株式会社エッジ・エンタープライズ

200t〜300tの在庫あります

株式会社エッジ・エンタープライズについて
東京都墨田区に大物・長尺に強みを持つ板金加工メーカーがある。

株式会社エッジ・エンタープライズだ。

豊富な商品在庫を活かして短納期、コストの削減を実現。

なぜそんなにも多くの在庫をもっていることができるのか。

今回は、代表の森川弘庸(ひろやす)氏にお話を伺ってきました。
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本日はお時間を頂きましてありがとうございます。まず、御社様の事業内容や強みについてお伺いしさせてください。

森川氏

はい。
弊社は、もともと1952年に東京の下町で創業した板金加工会社です。
3mを超える長尺曲げを主力事業とした曲げの専門会社でした。
基本的に多品種小ロットのものがメイン。
量産ものは、ほとんどありません。
製品の90%は1点ものでして。
ですから。多種多様なニーズに対応するための設計力、そして設計を形にできる技術力が強みですね。

手がけている業種としては、以下の3つがあります。
1つ目は、建築金物とか建築業界向けの建材関係。
2つ目は、食品機械のフレームとか、パネルとか等の細かい部品関係。
3つ目は、車両のバンパーとかベンダーとか装飾品関係。
その中でも、1つ目の建築金物の加工がメインになりますね。
建築金物はものによってデザインが変わってきますが、きちんと対応しています。
また、超短納期の案件にも対応していますよ。

弊社の強みは切板の種類と在庫量ですね。
もともと切板の販売業をやっていたという沿革があります。
ですから、一般的な8〜10尺の切板はもちろんのこと、オーバーサイズの切板の在庫も持っています。
材質でいうと、鋼板、ステンレス、アルミ、真鍮などよく使用されるものものは常備しています。
量にすると、200t〜300tの在庫がありますね。
ですから、仕事の依頼があってから材料の仕入れをすることがありません。
大型・長尺の加工であっても、極短納期にも対応できる。
この点について、弊社は自信を持っていますね。

なるほど。切板の販売から板金加工を手がけるようになった経緯をお伺いしてもよろしいでしょうか。

森川氏

もともと、せん断、曲げ、溶接のような一般板金はてがけていたんです。
その中で、板金加工に軸足を置くようになったのが、80年代にレーザー加工機が出始めた頃のことです。
当時は、レーザー加工機を持っているだけで、仕事がいくらでも舞い込んでくるような時代でした。
弊社も導入しまして、そこから板金加工の受注量がかなり増えました。
切板の販売だけではなく、板金加工の分野でも貢献できることを実感しましたね。
また、90年代はバブルの影響で、建築金物の加工依頼がかなり豊富でした。
積極的に引き受けるようにしまして。
この時代に、今の建築金物の加工のノウハウを積み上げました。
その時代その時代に対応した結果、できる仕事が増えていったという経緯ですね。


ありがとうございます。これまでに手がけた中で難しかった加工などございましたたお伺いさせてください。

森川氏

先ほど申し上げたことの繰り返しになるのですが、弊社は常に一点ものの加工をしています。
ですから、ぶっちゃけてしまえば、どの仕事も難しいんですよ(笑)
その中でも特にということであれば、やはり大物の加工は難しいですね。
単純に持ち運びが大変。
曲げにしても、溶接にしても精度を出すのが難しくなります。
ですから、毎回苦労しながらやっています。

建築金物でいえば、取り付けによって見えなくなる部分があります。
そこにいかに歪みを逃していくか。
これは建築金物を加工するノウハウの部分ですね。
取り付けのことまで考えながらやる。

図面も難しいですね。
お客様からいただた図面を、どのように製品に落とし込んでいくのか。
ここには、いい意味でのストレスがあります。
いつも頭を捻っています。
ただ、ここはちゃんと取り組まないといけない部分ですので、かなり気を遣ってやっています。

なるほど。これまでお客さまからお喜びいただいたお仕事などございましたら、お伺いさせてください。

森川氏

弊社は、東京墨田区に工場を構えています。
ですから、関東近県のお客様より依頼をうけることが多いですね。
その中でも、特に大物に関してお喜びいただいています。
というのも、大物加工は輸送コストがかかる。
弊社は、工場が関東にある。
加えて、材料の仕入れから加工まで社内で一貫加工できる。
また、サイン看板、外壁パネルなどの意匠性製品も数多く手がけています。
そういう幅の広さにでお喜びいただけているのではないでしょうか。

ありがとうございます。板金加工業界全体で設備産業化しているという話を伺います。この辺りに関して、お話を伺わせてください。

森川氏

そうですね。
だからこそ、図面を読み取る力が大切になってくると考えています。
例えば、レーザー加工機。
昔は持っているだけで仕事がきました。
でも、今はどこの業者も持っているような状況ですよね。
そうすると、単純にレーザーでできる加工案件を受注しているだけでは、差別化がはかれない。
要は、食べていけないんです。
これはベンダーや溶接でも同じことです。
ある程度のところまでは、機械さえ揃っていればできてしまう。
じゃあ、他社さまとどこで差別化するのか。
言ってみれば、どうやって生き残っていくのか。

1つの考え方としては図面。
図面はノウハウや経験がないと読めません。
また、図面を書くこともそうです。
イメージ図のようなラフな図面からでも、3DCADを使って図面を作成します。
弊社は、そこでお客さまのよりよい図面を提案することも行っています。
ですから。エッジ・エンタープライズに図面を投げておけば大丈夫。
最後まで、責任をもってきちんと形にしてくれる。
そういうブランディングが重要になってくるだろうと思っています。
弊社は、建築金物の1点ものの加工を長年続けてきました。
そこの読み取り能力と加工ノウハウには、自信を持っています。


ものづくりの担い手不足の問題についてはいかがでしょうか。

森川氏

働きやすい環境作りを最優先にしなければいけないと考えています。
工場の衛生環境を整えること。
新しい生産設備を入れて生産効率をあげること。
従来の力仕事の部分を脱却していくこと。
時間にとらわれない働き方も大事になってくると思います。
弊社は、ものづくりの仕事なので、完全在宅勤務はなかなか難しい。
でも、コアタイムだけ決めてフレックスタイム制を導入することは可能です。
まだ、検討レベルですけど、検討しています(笑)

最後に板金加工の仕事をする上で、一番大事になさっていることをお伺いさせてください。

森川氏

お客様からきた依頼に対して、できないといわないと言わないことですね。
できればいいではなくて、お客様に心から満足いただけるような仕事を実現すること。
そして、働く私たちがそのような仕事に喜びを感じること。
このような姿勢を従業員一人一人がまたないことには、いい仕事はできませんし、いい会社にもなりません。

もっといえば、このような姿勢で仕事ができれば、社会貢献につながっていくと考えています。
弊社は、建築金物の加工をメインにやってきました。
少なからず都市開発に貢献しているという自負があります。
そのようなマインドが今述べたようなことにつながっているような気がします。
これからも、努力を惜しまず仕事に向き合っていきます。


まとめ

豊富な商品在庫を活かして短納期、コストの削減を実現。


それは、もともと材料屋として切板の販売を行なっていたから。


一般的な板材のほとんどを網羅。


大物案件の極短納期の対応も可能。

いつでも200t〜300tの在庫あります。

加工技術

  • 板金加工
  • 金属・切削加工

基本情報

代表者名
森川 弘庸
担当者名
森川 弘庸
従業員数
31名
創業年度
1952年
メールアドレス
entry@edge-enterprise.jp
電話番号
03-3613-0546 

住所

〒131-0041 東京都墨田区八広3-29-11

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