株式会社フロインテック

フロインテックにできないものはない

株式会社フロインテックについて
埼玉県川口市に一品ものに強みをもった板金加工メーカーがある。

株式会社フロインテックだ。

ステンレス加工のスペシャリストとして、設計から製作までワンストップ。

できないものはなにもない、と言い切る。

なぜそこまで言い切ることができるのか。

今回は代表の永田勉氏と総務課の大田氏にお話を伺ってきました。
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快く取材を引き受けていただき、ありがとうございます。まずは、御社の事業内容や強みを教えてください。

永田氏

はい、弊社では製薬機械の仕事が8割くらいです。設計から完成・出荷まで行っていて、素材は全てステンレスでやっています。

大田氏

鉄の加工もできるんですが、鉄粉がついてしまうとステンレスでも錆びてしまうんですよ。
そうするとステンレスを使う意味が無くなってしまうので、ステンレス加工に特化しています。

永田氏

業界的にはステンレスを使う業界のお仕事が多いです。
製薬関係の次には食品関係との取引が多くて、他には化学関係などの仕事も受けていますね。
ステンレスと相性のいい薬品とかです。
最近では、半導体関係の仕事も増えています。

御社は一品ものに強みを持たれていると伺いました。

永田氏

そうですね。
量産はやっていません。
全て一品ものでやっていくと決めて、工場自体をそのように作っています。
全て手作業でやっていくような仕事しか受けません。

大田氏

試作ではなく完成品をゼロから作って、組立まで行っています。
例えば、機械装置ですね。

そういった一品ものは、どのくらいの期間で作れるものなのでしょうか。

永田氏

簡単なものであれば1ヶ月くらいでできます。
普通は、3~4ヶ月くらいですね。
設計も含めて計算すると半年くらいかかりますね。

大田氏

注文としては簡単な部品や一部の機械設備のようなものあります。
そういったものであればもっと短期間で可能ですね。

設計から組み立てまでワンストップで依頼できるところは強みですね。

永田氏

そうですね。
ただ、一部外注もしています。
例えば、切る工程です。
今、切断ってほとんどレーザー加工でやっています。
ただ、レーザー加工機は金額が高い。
弊社で取り扱うものとの兼ね合いを考えると、金額が合わないので外注してます。
もう1つは曲げの複雑ものですね。
やはり専門の業者にお願いした方が早くて正確ですし、コストも抑えられます。
板金分野で、この2点だけは外注しています。

あと、装置全体を作っていますから、仕事として機械加工の部分もあります。
旋盤、フライス、NCなどが必要なものは外注しています。
それ以外は、全て社内で行っていますね。
社内で行う工程の中で特に強みとしているのは、溶接。
これだけは外注してしまうとうまくいかないことが多いですから。

川口i-waza(いいわざ)ブランドの動画を拝見しました。そこで、ご紹介されていた内容について伺ってもよろしいでしょうか。

永田氏

溶接ですよね。
ステンレスには特性があって、切るだけだったらそんなに変形しません。
ただ、曲げるときに特性として伸びてしまいます。
この点に関しては、調整するソフトがあって、それに則れば簡単にできてしまいます。
でも、熱のかけ方という点では別の特性があって。
溶接の温度のかけ方によって縮み率というものが変化します。
これはソフトの中では処理できない要素なんです。
人の勘でどのくらい縮むか、判断しないといけません。
溶接時にそれらを注視しておかないと、なかなかぴったりといかないです。
後で、直すのは大変ですしね。

まさに職人・技術屋の世界ですね。

永田氏

そうですね。
職人に任せています。
量産品ではないので、毎回扱っているものが異なります。
だから、職人の腕が重要。
加工工程を設計屋さんとうちの職人とが話し合いながらやっています。
社内に設計があるのですが、設計通りに仕事しても上手くいかない。
そうなると設計屋さんの方からこうしたらいいんじゃないのって案が出てくるんですよ。
これは動画でも紹介していますよ。

