「ダクトの製作を依頼したいけど、工場がたくさんあるからどこに頼めばいいか分からない・・・」
「はじめて依頼するからこそ経費をうまく抑えたい・・・」
ダクトは、建物の血管として空気を送りだし、室内環境を快適に保つのに重要な役割を担っています。ダクト製作を依頼するにあたり、「どういった基準でメーカーを選べばいいのか」、また、「どの工場がダクトを製作しているのか分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方のお悩みを本記事で解決します!今回は、ダクトの種類から製作の流れについて説明した後、ダクト製作を得意としている工場をご紹介します。ダクト製作の依頼を検討されている方は必見です。
市場には、さまざまな種類のダクトが存在します。今回は、主なダクトについて用途別・形状別・材質別にご紹介します。
ダクトには、主に5つの用途があります。
温度・湿度などを調整するためのダクトです。おもに飲食店や商業施設、ビル、病院などで使用されます。エアコンを使わず、自然風での温度調節が可能となります。
室内と室外の空気を入れ替えるためのダクトです。室内に屋外の新鮮な空気を送るダクトを外気ダクト、室内の汚れた空気を屋外に排出するためのダクトを内気ダクトと呼びます。
厨房から発生する煙などを屋外へと排気するためのダクトです。油汚れをダクト内部に付着させないこと、また延焼を防止する対策が必要となるため、一般的なダクトよりも機能性、安全性の高さが求められます。
発生した煙を素早く、屋外へと排出するためのダクトです。多くの人が集まる建物などで用いられます。
チリや細菌を取り除くなど、生産に適した給気・排気を行い、清浄な空気にするためのダクトです。食品工場や精密機械工場、また手術室などでも用いられています。
ダクトには、主に3つの形状が存在します。
角ダクトは、四角い形状のダクトです。比較的大きいサイズのものに使用されます。通常、角ダクトは専門業者に頼まなければ入手できず、施工にも知識が必要です。
丸ダクトは、丸い形状のダクトです。丸ダクトには、円形のスパイラルダクトや楕円のオーバルダクトといった種類が幾つかあり、比較的小さめのサイズから大きいサイズまで、幅広い用途で用いられています。丸ダクトは、角ダクトと比較して、入手・施工が容易です。
角丸ダクトは、角ダクトと丸ダクトを接続するためのジョイント用ダクトです。一方が四角で、もう一方が丸の形状です。
ダクトには、主に3種類の材質が使用されます。
亜鉛鉄板とは鋼板に亜鉛メッキを施したものです。一般的な空調や換気用のダクトに用いられます。
鉄とクロムを含む合金で、錆びにくいのが特徴です。塩害や腐食対策用にはもちろん、意匠にも使用されます。
従来の鋼板よりもさらに優れた耐久性を持つため、塩害・腐食対策用など、あらゆる用途に対応できます。
参考記事
板金加工に材料については、以下の記事でさらに詳しく解説していますのでご覧ください。
ダクト製作の流れには、主に次のような工程が存在します。
打ち合わせを繰り返し行い、CADソフトやドラフターなどを利用して設計を進め、製図を作成します。
専用ソフトを使って鋼板上に効率よくダクトの展開図形を配置し、プラズマ切断機を用いて切断します。
ハゼダクトでは、ハゼ折加工という曲げの工程が存在します。ハゼとは、ダクトの鉄板同士を組み合わせて接続させる箇所に用いる折り曲げ部分のことを指します。
続いて、共板フランジ成形機を用いて、フランジ部分を成形します。フランジはハゼと対になる加工で、ハゼの折り曲げにフランジで立ち上げた部分をはめ込むことで金属板を直角に組み立てることが可能です。
ハゼ部にフランジ部を取り付け、ハンマーでしっかり叩いて組み立てます。
一方、溶接ダクト(シームダクト)は、名前の通り溶接によって接合するダクトです。溶接によって製作するため、気密性・耐候性・耐食性に優れているという特徴があります。そのため、食品や半導体、化学物質を扱う工場などの、物質の漏れが一切許されないところで使用されます。
仕上げでは、シール材で空気の漏れを防ぐ加工をします。その後、設計通りに加工されているか、傷や汚れが無いかをチェックし、 検査に合格したものを順に出荷します。
次に、ダクト製作を得意としている工場を5つご紹介します。
引用元:株式会社タムラカントウ
本社:千葉県千葉市美浜区新港223番地2
TEL:043-246-2751
FAX:043-246-2789
