株式会社山栄工業

若い力で未来のものづくりを

株式会社山栄工業について
岐阜県各務原市に若い力で未来のものづくりに挑む板金加工メーカーがある。

株式会社山栄工業だ。

大きな敷地と若い力で。

全国の公共施設、商用ビルなどを中心に。

建築関係の板金製品を実現。

今回は代表の山岸準也氏にお話を伺ってきました。

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快く取材を引き受けていただき、ありがとうございます。まずは、御社の事業内容や強みを教えてください。

山岸氏

弊社は、主に建築関係の板金製品を手がけています。
メインの材料としては使用しているのは、鉄、アルミ、ステンレスなどです。
今、依頼いただいている仕事の9割以上が、建築関係。
弊社の特徴としては、平均年齢が全体で32歳と比較的若い点ですね。
役員を除いて従業員が、11名です。
60代が1人、50代が2人、40代が1人、30代が2人、残りが20代ですね。
技術的にこの5年10年で伸びていく世代が充実しています。
工場も、同業他社と比較して広い方ですので、ロット数の多いものも手がけることができます。
ただ、建築関係で同じものはほとんどありません。
小ロット、多品質少量生産の受注を受けることが多いですね。


ありがとうございます。積極的に若い世代の採用をされたのでしょうか。

山岸氏

そうですね。
ここ、3、4年、人手不足が大きくうたわれていますよ。
弊社は、6年前から本格的に動きしていました。
当時、古参の社員が多くなってきていまして。
今後10年20年のことを考えた時に、新卒採用をしないと死活問題に至ると思ったんです。
それで、計画的に採用に取り組もうと。
主に、高校の卒業生をターゲットにして、隔年で一名は採用できるように手がけました。

その成果が上手くでました。
私自身が工業高校の出身で、当時お世話になった先生と連絡を取り続けていたんです。
それで、どうやったら会社と母校をつなげることができるかなと考えて。
相談してみたら、インターンシップでつながることができるということでした。
じゃあ、やってみようと思いまして。

弊社は、インターンシップを受け入れますよ、ということ推進したんです。
インターンシップをやっていく中で、高校とのつながりも少しずつできてきまして。
インターンシップ自身が、直接採用に結びついたわけではないのですが。
そういう施策を取るようになってから、高校生が入社してくれるようになりましたね。

インターンシップで、色々な高校生と話をさせてもらいました。
ただ、なかなか製造業に進みたい生徒は少なかったですね。
それでも、弊社の名前を高校側に知ってもらえるようになったという部分では、大きかったと思います。

弊社に応募して来てくれた方と面接で話をしていると多いのは、地元で働きたい方。
できれば、今住んでいる場所から車で通える範囲で仕事をしたいという方が多かったですね。
弊社の社員も、車で15分から30分圏内に住んでいるような方ばかりですね。
結果として、地域密着型の企業になっています。

なるほど。新卒採用は、なかなか難しいというお話を伺ったことがあります。何か気をつけていることとかございましたら、お伺いさせてください。

山岸氏

ミスマッチを起こさないように気をつけていますね。
実際に、入社するときに実際に手がけたい仕事について、きちんとヒアリングするようにしています。
ちょっとしたミスマッチで辞められてしまうのは、お互いにとって不幸ですからね。
きちんと打ち合わせをした上で、新年度から頑張ってもらえるように意識しています。

面接の際に、弊社のビジョンの部分をきちんと説明するようにしています。
これは、やはり会社の一番大事な部分ですからね。
もし自分のやりたいことと方向性が違ったり、共感できない部分があれば、採用するわけにはいきません。
ここをきちんと理解してもらわないと、どこかでミスマッチの部分が生まれてしまいます。
共感してもらった方に、入社してもらうようにしています。
おかげ様で、ここ5年ほどは離職率は0です。


ありがとうございます。今、お話に出た理念の部分について、是非お話を伺わせてください。

山岸氏

はい。
弊社は、「共に未来を創造する」という理念を掲げています。
単に、自分や同じ現場で働いている仲間だけが幸せになればいいのではない。
弊社の事業に関わるすべての人の幸せにしたい。
弊社だけで事業を行なえているわけではありません。
仕入れ先、外注先、自社以外の皆さまがあって、事業が成り立っている。
共存共栄でないといけません。
そういうことが、当たり前な風土が会社の中にないと社会的にも成功しません。
自分たちだけのことを考えて、事業を行っていたら絶対にどこかでうまくいかなくなりますから。
できるだけ、毎日の行動の中にそういうものを落とし込むようにしていますね。
具体的な事例を挙げながら、よかったこととよくなかったことの反省をしています。

