドカバー
パイプフランジ
引用元:株式会社畑山金属工業所
本社:大阪府門真市三ッ島6丁目25-28
TEL:072-800-0777
FAX:072-800-0888
創業:昭和35年4月
加工:機械加工、金属加工、試作製作から機械部品の製造、加工
素材:アルミ、鉄、ステンレス、チタン
ホームページ:http://www.hatayama-metal.jp
株式会社畑山金属工業所は、大阪府門真市に本社を構え、NC旋盤、マシニング、プレス、フライス、溶接、ダイカストなど、様々な金属加工を行っているメーカーです。
最新の製造機械を導入し、高精度の加工にも対応しています。また、材料の仕入れから製造まで、一貫した管理体制の下で行っているため、常に品質の高い製品を短納期で提供することが可能です。
ただし、基本的にはΦ300(300mm)までのサイズの加工のみ対応可能であるため、それ以上のサイズの加工をご希望の場合には、可能かどうか事前に確認することをおすすめします。
今回は、NC旋盤についての基本的な知識に加えて、NC旋盤加工を得意としている3つの工場をご紹介しました。NC旋盤を得意とすると言っても、メーカーごとに対応可能な材質や素材が異なるため、それぞれの特徴を十分に確認してから依頼することが重要です。
NC旋盤の加工を依頼できるメーカーをお探しの際には、ぜひMitsuriにご登録ください。
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