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グリスニップル(グリースニップル)の規格、種類、構造

金属部品 | 2021年07月22日

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今回はグリスニップルの規格・種類・構造について解説します。

ニップルとは、棒やパイプの機械部品同士を接続するための管上の部品を指します。そのなかでもグリスニップル(グリースニップル)は、機械の可動部分にグリスを供給するために必要な部品です。一口にグリスニップルと言っても、A型・B型・C型などの種類があります。

グリスニップル(グリースニップル)とは?

グリスニップル(グリースニップル)とは、機械の可動部分にグリスを供給する配管の注入口になる部品のことです。グリスニップルの供給口は逆止弁構造になっているので、グリスガンから圧力をかけて配管に注入した際に、グリスが逆流してくることがありません。

グリスニップルの材質には、主に鉄・ステンレス・真鍮が採用されています。

グリスニップルの主な用途は、重機などの機械の軸受け部分に採用されています。グリスの注入箇所は作業性に乏しい箇所に配置されている場合があるので、使用する環境によって作業性のよい製品を選定する必要があります。

引用元:MiSUMi-VONA 技術情報 グリスガンの種類と特長

グリスを注入するにはグリスガンや専用のホースを使用します。グリスガンはストレートタイプとピストルタイプがあり、ピストルタイプは片手でもグリスを注入できます。グリスガン・グリスガン用ホース・グリスニップルは、それぞれ先端の形状が合うものを使う必要があるので選定の際は注意してください。

グリスニップル(グリースニップル)の構造

引用元:astamuse グリースニップルの逆止弁開放治具

グリスニップの本体にはスチールボールとスプリングが内蔵されています。スプリングが、グリスニップルの先端にスチールボールを押し付けることで、逆流を防止します。

グリスニップルは、グリスを注入するときの外からかけた圧力により、スチールボールが奥へと押し込まれて注入できる仕組みです。

グリスニップル(グリースニップル)規格とサイズの測り方

グリスニップルは、【JIS B 1575:グリースニップル】のJIS規格があります。グリスニップルの形状および寸法は、JIS規格にて決められています。

しかし、メーカーによってはJIS規格に則ったものではなく、自社規格にて製造した製品もあります。正しく使うためにも、選定の際はグリスニップルとグリスガンなどの規格が合っているかを確認するようにしましょう。

グリスニップルにはミリねじのもの以外に、インチでサイズ表記している管用ねじを採用している製品もあります。

ミリねじや管用ねじは、サイズやねじのピッチが近いものがあり、見た目だけでは判断しにくい場合があります。これらを判別したい場合は、ノギスを使って六角の二面幅を測定し、製品仕様と見比べて判断します。

グリスニップル(グリースニップル)の種類

グリスニップルは本体の形状の種類により、A型・B型・C型の種類に分類されます。

また、これら以外にも先端形状が異なるピンタイプやボタンヘッドと呼ばれる形状のものもあります。

A型・B型・C型の違い

A型はグリスガンをまっすぐ押し当てて注入するタイプです。B型は本体が斜め、C型は本体がL字になっているのが特徴です。A型が使いにくい作業環境で、B型やC型を採用します。それぞれの形状は以下の画像を参考にしてください。

・A型:本体がストレートになったタイプ

引用元:MiSUMi-VONA グリスニップル A型

・B型:本体が斜めになったタイプ

引用元:MiSUMi-VONA 注油器シリーズ ステンレスグリースニップル B型

・C型:本体がL字になったタイプ

引用元:MiSUMi-VONA 注油器シリーズ ステンレスグリースニップル C型

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