弊社では、経営指針と呼んでいるのですが、1年間の計画書を毎年発表しています。
その中に、経営理念と同時に稼ぐものとして、利益と信用と時間を稼ごう、ということを入れています。
この3つは、幸せになるための材料だと思っているんです。
働くことを通して、この3つを稼ぐんです。

それから、自主性、民主制、連帯性の3つも大事にしています。
自主性は、一人一人の意見や思いを積極的に言える環境を作ること。
民主性は、そのような中から出てきた意見などをみんなで考えて決めていく。
連帯性は、決められたことに対して、みんなでやっていく。
自分の意見が、そのような形でみんなで決めてやっていくということができれば、幸せなんじゃないかなと。
このような仕事の仕方を通して、自分たちが積極的に幸せをつくっていく。
そういうことを目指していますね。


ありがとうございます。事業承継が難しいという話をよく伺っています。どうして、会社を引き継ごうと思われたのでしょうか。

山岸氏

高校を卒業した後に、海外に留学していました。
2年行って帰ってきた時に何をしようと思って、仕事を探していたんですね。
その時に、外で仕事するくらいなら父親の会社で働いてみなよって母に言われまして。
確かに、そうだなって(笑)
お世話になっているんだし、せっかくだからと働き始めました。
ただ、最初の5年間くらいは、本当に毎月毎月辞めたいと思っていました。

私が入社した時点では、古参の社員がたくさんいらっしゃったんです。
私も生意気な若造だったので、色々口を出したんです。
そこで、なかなか意見が合わなくて。
でも、現場で苦労している父親の顔を見ざるを得ないですよね。
いつも自分に何かできないだろうかって考えていました。
自分なりに必死に頑張ってはみたんですが、自分一人でどうにかならないことが多くて。
自分の時間を使いながら、夜遅くまで働いていたんですが。

じゃあ、若い人間を採用しようと思って、実際に採用してみたんです。
ただ、一人目を採用した時にすごく責任感を感じたんですね。
採用するっていうことは、その方の人生に関わっていかなければいけないことです。
できる限り、その人の人生を豊かにしてあげなければいけない。
採用を担当してみて、そういうことに気がついたんです。
で、父の苦労もよくわかってきて。
自分自身が、しっかりしなければいけないということを身にしみて感じました。
そこで、仕事に対する意識がガラッと変わりました。

もう一つも、私事になりますが、28くらいの時に、母が亡くなったんです。
その時に、今の会長が全然仕事も手につかない状態に陥りました。
でも、会社を誰が回すのかって、周りを見ても誰もいない。
自分しかいないんですね。
じゃあ、自分が父に変わって、この会社のかじ取りをしていかなければいけない。
父に楽をさせてあげたい。
そういう気持ちになったんです。

それまでは、お客さまと込み入った話をしたこともそれほどありませんでした。
製作とか製造の工程を組んだこともありませんでした。
でも、やらなければならない。
古参の社員に色々お願いしながら、ようやく自分の役割というか何をしなければいけないのかよくわかりました。
そのような形で会社を継ぐことになりましたね。

ありがとうございます。実際に社長に就任されてから、特に力を入れたことなどございましたら、お伺いさせてください。

山岸氏

採用に関しては、就任前から力を入れようと考えて手がけてきていました。
今は、実際に入社してくれた彼らの育成ですね。
この部分は、まだ道半ばなのですが、取り組んでいきたいと思っています。

お仕事の部分に関してはいかがでしょうか。

山岸氏

引き継いだ時点では、既存のお客さまがほとんどでした。
その中でも、2社3社でほとんどの売上を占めるような形でして。
外部環境に、左右されやすいような経営になっていたんです。
これは、極論を言うと、1社がダメになると、3割の売上がなくなってしまうような感じです。
この辺りを改善していこうと、手がけて実際に変わりつつありますね。
ビジネスマッチングのような商談会があれば、できるだけ足を運ぶようにしました。
新規のお客さまを獲得していくように努めていますね。
成果は少しずつ出てきていて、今年に入ってからも新規だけで3社ほどお客さまが増えています。

