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【金属加工 Mitsuri】無償でご利用いただけるキャンペーン実施中!
金属は、建築材料や自動車、家電製品や食器など、身の回りの様々なところで使われています。とはいえ専門外の方には、金属にはどのようなものがあり、どのような性質を持っているのかなど、詳しいことには馴染みがないことでしょう。しかし、これから金属を扱う予定の方の中には、「金属光沢で輝く高級感のある金属を使いたいが、専門外なため金属のことは全くわからない・・・」「金属加工を依頼したいが、基礎的な知識は確認しておきたい。」というように、金属についての知識を必要としている方もいるかも知れません。そこで、この記事では、金属を材料として選択したり加工したりするときに参考になる、金属の基礎知識を誰でもわかるように解説していきます。金属の5大特性金属は、加工性と実用性という観点から重要な、以下の5つの特性を備えています。・展延性・強度・溶融性・導電性・熱伝導性・光沢押し広げたり伸ばしたりといった加工を可能にする展延性、構造材として使えるほどの強度が挙げられます。また、常温・常圧で固体(水銀を除く)でありながら熱に融けるという溶融性も金属の重要な特性です。さらに金属は、導電性や熱伝導性が高い、つまり電気や熱をよく伝える良導体が多く、金属特有の光沢を示すという特性も持っています。金属が昔から今まで広く普及しているのは、このような様々な特性から金属が扱いやすく、役に立ったからです。金属が常温で固体であり、優れた展延性と溶融性を持つことは、金属を加工しやすくした1つの理由でしょう。また、金属の強度に関する多様性や良導体の存在は、用途を広いものにしています。さらに金属光沢は、美しいというだけでなく、鏡に利用できるという点でも有用です。以下では、これらの特性について詳しく説明していきます。展延性引用元:NIC アルファマガジン.com展延性は、材料が割れたりちぎれたりせず、柔軟に変形する性質を指します。展性と延性という性質をまとめたものだといえばよりわかりやすいでしょう。展性は、圧縮する力を加えたときに変形する性質です。具体的には、展性に優れた金属は、ロールで延ばす圧延等によって板状や棒状に成形することができます。一方、延性は材料に引っ張る力を加えたときに変形する性質を表します。例えば針金は、延性の高い金属の塊を穴の空いた金型に固定。金属の一端を金型の穴から引っ張ることで成形されます。展性と延性について、一概に一方が高ければもう一方も高いわけではありませんが、プレスなどの加工法では両方の性質が重要になってきます。プレスは一見すると、金属を金型で上下からはさみ込むため、展性のみに左右されるように思えます。しかし、金型は複雑な形状をしている場合があるため、ある部分では圧縮し、他の部分では引っ張っているといったことがあるのです。このように、展延性が高いほど金属の加工性は上がりますが、それは同時に金属が柔らかいことを意味します。用途にもよりますが、金属の強みは加工性と硬さなどの強度とのバランスが良いモノを選択できることにあります。強度引用元:溶接ケース.com金属は、人間が扱ってきた様々な材料の中でも強度が高い物質だと考えられています。しかし、一概に金属の強度といっても、硬度や靭性、脆性、剛性など、強度には多くの種類があります。硬度硬度は、材料の変形しにくさや傷つきにくさを表します。実際には金属の硬度は、試料へ圧力が加えられたときのくぼみの面積や深さから評価されます。硬度は、構造を保持する金属等に用いる場合には重要な指標です。しかし、硬度が高いほど展延性は低くなり切削等の加工も難しくなるため加工性は下がります。また一般に、硬度が高い金属は脆くなる傾向があります。脆性脆性は材料の脆さを表し、脆性が高いほど変形せずに割れやすかったり壊れやすかったりします。変形せずに破壊してしまう性質なので、脆性が高いほど展延性は低くなります。靭性靭性は、脆性とは逆に、材料の破壊しづらさを表す指標で、粘り強さを表すとも言い換えられます。それは例えば、長い期間金属に圧力を加え続けたとき、少しづつ変形していくものの破壊するまでには至らない。このような金属が靭性が高いといわれます。また、靭性が高いほど展延性は高いですが、かと言って柔らかいというわけではありません。