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金属・工作機械用カバー製作のおすすめ工場をご紹介!設計や製作の流れについても解説!

この記事を監修した人

金属加工業界最大級のマッチングプラットフォーム「Mitsuri」を手掛ける企業。
「未来の製造業をつくる」をモットーに、製造業DXを推進している。

金属・工作機械用カバーは、部材の切断や研磨を行う機器に取り付けるカバーのことを指します。破片の飛散を防いだり、機器を保護したりする役割があります。

使用する工場や制作する製品によって必要な寸法や規格が異なるため、実状に沿った発注が必要です。しかし、「どういった基準でメーカーを選べばいいのだろうか?」「どの工場が工作機械用カバーを製作しているのか分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

そこで、本記事では金属・工作機械用カバーの製作を得意とする加工メーカーを3社ご紹介します。また、製作の流れや依頼時の注意点も併せて解説します。金属・工作機械用カバーの発注を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

金属のカバーの用途

金属カバーは、産業メーカーの部品や工場の設備などの保護に用いられる製品です。機械の駆動部が外部に干渉しないよう、または人が巻き込まれないように設計して作られます。身近な例だと、自転車のチェーンカバーが想像しやすいのではないでしょうか。

保護する製品が繊細な物だと、機械の駆動部にゴミやホコリが入らないよう、金属カバーの内部にオイルを溜めて使われることもあります。また、仕様によっては、軽量性や耐久性、精密性などが求められます。トラブルのない製品を作るためにも、加工メーカーとは綿密な打ち合わせが必要です。

金属カバー製作の流れ

1.見積り依頼・業者検討

製品のイメージ・納期・数量・仕様が決まり次第、見積りを業者にお願いしましょう。もし、依頼するにあたり懸念点がある場合は、業者と相談して具体的な内容を決めていく方法もあります。また、コスト面に不安がある場合も、どうすれば安く抑えられるかを予め相談しておくと良いでしょう。

2.設計及び製造手配

製品の仕様に基づき、設計担当が図面化を行います。金属カバーと中身の製品が干渉しないよう、材料の寸法公差や、組み立て品の寸法許容差を考慮して設計。デザインや使う材料、加工の方法なども細かく決めていきます。

設計図面が完成したら、部品や材料を手配します。在庫切れや生産終了している部品もあるので、なるべく納期には余裕をもって発注するようにしましょう。

3.加工・検査・納品

ここで、実際に機械加工していきます。まず、レーザー加工機などで部材を切断。そして、曲げ加工、溶接加工で部品形状を作り、溶接やねじ止めで製品を組み立てていきます。

組み立てが終わり次第、製品を検品し、問題がなければ納品となります。メーカーによっては設置取り付け作業まで行ってくれるところもあるので、希望であれば発注時にチェックしておきましょう。

金属カバー製作依頼時の注意

加工工程を少なくする

加工工程が多いとそのぶん製作に時間がかかり、コストも大きくなるもの。これは、ひとつの工程だけでも、被加工材を固定したり、治具や金型を用意したりと手間がかかるためです。

また、加工内容についても例を挙げると、穴径の種類が多いことで、加工に使う刃物と機械のセッティングに時間がかかるといった問題もあります。コストを下げるためにも、可能な範囲で使用する治具や金型の種類を減らすなど、業者との打ち合わせの段階で、綿密に相談しておくことが大切です。

カバー製作のおすすめ工場①【合資会社名上鈑金工業所】

引用元:合資会社名上鈑金工業所

①会社概要

所在地:愛知県あま市七宝町下田堂中607番地

TEL:052-442-0363

FAX:052-442-0366

設立:1952年

加工:プレス加工、レーザー加工、溶接、鈑金など

素材:鉄、ステンレス

HP:http://www.meijyo.co.jp/

②会社の紹介

合資会社名上鈑金工業所は、愛知県あま市に位置する金属加工メーカー。鉄とステンレスの加工、および多品種少量生産を得意としています。熟練の技術者による加工で、薄板の溶接でも対応可能です。高い品質と耐久性を備えた、金属・工作機械用カバーを製作したい方におすすめ。