ありがとうございます。これまで手がけられた中で難しかった案件や印象に残っている仕事などございましたら、お伺いさせてください。

山岸氏

弊社のホームページの中にあるもので言えば、大垣共立銀行さまのもの。
このパネルには、結構苦労した記憶があります。
直線部分は、問題なかったのですが、表側のR面がついている部分。
ここが、なかなか大変で。
上側の見切り部分にも格子状のフレームが入るんです。
設計上で切欠きや穴あわせを確実にして、正確に部品をつけたりしなければいけない。
ステンレスをTIG溶接したりして、仕上げなければいけないことも多かったです。
大きさとしても、10m以上、15mくらいあったので。
取り付けまでは手がけていないのですが、短い納期のなかでの製作でしたのでかなり大変だった記憶がありますね。

ホームページに製作実績を、載せれていないものも沢山あります。
設計が複雑な物件も(多面体や複数R形状の連続しているもの)実績が多数あり、特にCADの部分で苦労しました。
恐らく、同業他社さんが見たら頭を抱えるような物件も、弊社では数多く手がけています。
そういう物件は製品1本1本形状も、曲げ寸法・角度も異なり、溶接も一筋縄ではいかない。
すべての工程で苦労しますが、やりきった後は社員の表情もまた違ってきますね。
1年も経てばどんな苦労も笑い話とともに語り継がれてます。


ありがとうございます。大きな質問になってしまうのですが、板金業界全体や金属加工業界全体の課題などございましたら、是非お伺いさせてください。もちろん、御社の課題でもかまいません。

山岸氏

板金業界全体につながる話だと思いますが、板金に関してはまだ3次元という考え方が進んでいないように思います。
東海地域は、航空産業や自動車産業が盛んなんです。
そういう業界に関わっている経営者の方と話をする機会がどうしても多いのですが。
話を聞いていると、航空産業とか自動車産業は、3次元データで製品を作るのが当たり前になっている。
ただ、板金という業種になると、まだまだ手書きだったり、2次元のCADデータを使用しているのが現実です。
板金にも仕事の受け方、流し方として、3次元の流れが出てくると、もっとリードタイムが短くなったり、もっと面白いものができるのではないかと思っています。
弊社では、10年くらい前から、3次元モデルで設計して製作するようにしています。
ただ、なかなか上手く運用できていないのが実態ですね。

3DCADで依頼されるようなケースがないのでしょうか。

山岸氏

ほとんどありませんね。
この10年で10件程でしょうか。
建築業界でいえば、まだまだ2次元です。
工作機械やカバー関係では、ある程度3Dモデルで手がけている印象があるのですが。
ただ、その業界ってある程度ロット数があります。
でも、建築業界に関して言えば、型式やロット数が出るものが少ない。
建物の大きさ、形も毎回違いますので、まだまだ遠いものなのかなって感じがあります。
ただ、世代として時代の流れを積極的につくっていかなければいけないのかな、とは思っています。
3次元CADを通しての仕事の受け方、流し方。
それによるリードタイムを短縮。
積極的にそのような取り組みに挑戦していきたいと考えていますね。

まとめ

強みの建築関係の板金製品に。


若い力でより付加価値のある製品づくりを目指す。


共存共栄の理念と共に。


株式会社山栄工業は、未来のものづくりに挑戦する。

加工技術

  • カット・穴あけ加工
  • 曲げ加工
  • 抜き加工
  • 成型加工
  • 溶接
  • 塗装
  • めっき
  • 組立
  • 検査
  • 仕上げ・研磨

対応材料

  • 鉄鋼
  • 表面処理鋼板
  • ステンレス
  • アルミニウム
  • その他
  • 銅・真鍮
  • 板プラスチック

基本情報

代表者名
山岸隼也
担当者名
山岸隼也
従業員数
11名
創業年度
1981年
メールアドレス
j.yamagishi@kk-saneikogyo.com

住所

〒509-0145 岐阜県各務原市鵜沼朝日町2丁目59

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