創業:昭和42年10月
ホームページ:http://www.tamurakanto.co.jp
株式会社タムラカントウでは、一般的な空調・換気・排煙用ダクトからクリーンルーム用の超高性能ダクトまで、さまざまな種類のダクトを製作、施工管理しています。
コンピューター制御によってダクト製作の自動化を行い、工期短縮・効率化を実現。あらゆる用途のダクトに対応が可能です。一方、特急対応については、可能かどうか、事前に確認することをおすすめします。
株式会社タムラカントウの製品をご紹介します。
角ダクト
丸ダクト
タイルリブダクト
引用元:株式会社OSK
本社:埼玉県さいたま市岩槻区平林寺243
TEL:048-797-7892
FAX:048-797-7893
創業:2002年8月
ホームページ:http://www.osk-duct.com
株式会社OSKでは、空調ダクト、給排気ダクト、排煙ダクト、厨房ダクトなどさまざまな設備のダクトを製造しています。
主に、関東エリア(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県、栃木県、群馬県)で高く評価されている会社です。 OEMでのダクト生産や、設計から施工のトータルなサービスに加え、メンテナンスまでのアフターフォローにも対応しています。しかし、関東エリア以外への対応が可能か確認する必要があります。
株式会社OSKの製品をご紹介します。
角ダクト
円形ダクト
特殊形状ダクト
引用元:株式会社イシカワ
本社:大阪府堺市美原区太井248-1
TEL:072-247-7512
FAX:072-247-7513
設立:1970年2月
ホームページ:http://www.duct-ishikawa.co.jp
株式会社イシカワでは、昭和45年の設立以来、換気・給気・排気・排煙ダクトなどのダクト製作を行っています。
亜鉛鉄板からステンレスなどさまざまな種類の鉄板に対応するだけでなく、0.5ミリ~1.6ミリの鉄板厚みにも対応しています。また、自社工場にてダクト製作と付随する鋼材製作を行うことで、外注費用などが不要となるため、低価格でダクト製作を行うことが可能です。ただし、大阪府にあるメーカーのため地方によっては納品に対応していない可能性があります。
株式会社イシカワの製品をご紹介します。
空調設備用ダクト
工場で使用される空調設備用ダクト
建物で使用される空調設備用ダクト
引用元:株式会社中川製作所
本社:東京都荒川区東尾久1-31-14
TEL:03-3892-1181
創業:1947年10月
ホームページ:https://www.nakagawa-group.co.jp
株式会社中川製作所は、空調ダクトを専門に製造している会社です。
業界初のISO9001認証取得工場を含め、国内3工場が同じ統合マニュアルでISO9001/14001の認証取得・運用をしており、高品質な製品が売りです。ただし、空調ダクトを専門にしているメーカーなので、その他の用途で使用されるダクトには対応していない可能性もあります。
株式会社中川製作所の製品をご紹介します。
角ダクト
丸ダクト
フード
引用元:株式会社須長製作所
本社:東京都品川区東品川1-36-17
TEL:03-3471-7585
FAX:03-3471-7037
創業:昭和23年1月
ホームページ:http://www.sunagass.com
株式会社須長製作所は、空調・換気・排煙 ダクト設備の設計・製造から施工までをトータルでおこなう会社です。
フジテレビ本社ビル、東京スカイツリー、新丸の内ビル、ランドマークタワーといった日本の有名な建築に多く携わっています。業界最大数の国家資格取得者が在籍しており、難しい条件・ニーズにも対応できる「職人技」が自慢の会社です。ただし、施工後のメンテナンスなどには対応していない可能性があるので、必要な場合は確認しましょう。確認の際には、ぜひMitsuriまでご相談下さい。
株式会社須長製作所の製品をご紹介します。
角ダクト
その他製品類
クリーンで快適な室内環境を創り出すのに必要不可欠なダクトは、製作・施工にも専門の知識を必要とするため、信頼できるメーカーを選定することが大切です。
ダクト製作についてお悩みの時には、ぜひMitsuriにご登録ください。
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