見積りも無料で対応してもらえるので、気軽に相談できる金属加工メーカーです。

③製品紹介

製作事例①

製作事例②

製作事例③

カバー製作のおすすめ工場②【旭電気株式会社】

引用元:旭電気株式会社

①会社概要

所在地(本社工場):三重県四日市市上海老町1648-90

所在地(菰野工場):三重県三重郡菰野町永井3095-101

TEL:059-326-8181

FAX:059-326-8080

設立:1961年

加工:機械加工全般、板金加工全般、メッキ、塗装、表面処理など

素材:鉄、ステンレス

HP:http://www.asahi-mie.co.jp/

②会社の紹介

旭電気株式会社は、三重県四日市市に位置する金属加工メーカー。金属加工以外にも、制御盤やコイルの製造なども行っています。縦形NC旋盤・多軸複合旋盤などを駆使した機器により、大径の金属加工が得意。板金加工においては、パンチレーザー複合加工機やベンダー、溶接機などの最新設備を導入し、自社でも扱っているような制御盤などの筐体製作を得意としています。

また、メッキ・塗装・表面処理まで含めた一貫製作や組み立て、短納期・小ロットの製品についても対応しているのが特徴です。

③保有設備

旭電気株式会社で使われている、主な設備は下表の通りです。

名称 型式 メーカー ストロークまたは曲げ長さ
立形NC旋盤 VL-553Ⅱ DMG MORI 直径780×L200mm
MEGATURN900M YAMAZAKI MAZAK 直径800×L400mm
多軸複合旋盤 INTEGREX j-300 YAMAZAKI MAZAK 直径500×L1165mm
横形マシニングセンタ NH6300DCGⅡ DMG MORI 1050×900×980mm
立形円筒研削盤 NVGⅡ-8T 太陽工機 800×L500mm
ロータリー精密平面研削盤 PRG6DXNC 岡本工作機械製作所 直径600×L250mm
パンチレーザ複合加工機 LC2515C1AJ AMADA 3,050×1525mm
ベンダー HD1703LNT AMADA 曲げ長さ:3110mm
HD5020NT AMADA 曲げ長さ:2090mm
形鋼加工機 IW-45Ⅲ AMADA -
三次元測定機 SVA Fusion 東京精密 1000×1200×800mm

カバー製作のおすすめ工場③【有限会社相和シボリ工業】

引用元:有限会社相和シボリ工業

①会社概要

所在地:神奈川県川崎市高津区新作3−3−2

TEL:044-888-6361

FAX:044-888-6306

設立:1982年

加工:へら絞り加工、パイプ加工、板金加工

素材:鉄、ステンレス、アルミ、銅、真鍮など

HP:http://aiwasibori.com/

②会社の紹介

有限会社相和シボリ工業は、神奈川県川崎市に位置する金属加工メーカーです。へら絞り加工を得意とし、製品径が直径10~1000mm、製品深さが550mm程度のものまで対応。板厚については、ステンレスが3mm、鉄は5mm、アルミは5mm程度に対応しています。

へら絞りが難しい、深さのある製品については、パイプを用いて加工します。パイプの径を広げたり、小さくしたりといった加工も可能。金型は自社にて製作しているため、短納期の案件も迅速に対応できるのが強みです。

③製品紹介

製品事例①(材質:アルミt2.0mm、サイズ:直径170×高さ560mm)

製品事例②(材質:ステンレスt2.0mm、サイズ:直径170×高さ180mm)

製品事例③(材質:アルミt1.5mm、サイズ:直径20×高さ90mm)

まとめ

金属・工作機械用カバーは、工場設備などを外部から保護するために、必要な製品です。場合によっては、高品質・高精度な製品が求められるため、信頼できる業者の協力が必要です。今回ご紹介した加工メーカーは、それぞれ特徴が異なるため、作りたい物に合わせて、依頼する業者を検討・比較してみてください。もし、コストを下げたいのであれば、業者と綿密に打ち合わせし、加工工程や加工の種類などを少なくするのも検討してみるといいでしょう。

金属・工作機械用カバーのメーカーをお探しの際は、ぜひMitsuriまでご登録ください。

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