特に難しかった加工などはありますか。

永田氏

難しい加工は常にやっていますね。
弊社は既製品にはならないようなものを扱っていますから。
しかも、毎回他社でやらないというか、既製品にはないようなものをやりますから、そういう意味では常に難しいことやってますね。
現場でも職人が2,3人集まってどうしようああしようってやってますから。

なるほど。そうすると技術の継承など下の世代に伝えていくのが大変かと思います。何か具体的に取り組まれていることなどありましたら、教えてください。

永田氏

新人が入れば必ず先輩がついて、1から教えることにしています。

大田氏

社長が繰り返し言っています。
「わからなかったら聞け」。
「聞くことは恥ずかしいことじゃない」。
中には聞くのが苦手な人もいますから。

技術を継承するのは、コストの面で難しいものがあるのではないでしょうか。

永田氏

そうですね。
ただ、弊社の場合それをやらないわけにはいかない。
会社の存続は、人材の育成にかかっていますから。
最近の板金屋さんは機械に投資して、少しでも良い機械を入れようとしますよね。うちは全く逆で、人の育成にお金をかけています。

設計から組み立てまでやるようになった経緯をお伺いしてもいいでしょうか。

永田氏

弊社はメーカーではありません。
弊社のお客様がファブレスなメーカーでして。
研究開発型のメーカーで、製造部門がないんですよ。
そこは製薬会社向けの製品を作ってる会社でして。
そのメーカーさんの製造部門を担っているんですね。
そこの会社の開発も8割方は弊社で担当しています。
製造の方は、全体の1割くらいになりますね。
製造部門としては、うちが一番小さな会社なんですよ。

弊社はこの会社になって、ちょうど20年になります。
その前に、この前身の会社がありまして。
そこは戦前からやっていて、80年くらい続いた会社です。
その会社が解散になって、その後に私が社長に就任しました。
全身の会社で働いていた6人の職人に残ってもらいました。
その職人が全員ステンレスの板金職人で。
技術を継承しながら今日に至っています。
それがなければ、20年で今の技術は確立できなかったでしょうね。

なるほど、ありがとうございます。新しい取り組みなどありましたらお伺いしたいのですが。

永田氏

そうですね。
食品とか機械産業とか、半導体関係。
この辺りの仕事をしてみたいと考えています。
もちろん、今の仕事をメインにしながらですけどね。

それからレーザー溶接機。
ペンタイプのものなんですけど、これに取り組んでいきたいですね。
レーザー溶接機って普通はロボットを使う。
弊社は、ハンドメイドでやっていきたい。
そう考えていますね。

職人の技術を活かすためにでしょうか。

永田氏

そうです。
弊社の取り扱いは一品ものです。
ロボットにできる部品がないんですよね(笑)。

溶接は自動化の方向に流れていると伺ったことがあるのですが。

永田氏

なるでしょうね。
同じものを量産するようなところでは。
ただ、今言ったように一品ものだと自動化の意味がないんですよ。

大田氏

自動化のためのプログラミングをしている間に一個作れてしまいますからね。

永田氏

だから、弊社に自動化は全く必要ないんですよ。

大田氏

あとは、先ほどお話にでた川口i-wazaブランドの動画に関連するような認定制度。
弊社は、様々な認定制度をいただいています。
その中でも難しいのはユースエール認定制度。
若者にエールを送るような働きやすい企業を国が認定するものです。
例えば、残業が少ない、有給が取りやすい。
認定制度を積極的に受けることで、人材の採用や新規事業の開拓がしやすくなります。
要は、会社のPRになるんですね。
ですから、認定制度のようなものはできるだけ取れるように心がけています。

具体的に、どのような場面でPRになるのでしょうか。

大田氏

採用に一番強いです。

永田氏

そうですね。
採用に有利です。
特に、ユースエール認定を見て応募してくる人がとても多いです。
弊社は、採用で全然困っていません。
そういう会社って珍しいですよね。
20代の人もとても多いんですよ。

