切削加工はいろいろな素材で行われる加工法です。今回は数ある素材の中からアルミにフォーカスを当て、アルミ切削加工について加工事例を用いながら詳しくご紹介していきます。
「他の素材と比べてコストはどうなの?」
「アルミの切削加工ってどんなものなの?」
といった疑問を持たれている方のお悩みも本記事では解決していきます。これから切削加工の依頼を頼もうと考えている方も、是非ご一読下さい。
アルミは他の素材と比べると切削加工が安く対応できるということをご存知でしたか?
その理由は、①被削性が良い、②形を加工しやすい、③入手しやすく比較的安価、というアルミの特徴が関係しています。
それぞれ詳しくご説明します。
被削性とは、切削加工をするうえで削られやすいかどうかということです。つまり、被削性が良い=切削加工がしやすいということです。
切削加工がしにくい素材の場合、加工に使用する刃物にコストがかかってしまったり、マシン等で自動的にできない部分も多いため、その分人件費がかかったり、加工時間が長くなってしまったりと手間もコストもかかってしまいます。
一方、被削性のいいアルミは、他の素材と比べて切削加工が安く対応することができます。
アルミのように加工性に優れた材の場合は、切削加工の工程が減りコスト削減に繋がります。
例えば、大きな塊から小さな部品を切削する場合、加工時間がかかってしまうだけでなく、加工する時の材料費も高くなってしまいます。つまり、切削加工を用いる場合には、できるだけ手間や時間、コストがかからないように、完成寸法に近い材料を使うことが必要です。
上記理由から、完成寸法に簡単に近づけることができるアルミを使用すると、他の素材よりも安く対応することが可能です。
加工対象の素材が安価であると、切削加工のコスト削減に繋がります。
アルミは他の金属と比べると流出量が多い傾向にあり、在庫リスクも低いです。そのため、アルミは比較的安価な金属であり、加工自体のコストも安く対応することが可能です。
引用元:株式会社奥野精密工業
引用元:関東精機株式会社
引用元:山川工業株式会社
引用元:有限会社斉藤プレス
今回はアルミ切削加工についてご紹介しました。
アルミ切削加工は金属加工メーカーによって仕上げや価格が違うこともあるため、依頼する際は十分に調べることをおすすめします。また、アルミ切削加工を依頼できないメーカーもあるため注意が必要です。
また、アルミ切削加工についてお悩みの時は、ぜひMitsuriにご登録下さい。
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