2025-03-03
更新
小椋 学
(株)Catallaxy CFO
40代半ばからの金融業界からの転職。製造業について何も知らないところから、恥と汗をかいてもう4年。現場の職人芸や創意工夫に感嘆しながら、ITの力でそれらをサポートできないか日々奮闘。
製造業のマッチングプラットフォーム「Mitsuri」の2025年1月の活動をご報告いたします。Mitsuriも新たな成長のステージに入っています。
1月は例年、製造業界では年始の調整期間となりますが、今年は力強いスタートを切ることができました。
これまでのプラットフォームの推移を見ておりますと、新規登録ユーザーの80%が発注側で20%がサプライヤーとなっておりました。しかし今月は40%近くがサプライヤーとなっており、発注者の方にとってより幅広く柔軟なご提案ができる体制となってきております。
一方、サプライヤーの皆様にとっては「競合が増えてきたら見積もり敗退が増えて新規の客がつかないじゃないか」となるところ、サプライヤーが増えても成約率は先月比で若干微増の44.3%となっております。すなわち見積もりを2つ出した場合に1つは決まるという意味です。
一方平均成約金額はおしなべて5万円前後であったところ先月は3万円台に落ち込みました。オンラインという性質上、なかなか高額の発注はしにくいという部分はあります。とはいえサプライヤーからみるとMitsuriは初回成約手数料のみ頂戴しますから、仮にMitsuriで10件見積もりを出すとしますとその半分の5件が成約にいたり、すべて4万円の初回取引とすると5件で4,000円 * 5件 = 20,000円の費用となります。
営業マンを雇ってひたすら架電やネットワーキングを繰り返すよりも、よほどコスパがいいですよね。
当月はサービス基盤の強化に注力し、ユーザーエクスペリエンスの向上に取り組みました。
サービスリニューアル後の累計新規ユーザー数は1,200名を突破。多くの方にご信頼いただき、着実に成長を続けています。
メディア部門でも積極的な取り組みを行いました:
これらの施策により、月間PVは着実に増加しており、製造業関連の情報源として多くの方にご利用いただいています。
今後は以下の領域に注力してまいります:
基盤となるマッチング機能は安定した価値提供ができており、今後はユーザー数と取引件数の拡大フェーズに入ります。特に工場ネットワークの拡充に注力し、より多様な製造ニーズに対応できる体制を整えます。
「ワーク」と呼ばれるマーケット機能のさらなる活性化を目指します。サプライヤー向けにテンプレートや成功事例を共有し、掲載のハードルを下げる取り組みを強化します。
マッチングサービスを入口としながら、蓄積されたデータやネットワークを活用した新たな価値提供の構築を進めています。メディア部門でもタイアップ記事など、業界の皆様に役立つコンテンツ拡充を目指します。
広告掲載サービスは、複数のお問い合わせをいただき、契約も順調に増えております。企業様の多様なニーズにお応えするため、3種類のプランをご用意しておりますが、ニーズに応じて柔軟に対応させていただいております。ぜひご検討くださいますようお願い申し上げます。
Mitsuriは「製造業DXの中心」となるべく、日々サービスの改善を重ねています。ユーザーの皆様からいただくフィードバックは私たちの大きな励みであり、サービス改善の貴重な指針となっています。
今後も製造業界の皆様にとって価値あるサービスを提供できるよう、チーム一同努めてまいります。ご意見・ご要望などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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