榛木氏
本当に様々な人がいますね。
採用しようとしても同じような人を採用できません。
弊社では、それぞれの個性を大事にするように意識しています。
ものづくりは、お客さまからいただいた図面を形にする仕事なんですけど、その人その人が持っている個性みたいなものが出るんですよ。
だから、人間的に良いものを持っているといいものができる。
逆に、ネガティブな考えのもとに仕事をすると、いいものはできません。
これは基本的なことですが、ポジティブな考えを持って仕事をしてもらうように心がけています。
もちろん、人間には良い部分と悪い部分があります。
その中で、できるだけ良い部分をだして仕事をしてもらいたい。
そういう意味で、能力と熱意のある方にポジティブな考えのもとで仕事をしてもらっていますね。
弊社は、経営理念に3つのことを掲げています。
1つ目が、「互いに感謝し、啓発し、皆の輝く未来のために挑戦します」。
これは単に仲良くしようということではありません。
お互いがいて、初めて自分の仕事が最後まで成就する。
だから、お互いの存在に感謝して欲しいんですね。
もちろん、正しいことは正しいし、間違ってることは間違っていると言えなければいけません。
お互いが切磋琢磨して、成長しあって欲しい。
そういう意味を込めて「感謝し、啓発し」ということを入れています。
何のためにそのように仕事をするのか。
それは「皆の輝く未来のために挑戦」するためです。
それが、1つ目の理念ですね。
2つ目は、シンプルなもので「お客様からありがとうと言っていただける優れた製品をつくります」です。
「お客さまからありがとうと言っていただける」というのは、皆がそれぞれの立場で具体的なイメージを持つことができますよね。
どうしたら、ありがとうと言ってもらえるのか。
個々人が日々考えながら、ものづくりをして欲しいと思っています。
自分だったら、こうしてもらった嬉しい。
そういうことを考え抜いて、お客さまに「優れた製品をつくります」。
3つ目が、「ものづくりの素晴らしさを伝え、社会に貢献します」です。
これは、従業員がものづくり集団の一員として、自分の仕事に誇りを持ってもらいたいと考えたんです。
ものづくりに、自信と誇りを持って取り組むことは、立派な社会貢献だと思っています。
もちろん、社会貢献には色んな形がありますよね。
その中で、我々はものづくりを通して社会貢献する。
我々が、製品を提供することで世の中が良くなっていくと考えています。
この3つを経営理念に入れています。