大田氏

弊社の平均年齢は38才くらいですね。

なるほど。メーカーさんにとって、常に新しいものを作っていくというのはどういうことなんでしょうか。

永田氏

車と同じで新しいものを出さないと、なかなか売り上げが伸びない。
だから、新しいものを出し続けるのではないでしょうか。
作業性や加工時間などを改善しよう、という議論をしながら。
機械もそれに応じて少しずつ変わってるんですよね。
その機械にあわせて、弊社もものを作っていく。

近日中に行かなければいけない仕事がありまして。
そこのメーカーさんから、10年に一回くらいの割合でお仕事をいただいています。
一つの機械をつくるのに10年ぐらいかかってしまうんですよね。
そうすると形式が全く変わっちゃいます。
以前のものでは全然対応できない。

お客さんによって仕様が異なっているということもあります。
外観は一緒なのに、中身全部違っているんですね。
作るものに合わせて仕様を変えているんですね。
そこのニーズはくみ取らないといけませんから。

少し大きな話になるのですが、板金加工業界の課題についてお話を伺わせてください。

永田氏

設備産業化の部分でしょうか。
板金加工の工作機械メーカーって、アマダさんが強いですよね。
工作機械は、ほぼアマダさんっていっても過言ではない。
色々なものを吸収しながら、成長していますよね。
なかなか競合が出てこないということもあるんでしょうけど。

一般的な板金屋さんって、工作機械のコストが高くて大変だと聞いています。
設備投資の部分で苦労している。
弊社は、同じコストなら人にかけるようにしています。

大田氏

難しいですね。
こう板金加工業界全体の問題ってなると(笑)

永田氏

そもそも川口って板金加工業者自体が少ないんですよ。
丸モノの製缶屋さんとかしかないね。

一度最先端設備を入れてしまうと、走り続けなければいけない。
そういう難しさがあるかもしれないですね。

他社さまで、よくものづくりの担い手不足のお話を伺っています。この点について、御社はどのように考えていらっしゃるでしょうか。

永田氏

弊社の話でいえば、職人は募集してもまずいません。
ですから、育てるしかありませんね。
若い人を育てあげて職人にしたいと考えています。
結局は、それが会社の存続にも繋がっていく。
だから、若い社員にできるだけの援助はしてあげたいと考えています。
いい職人になるためにですね。
他社が、設備に投資しているのと同じですね。

大田氏

弊社の現場は、量産じゃないからやってて楽しいみたいですね。
量産って、機械で同じことをやり続けなくてはいけない。
弊社は、図面を渡されて、これ作れって感じで仕事が来ますから。
自分で考えたり、工夫しながら仕事をしなければいけない。
そこが楽しいみたいですね。
ものづくりの面白さって結局そこにあるじゃないですか。
何に使うかわからない一部分をやるより、ゼロからかかわって何に使われるものか考える。

永田氏

完成品も見ることができますしね。
自分がどこの部分を作ったかもわかります。
そういうところをきちんと見えるようにしてあげることが、大切かもしれませんね。


まとめ

職人技術の伝承に力を入れて。


若者が働きやすい職場で一品ものを作る。


機械ではなく人のハンドメイドに焦点を合わせる。


だから、できないものはなにもない。

加工技術

  • カット・穴あけ加工
  • 曲げ加工
  • 抜き加工
  • 成型加工
  • 溶接
  • 塗装
  • めっき
  • 組立
  • 検査
  • 仕上げ・研磨

基本情報

代表者名
永田 勉
担当者名
武藤 竜介
従業員数
23名
創業年度
1999年
メールアドレス
r-mutoh@freuntek.co.jp
電話番号
048-227-0280 

住所

〒332-0003 埼玉県川口市東領家5-11-20

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