染谷 ひとみ
Mitsuri Media管理人
精密板金加工工場のインサイドセールスとして加工と寸法の提案をしてきた経験を経て、製造業の知見と楽しさを提供している。 幼少期からモノの構造を理解するのが好き。JAPAN MENSA会員。
床用ステンレス鋼板には大きく2種類あります。
ポルカプレートとチェッカープレート(縞板)です。
ポルカプレートは、見た目は水玉模様のように丸い突起が規則正しく並んでいるのが特徴です。
ポルカの名称の由来は、水玉模様のポルカドットからきています。水玉模様のソフトな印象やかわいらしさから、意匠性の高さでも選ばれることがあります。
一方チェッカープレート(縞板)は、小さなひし形のような線の突起が規則正しく並んでいるのが特徴です。
材質やメーカーによってこの模様が4本線や5本線になることもあります。
こちらは見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
ここからは、床用ステンレス鋼板の特徴と、ポルカプレートとチェッカープレートの違いを比較していきます。
ポルカプレートは凸部が丸いことにより、チェッカープレートよりも掃除がしやすい材料です。
箒で掃いた場合でも、細かい汚れも落としやすい構造になっています。
同様に排水性にも優れているため、床を洗浄した後にも高い水切れ性を発揮します。
ポルカプレート・チェッカープレートともに、ドイツ工業規格の耐すべり性試験(DIN 51130)にて最高ランク(R13)の評価を得ています。
この耐すべり性試験は、材料の表面に油を塗布し、試験台の角度を徐々に上げていきます。試験台の上で靴を履いた人を立たせ、スリップした時の角度を測定します。最高ランクのR13は、傾斜角が35°以上の場合の評価です。
ポルカプレートはチェッカープレートと比べ、歩きやすく、台車の走行音も静かでガタツキが少ないのが特徴です。
ポルカプレートは靴の設置面積が、チェッカープレートと比べ約2倍あります。足にかかる負担も軽減されます。
また、ポルカプレートはチェッカープレートに比べ、凸部の並びが穏やかなので、車輪のガタツキが少なくなります。台車や車いす、キャリーバッグの走行もスムーズで、体への負担が軽減されます。
ポルカプレートはステンレスメーカーの日本冶金工業株式会社が製作しています。
一方チェッカープレートは様々なメーカーが製作しています。
ポルカプレートはステンレスのみですが、チェッカープレートはステンレス以外にも鉄とアルミで流通しています。
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