金属、特に鉄鋼などは、靭性が高い上に硬度もある材料であるためにこれほどまで広く普及しているのです。剛性引用元:NIC アルファマガジン.com剛性は、ひずみにくさや弾性変形のしづらさを表す指標です。つまり、材料に力を加えたとき、元の形状に戻るような変形範囲での変形しづらさを表します。金属に力を加えて変形させても、力を抜けば金属は元の形状に戻ります。しかし、加える力を大きくしていくと、一定の大きさの力を超えた時点で変形は固定(塑性変形)し、元の形状に戻らなくなります。元の形状に戻る変形を弾性変形といい、弾性変形に抗う性質を剛性といいます。剛性は、加工時の被削材の変形しにくさでもあるため、加工精度に関わる性質でもあります。ただし殆ど場合、問題となるのは材料の剛性ではなく工作機械の剛性の方です。工作機械の剛性が低い場合、加工中の工具は材料との接触により弾性変形してしまいます。そのため、設計した寸法まで加工したつもりでも、工具の弾性変形の分だけずれてしまう可能性があるのです。溶融性引用元:昭和精工株式会社金属が常温で固体であり、かつ熱で融けることも、金属を利用するときや加工するときに重要となります。鉄とアルミニウムの融点はそれぞれ1540℃と660℃ですが、これらは人工的に得られる温度でありながら、常温とはかけ離れている温度です。そのため金属は、溶かした金属を型に流し込む鋳造という加工法で複雑な形状を簡単に成形できます。そして冷やされて出来上がった金属製品は、融けてしまったり柔らかくなってしまったりといった心配をすることなく利用できます。また近年では、レーザーによって金属を融点や沸点まで容易に加熱できるようになっています。これにより、金属の切断や穴あけ、溶接など、多様な加工が可能になっています。導電性・熱伝導性金属の電気や熱に対する伝導性の高さも非金属にはない重要な特性です。例えば、銅やアルミニウムが電線や電子機器の導線等に、鉄やアルミニウムなどが熱交換器やフライパン等の調理器具に用いられています。一般に非金属材料の伝導性は金属の10~100分の1と低いので、近年に至るまで導電性・熱伝導性を活かした材料は金属だけでした。最近では、導電性高分子材料などが開発されていますが、コストや性能の面から用途は限られているようです。一方、金属における電気の伝導は金属中の自由電子によって、熱の伝導は自由電子と金属原子の振動の伝達によって実現されています。しかし、不純物が多い場合や高温である場合を除き、熱の伝導も自由電子の寄与がほとんどです。そのため、導電性が高い金属は熱伝導性も高い傾向があり、伝導率は共通して上から銀、銅、金、アルミニウムという順番になっています。銀の伝導性が最も高いですが、コストの面から工業材料としては銅が多く使われています。しかし近年では、より低コストで新たな合金が開発されているアルミニウムへの代替も進んでいます。光沢引用元:科学情報誌金属光沢という特性もまた、金属の実用性に大きく貢献しています。金属光沢はよく磨いた金属表面に現れる性質ですが、これは金属が可視光のほとんどを反射する性質を持っていることに由来しています。特に銀は、下図のように可視光の全域で反射率が高いため、鏡として利用するのに最適な材料となっています。一方、非金属でも光沢を持つ材料はあります。しかし、ガラスの光沢や宝石の光沢など、金属の代替となるものではありません。引用元:徳島大学金属結合とはそれでは、上述した特性をなぜ非金属が示さず金属が示すのでしょうか。それは、原子同士を結びつけている機構が、金属では金属結合、非金属ではイオン結合や共有結合というように金属と非金属では異なるからです。イオン結合イオン結合は、電子を放出または受け取りやすい原子同士で生じます。電子を放出した原子は正電荷に帯電して陽イオン、電子を受け取った原子は負電荷に帯電して陰イオンになります。この陽イオンと陰イオンが静電気力によって引き合い結合することをイオン結合といい、イオン結合によって形成された結晶をイオン結晶といいます。例外もありますが一般に、金属原子が陽イオンに、非金属原子が陰イオンになります。つまり、イオン結合はおおよそ、金属原子と非金属原子が結合するときに起こります。代表的な例には塩(NaCl)がありますが、赤サビ(Fe2O3)や黒サビ(Fe3O4)といった酸化鉄、銅のサビである酸化銅(CuO)もイオン結合で生じます。