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製造業の営業DX!見積り業務をオンライン化する方法

この記事を監修した人

島尻 亮汰

Mitsuri PdM

製造業向け商取引プラットフォーム「Mitsuri」のプロダクトマネージャーとして、プロダクトの開発からマーケティングの戦略立案・実行に至るまでを包括的にマネジメントを行う。著書「SaaSで考えるPLG戦略」

近年、製造業界でも「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉をよく耳にするようになりました。

しかし、DXは単なる業務のデジタル化とは異なります。

それは、デジタル技術を活用して企業の在り方そのものを変革し、新たな価値を生み出していく取り組みなのです。

製造業における営業DXの重要性

経済産業省の調査によると、製造業におけるDX投資は2025年までに大幅な増加が見込まれています。

参考:https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html

たとえば、ある工程をデジタル化して効率を上げることは「デジタル化」と呼ばれます。

一方、DXというのはより広範な概念で、デジタル技術を活用して企業活動全体を見直し、新たな競争力を獲得することを目指します。

それは新製品の開発かもしれませんし、顧客との関係性の再構築かもしれません。またサプライチェーン全体の最適化という形で現れることもあります。

このような変革の波は、製造業の営業活動にも確実に押し寄せています。

とくに見積もり業務では、従来の紙ベースやメールでのやり取りから、オンラインツールを活用した新しい形へと移行する企業が増えています。

この変化は、単なる作業の効率化だけでなく、取引先とのコミュニケーション方法や、営業プロセス全体の見直しにもつながっているのです。

次は、見積もり業務のオンライン化がもたらすメリットと、具体的な導入方法について考えていきましょう。

見積り業務をオンライン化するメリット

製造業における部品や製品の発注では、見積もり依頼の段階で多くの時間とコストが費やされており、従来の営業プロセスには様々な課題があります。

とくに見積もり業務においては、紙ベースでの作業に多くの時間が費やされ、担当者の負担となっているケースも少なくありません。

複数の取引先へメールや電話で個別に依頼を行い、それぞれの見積書を比較検討、さらに見積もり条件の説明における行き違いやミスの修正に追われ、各社からの異なるフォーマットの見積書を比較するのにも手間がかかります。

このような従来の方法では、担当者の負担が大きく、スピーディーな調達の妨げとなっているのが現状です。


実際、製造業の営業担当者の約7割が、見積もり業務の非効率さを課題として挙げています。

1件の見積もり作成には平均して2-3時間を要し、そのうちの約30%が単純作業に費やされているというデータもあります。

このような状況下で、見積もり業務のオンライン化は、業務効率化の切り札として注目を集めているのです。

しかし見積もり業務をオンライン化することで、これらの課題を一気に解決できます。

まず、見積取得の効率が大きく向上します。

1つの見積もり依頼で複数の取引先から提案を受けることができ、図面や仕様書も一括でアップロードできるため、依頼にかかる手間が大幅に削減されるのです。

さらに、コストと時間の削減効果も見逃せません。

オンライン化により見積もり取得にかかる工数を最大70%削減できたという企業も多く報告されています。

より多くの取引先から見積もりを取得できることで、適正価格での調達が可能になります。

依頼ごとのチャットやトーク機能を使えば、追加の確認事項や仕様の調整もスピーディーに行えるため、やり取りのメールをわざわざ探す手間や時間がなくなります。

うんざりするようなやり取りの履歴メールを探す業務から解放されます。

データの活用による調達の最適化も、オンライン化がもたらす重要なメリットで、

見積もり履歴を一元管理することで過去の取引データを簡単に参照でき、予算策定や価格交渉に活用できます。

社内の承認プロセスもオンライン上で情報がすでに一箇所にまとまっているので、余計な資料作成の手間を省き、意思決定のスピード向上が期待できます。

また、季節変動や市場価格の把握も容易になり、より戦略的な調達活動が可能になります。

緊急案件が発生した際も、過去の取引実績のあるサプライヤーにすぐにアプローチできるため、スピーディーな対応が可能です。

このように、見積もり業務のオンライン化は、単なる業務効率化にとどまらず、調達活動全体の質を向上させる重要な施策となっています。

企業間の取引がますますデジタル化していく中で、見積もり業務のオンライン化は、競争力を維持・向上させるための必須の取り組みとなっているのです。

実際の導入事例から見る効果

製造業向けプラットフォーム「Mitsuri」を活用した企業の事例をご紹介します。

産業機器メーカーのH社では、従来1週間ほどかかっていた見積もり取得プロセスを、わずか2-3日に短縮することに成功しました。

また、一度の見積もり依頼で平均3~4社からの提案を受けられるようになり、調達コストを15%削減できました。

自動車部品メーカーのC社では、Mitsuriを活用して新規取引先の開拓を進めました。

プラットフォーム上で技術力の高い工場を見つけやすく、3ヶ月で12社の新規取引先を獲得。納期短縮と品質向上を実現しています。

まとめ

製造業における見積もり業務のオンライン化は、コスト削減と調達効率化の重要な鍵となっています。

Mitsuriでは、見積もり依頼の掲載は完全無料で、工場側も受注時のみの成約課金なので、初期投資なく始めることができます。

まずは無料登録から始めて、オンライン見積もりがもたらす効果を実感してみませんか?

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