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鉄のレーザー加工範囲とレーザー加工機について解説!

2024-09-18

更新

この記事を監修した人

染谷 ひとみ

Mitsuri Media管理人

精密板金加工工場のインサイドセールスとして加工と寸法の提案をしてきた経験を経て、製造業の知見と楽しさを提供している。 幼少期からモノの構造を理解するのが好き。JAPAN MENSA会員。

鉄のレーザー加工の中でも、鉄板を綺麗にカットしていく工程は非常に重要です。

「鉄をレーザーカットしたいけど、どこにお願いすればいいのかわからない」

「板厚が厚くても対応できる工場が中々見つからない」

など、鉄板をレーザーカットできる工場を探すのに悩んだことがある方は多いのではないでしょうか。板厚が厚くなるほど対応できる機械が少ないので、レーザーカットができる工場を探すのが難しくなります。

本記事では、Mitsuriで対応可能な鉄のレーザーカットについて詳しくご説明していきましょう。

 

レーザーでカットできる鉄の板厚について

レーザーカットを行うためのレーザー加工機は、主に3種類の加工機が主流となっています。3種類の加工機は波長や媒体が異なり、それぞれで対応できる鉄板の板厚も変わってきます。

レーザー加工機のメジャーな3種類①CO2レーザー加工機②YAGレーザー加工機③ファイバーレーザー加工機

 

①CO2レーザー加工機

二酸化炭素をレーザーの媒質として使用するレーザーです。一般的に流通しているレーザー加工機の中でも、CO2レーザーを利用している企業が非常に多いです。

対応できる鉄板の板厚は「0.1mm~9mm」になります。

②YAGレーザー加工機

YAGレーザーは「イットリウム」「アルミニウム」「ガーネット」の頭文字をとって名付けられた固体レーザーになります。高出力の細いレーザー光なので、薄い鉄板も歪みを少なく切断することが可能です。

対応できる板厚は「0.05mm~10mm」になります。

③ファイバーレーザー加工機

ファイバーレーザーは、媒体に光ファイバーを利用した固体レーザーになります。非常に小さい焦点設計なので、レーザーの出力が強く厚い鉄板も切断することが可能です。

対応できる鉄板の板厚は「0.1mm~20mm」になります。

このようにそれぞれの加工機で対応できる板厚が異なるので、外注する際には何のレーザー加工機を使用しているか確認するのがオススメです。

では、Mitsuriが提携している企業が対応できる鉄板の板厚についてご紹介していきます。

主流のCO2レーザーカットなら板厚0.1mm~9mmまで対応可能

Mitsuriが提携している工場の中で、CO2レーザーカットを使用している会社であれば板厚0.1mm~9mmまでの鉄板を切断可能です。9mm以上になってしまうと切断面のバリやダレ、焦げが多く出たり、寸法に誤差が出る可能性が高くなってしまいます。

シャーリングなどの工作機械を用いての切断は、誤差が生じやすく、綺麗に切断するのは難しいです。しかし、レーザーカットなら、高い精度で鉄板を切断していくことができます。レーザーカットを使用することで、複雑な形状や工作機械で切れない鉄板も綺麗にカットすることが可能です。

ファイバーレーザーカットできる鉄の板厚について

CO2レーザーの100倍の放射力により、深い加工も高速で行えるファイバーレーザーであれば、板厚20mmまでの鉄板を切断することができます。鉄板の厚みが20mmだと、CO2レーザーでは切断できません。しかし、ファイバーレーザーなら簡単に切断できます。

ファイバーレーザーカットは、光ファイバーを媒質に用いたレーザー加工機です。光ファイバーを使用する事で極めて小さい焦点にすることができ、照射威力を高められることで鉄を素早く溶かし切ることができます。

そのため、高速で複雑なカットが行える点が魅力的なポイントとなっています。

ファイバーレーザーの特徴

  • 光ファイバーを用いた固体レーザー
  • 1,064nmの波長を使用し、極細の焦点で切断
  • 複雑な形状にも対応可能
  • 歪の少ない切断ができる

また、ファイバーレーザーなら、高反射材である「銅」や「真鍮」も切断することが可能です。全国的にみてもファイバーレーザーカット加工機を導入している会社は少ないです。高速で複雑な形状もカットできるファイバーレーザーは、鉄板の切断にお悩みの方に非常にオススメの方法となります。

参考記事そのほかの金属のレーザー加工について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。⇒金属をレーザー加工ならMitsuri!【小ロットの依頼もOK】どこよりもカンタンに依頼ができます!

鉄板のレーザー加工事例

Mitsuriの協力会社の中から、レーザーカットによる加工事例をいくつかご紹介していきます

引用元:株式会社 かねよし

レーザーカッターにより、厚い鉄板も綺麗にカットすることが可能です。切断面も非常に綺麗に仕上げることができるので、バリ取りを行う時間なども短縮できます。

引用元:株式会社 大畠製作所

鉄製のライナーをレーザーカットにより作成しています。側面も綺麗に仕上げることができ、写真のようにコーナー部分やR部分も自在にカットすることが可能です。

その他の鉄加工について

レーザーカット以外にも、Mitsuriではさまざまな鉄加工について対応することが可能です。

その他Mitsuriで依頼可能な加工

  • 曲げ・絞り加工
  • 鉄溶接
  • 切削加工
  • 鉄加工と一括りにしても多くの作業工程があり、それぞれで専門的な知識や技術が必要になります。そのような鉄加工も、小ロットから対応できるので是非ご相談ください!

参考記事そのほかの鉄加工について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。⇒【鉄 加工】加工工程全てご紹介!!受け入れ先の見つからない小ロットの案件もOK!!

まとめ

Mitsuriで対応できる板厚やレーザー加工についてご紹介しました。レーザーカットは厚い鉄板も複雑な形状にカットできます。そのため、レーザー加工はさまざまな分野で活躍しており、複雑化していく製品形状に対応するために欠かせない加工方法のひとつとなっています。しかし、レーザーカットを高いレベルで行える企業を探すのは大変です。

Mitsuriは、日本全国に提携している工場があり、およそ140社以上の会社の中からお客様に提供しています。まずは相談から初めてください。

鉄板のレーザーカットでお困りの際は、ぜひMitsuriにお申し付け下さい!

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