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BOM(部品表)とは?例と種類・用途

2024-09-18

更新

この記事を監修した人

染谷 ひとみ

Mitsuri Media管理人

精密板金加工工場のインサイドセールスとして加工と寸法の提案をしてきた経験を経て、製造業の知見と楽しさを提供している。 幼少期からモノの構造を理解するのが好き。JAPAN MENSA会員。

BOMとは「部品表」と呼ばれ、英語のBill Of Materialsの略です。BOMは、製品の製造に必要な部品や材料の一覧表です。部品の階層構造を視覚的に示し、かつ製品の見積りから設計、調達、製造、そしてメンテナンスまで利用されており、製造業において非常に重要な役割を果たします。

BOM(部品表)とは何か、BOMの役割

BOMの中身・構成要素・書き込む情報

BOMは、品目情報である「PN(Parts Number)」と、それぞれの部品が何に使われるかなどが示される構成管理情報「PS(Part Structure)」から構成されます。書き込む情報としては、品名、型式、メーカー名、数量(使用数量、購入単位数量)、ロケーション番号、使用、材質などが挙げられます。

BOMでは、製品を設計、製造するために必要な図面などの情報を、品目情報と関連して管理することができます。通常、設計部門においてBOMが作成された後、生産部門へ渡され生産管理に必要な情報を加え、生産スケジュールが組まれます。また、購買部門において、部品調達に関する情報が加えられます。

BOMの種類

BOMには、以下のような種類があります。

BOMの種類

・E-BOM(設計部品表)

・M-BOM(製造部品表)

・S-BOM(販売部品表)

・購買BOM

・サービスBOM

E-BOM(設計部品表)

E-BOM(Engineering BOM)は、製品の開発・設計に利用されます。部品構成や図面などの設計情報の他、技術情報などが含まれます。

M-BOM(製造部品表)

M-BOM(Manufacturing BOM)は、製造部門だけでなく、調達部門や生産管理部門でも使用されます。必要な部品の情報や工程情報などが含まれ、生産スケジュールの管理や、部品の調達、工程管理などに用いられます。

S-BOM(販売部品表)

販売支援で使用される部品表です。

購買BOM

購買で発注を行う際に利用されます。購入単位数量や、仕入先ごとの購入価格リスト、代替品種のリストなど、見積り・発注作業に必要な情報が含まれます。

サービスBOM

製品のメンテナンスや点検に利用されます。メンテナンスに必要な部品が含まれます。

BOMのメリット

各部門におけるBOMを利用した代表的な施策例の絵


図:各部門におけるBOMを利用した代表的な施策例

  • 製造部門:生産計画管理、在庫管理
  • 生産技術部門:リードタイム検討、設備設計、工程管理
  • 原価管理部門:原価計算
  • 購買部門:業者選定の判断、単価の判断、購買計画管理

BOMでは、製品の開発段階から製造段階までに必要な在庫、製造、購買に関する情報や成果物(仕様書、計算書、図面、3Dデータなど)を一元化して管理することが可能です。また、前述した通りBOMは各部門において用いられ、次のような施策に利用され、現場のボトルネック解消にも役立ちます。

 

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