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2023-11-20
C1020とは、無酸素銅と呼ばれる純銅の代表的な材料のことです。
純銅は銅の成分が99.90%以上で構成されている材料を表しており、代表的なものとして、C1020(無酸素銅)、C1100(タフピッチ銅)、リン脱酸銅(C1220)が挙げられます。
C1020(無酸素銅)は、銅の純度が99.96%以上と高く、その他の元素を含まないことから優れた特性を示し、さまざまな用途で使われています。
純銅の共通の特徴は、導電性・熱伝導性・展延性・絞り加工性に優れ、耐候性・耐食性も良好である点です。
C1020(無酸素銅)は、酸素を含まないことから、高温加熱しても水素脆化が発生しません。そのためC1020は、溶接やろう付けを必要とする製品に適した材料です。
C1020(無酸素銅)は不純物を含まないため、導電性・熱伝導性に優れた材料です。この特徴から、電気用・化学工業用などの製品に多く採用されています。
用途例)バスバー・ヒートスプレッダー・トランス用コイル材・ガスケット
<C1020の化学成分(単位:%)>
引用元:JIS H 3100:2018 銅及び銅合金の板及び条
<C1020の板及び条の機械的性質>
注記
a):曲げ試験及び硬さ試験に関して規定した厚さの区分を外れるものは、試験を適用しない。
b):数値は、整数値に丸める。
c):曲げ試験の条件を示す。
d):導電用の板及び条にも適用する。
e):最小試験力は、1.961Nとする。
2023-11-20
C1020とは、無酸素銅と呼ばれる純銅の代表的な材料のことです。
純銅は銅の成分が99.90%以上で構成されている材料を表しており、代表的なものとして、C1020(無酸素銅)、C1100(タフピッチ銅)、リン脱酸銅(C1220)が挙げられます。
C1020(無酸素銅)は、銅の純度が99.96%以上と高く、その他の元素を含まないことから優れた特性を示し、さまざまな用途で使われています。
純銅の共通の特徴は、導電性・熱伝導性・展延性・絞り加工性に優れ、耐候性・耐食性も良好である点です。
C1020(無酸素銅)は、酸素を含まないことから、高温加熱しても水素脆化が発生しません。そのためC1020は、溶接やろう付けを必要とする製品に適した材料です。
C1020(無酸素銅)は不純物を含まないため、導電性・熱伝導性に優れた材料です。この特徴から、電気用・化学工業用などの製品に多く採用されています。
用途例)バスバー・ヒートスプレッダー・トランス用コイル材・ガスケット
<C1020の化学成分(単位:%)>
引用元:JIS H 3100:2018 銅及び銅合金の板及び条
<C1020の板及び条の機械的性質>
注記
a):曲げ試験及び硬さ試験に関して規定した厚さの区分を外れるものは、試験を適用しない。
b):数値は、整数値に丸める。
c):曲げ試験の条件を示す。
d):導電用の板及び条にも適用する。
e):最小試験力は、1.961Nとする。