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焼付塗装について詳しく紹介!

2025-01-15

更新

この記事を監修した人

金属加工業界最大級のマッチングプラットフォーム「Mitsuri」を手掛ける企業。
「未来の製造業をつくる」をモットーに、製造業DXを推進している。

みなさんは、焼付塗装というものをご存じでしょうか?

私達の身の回りや仕事先でも焼付塗装された製品はとても多くあります。今回は、そんな焼付塗装について詳しくご紹介いたします。

また、焼付塗装の依頼ができる工場合わせて紹介していますので、ご依頼先にお困りの方は参考にしてください。

焼付け塗装とは?

焼付塗装(金属塗装)とは、金属パーツや金属部品等に強度の塗装をする方法の一つです。主に鉄・アルミ・ステン・真鍮・などの金属に対して、140℃~200℃で焼付乾燥させます。この焼付塗装の大きな目的は、装飾性と防錆性(防食性)を高めることです。この塗装をしないと、ほとんどの金属は、すぐに錆びてしまったり、汚れてしまったりします。その為、一般的に金属は焼付乾燥をする方が、硬度や耐薬品性にも優れた性質をもたらし、長持ちします。

また、使用される焼付け塗料については、多くはメラミン・アクリル等ですが、 金属の種類によっては、100℃以内の乾燥温度におさめていないと変形してしまうものもあるので、塗装する金属には注意が必要です。

焼付け塗料とは、高温の熱をかけることによって硬化する塗料のことです。この塗料にも、最適な乾燥をさせるための適温がありますが、100度ぐらいのものから200度以上のものまでと成分によって異なるため、一概に何℃が適温かと定めることは難しいです。

様々な塗料がある焼付塗装ですが、特殊な塗装を除けば、主に①メラミン焼付塗装、②アクリル焼付塗装、③フッ素焼付塗装の3種類に分類することができます。

①メラミン焼付塗装

メラミン焼付塗装は、最も一般的な焼付塗装として知られています。合成樹脂焼付塗装とも呼ばれています。

アミノ樹脂とアルキド樹脂で作られた塗料を静電塗装し、130~140℃の比較的低温で焼付乾燥させるという方法です。メラミン焼付塗装は、塗装の中でも比較的短時間で焼付が可能です。塗膜の性質は、保色性が良く耐候性・耐薬品性・耐磨耗性も平均レベルを有しています。

②アクリル焼付塗装

アクリル焼付は、メラニン焼付塗装に比べ、難易度の高い塗装方法になります。

通常140度~180度、20分程の加熱乾燥が必要であり、乾燥温度が非常に高温になるため、取り扱いが難しく、焼付け塗装専門業者の中でも、すべての業者が扱っているものではありません。しかし、メラミン焼付塗装に比べると、耐候性、耐薬品性に優れますので、屋内用途にも幅広く使われています。外観も金属光沢が透けて見え、カラー色がついているため、独特の高級感のある塗装が可能です。

デメリットは、耐用年数が短い点です。耐用年数は4~7年ほどなので早く劣化してしまいます。また、メラミン塗装と比較すると、膜厚がつきづらい特徴があります。

アクリル焼き付けは、熱により硬化して本来の性能が発揮される塗料なので、熱を加えられない素材には使用できません。

③フッ素焼付塗装

フッ素焼付塗装は、フッ素樹脂塗料という焼付塗料を塗装します。この塗装は、高耐久性塗料とも呼ばれており、塗装の中でも耐候性が高く、長期の紫外線や雨風の影響を防ぎ、防汚染性能がついているものは綺麗な塗装を維持できます。

色の変色や艶引けの面でも、他の樹脂と比べても美しく仕上がる為、六本木ヒルズなどの有名な建築物などにも使用されています。

また、フッ素樹脂塗装は、耐用年数が長く(15年以上)、メンテナンスサイクルコストを抑えようと思っている方におすすめです。

高性能なフッ素樹脂塗装ですが、価格が高いというデメリットがあります。

フッ素は最も高級な塗料で、30坪の住宅でも100万円を超えるほどの施工金額になってしまいます。その為、短期的な使用に使うのには向かない塗料です。逆に長期間の美観を保持したい方には、おすすめできる塗料になります。

フッ素樹脂塗装は、下処理、下塗り、中塗り、上塗りを基本として、どれが抜けたとしても塗装のもちが大幅に異なる塗装方法です。フッ素塗料の効果を確実に引き出せる優良業者を選ぶことが大切です。

焼付塗装の対応が可能な工場3選!

①日本ペイント株式会社

最先端のコーティング技術と色彩の可能性で、暮らしに豊かさを

引用元:日本ペイント株式会社

基本情報

本社:東京都品川区南品川4-7-16

TEL: 03-5479-3600

FAX:03-3740-1191

設立:1881年3月14日

加工:塗料関連製品の製造調色・加工 等

素材:鉄・アルミ 等

HP:https://www.nipponpaint-holdings.com/

日本ペイント株式会社は、全国に支店がある大手塗装メーカーです。様々な塗装をしているだけでなく、全国に支店があることから、全国の依頼に対応しています。また、日本ペイント株式会社は、国内で唯一、塗料と表面処理を総合的に扱うメーカーとして、幅広い技術・サービスをワンストップで提供しています。 その為、迅速な対応が可能です。

②関西ペイント株式会社

引用元:関西ペイント株式会社

基本情報

本社:大阪市中央区今橋二丁目6番14号

TEL:06-6201-1116

設立:1918年5月

加工:塗料関連製品の製造調色・加工 等

素材:鉄・アルミ・ステンレス等

HP:https://www.kansai.co.jp/100th/

関西ペイント株式会社は、大阪に本社がある大手塗装会社です。建築用塗装から工業用塗装まで幅広い塗装が可能です。また、日本だけでなく海外でも拠点を置き、活躍の場を広げています。創立から100年経った今でも、常に先進の実験機器や分析機器を導入して精力的な研究を展開しており、進化し続ける会社として全国からも評価されています。

③合資会社 加納塗装工業所

引用元:加納塗装工業所

基本情報

本社:愛知県 名古屋市西区山木一丁目158番地

TEL::052-501-6623

設立:1963年

加工:塗料関連製品の加工 等

素材:鉄・アルミ・ステンレス 等

HP:http://www.yakitsuketoso.com/

加納塗装工業所は、焼付塗装を専門としている会社です。金属電着塗装をメインに、焼付塗装、粉体塗装、耐熱塗装など、幅広い塗装依頼を受けています。50年近く塗装業で大手製品取扱い実績と信頼を重ねており、質の高い塗装が可能です。また、試作品塗装といった小ロットや急ぎの案件にも、対応しています。

焼付塗装の加工実績

オルガ®ネオ

引用元:日本ペイント株式会社

引用元:関西ペイント株式会社

フッ素焼付塗装

耐熱塗装:ストーブの吹き出し口

引用元:加納塗装工業所

耐熱塗装 ストーブ部品

焼付塗装ならMitsuri!全国どこでもお受けいたします!

今回は焼付塗装についてご紹介させて頂きましたが、いかかでしたでしょうか。

焼付塗装といっても、様々な種類があり、効果も違います。また、塗装の難易度が高いものは、依頼できる塗装会社も限られてきます。

もし、焼付塗装についてお悩みの時は、Mitsuriにご登録下さい。

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