イオン結晶はおおよそ、硬いことが多いですが脆くて壊れやすい性質を持ちます。それは、結晶が結合している面でずれたとき、下図のように静電気力による反発が起こるためです。また、固体の状態では電気を通しませんが、融点を超えて液体になった状態や水溶液に溶かした状態では電気を通します。引用元:F’z Theory共有結合共有結合は、電子を引き付けやすい原子が同様な性質を持つ原子と電子を共有することで生じます。この結合はおおよそ、非金属元素間で生じ、分子を形成します。また、同種元素間で最も強く結合します。なぜなら、異種元素間だと電子を引きつけようとする度合いが異なり、共有した電子の位置の偏りが生じるためです。例としては、酸素(O2)や水素(H2)、二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)などが挙げられ、ほとんどが常温・常圧下で気体の状態をとります。それに伴い、融点や沸点は極めて低くなっています。しかし近年では、常温で固体であり軽量かつ高強度な炭素繊維などの共有結合で結びついた材料が開発され、航空機や鉄道車両等で金属材料との代替が進んでいます。融点も3650℃と高く、導電性や熱伝導性にも優れるため、超高温環境で用いられる電子機器などへも用途があります。しかし、高価で加工が困難なため、金属との代替は限られたものとなっています。金属結合金属結合は、金属が陽イオンになりやすいことから生じます。金属が集合すると、各原子は集合体内に電子を放出。これを共有し合うことで金属は安定します。ちなみにこの安定は、量子力学的な効果に由来し、電子の位置に自由度があるほど、その運動性に自由度が増すことから来ています。この共有された電子は自由電子と呼ばれ、この自由電子によって金属の様々な特性が実現されています。例えば高い導電性・熱伝導性は、その伝導を担う自由電子が一つの原子に束縛されないことによります。金属光沢もまた、自由電子の存在に由来します。様々な大きさのエネルギーを吸収できる自由電子は、広範囲の波長の光を吸収することができ、即座に光を放出します。この高い反射性が、金属に光沢を生み出しています。金属の高い展延性も、金属結合の仕組みに由来しています。金属結合では、結合に貢献している電子でも、近くの電子と位置を交換したり移動したりできます。そのため、金属は力を加えて結合面がずれても、下図のようにずれたところで原子同士は再結合できます。それにより、金属は変形しやすくなっています。引用元:NIC アルファマガジン.comまた、鉄に炭素を加えると硬くなるように、金属は異種金属を加えると展延性が下がり硬くなる傾向があります。これは、力を加えたときに生じるずれが異種金属によって抑えられるためです。金属はこのほか、欠陥や転位(線上の欠陥)が内部にあっても硬くなりますが、異種金属はこれらの欠陥を動きにくくするため、さらに硬度を向上させます。金属の代表的な種類次は、金属材料として代表的な鉄、アルミニウム、ステンレス、銅、真鍮について見ていきましょう。鉄引用元:三沢興産鉄は、人類が最も広く大量に利用している金属です。ですが、実際に使用されている鉄のほとんどは炭素を0.02%〜2.1%含んだ鋼、及び炭素を2.1%〜6.7%含んだ鋳鉄と呼ばれる材料です。工業的に利用される鉄鋼材料には、さらにシリコンやマンガンなども少量含有されており、用途に応じて多様な合金が用いられています。例えば、自動車に用いられる高張力鋼(ハイテン)と呼ばれる鋼材では、炭素の添加量や合金元素を調整するだけでなく、加工中の温度を調整することで結晶構造や組織までをも制御しています。このように鉄鋼は、多様な種類がありますが、おおよそ共通して靭性と加工性を両立している加工しやすい材料です。しかし、湿気によってサビを生じ、酸によって溶解することがあるので防サビなどの処置が必要不可欠となっています。アルミニウム引用元:株式会社UACJアルミニウムは、比重が鉄の約3分の1と軽い金属ですが、柔らかいために合金にして用いることが多い金属です。例えば、アルミニウムに少量の銅などを加えたジェラルミンは、航空機の構造材に使用されるほど高強度になります。特性としては、耐食性に優れる、毒性がない、伝導性が高いなど豊富な利点を持っています。そのため、食品容器や電線などに広く用いられ、強度の高い合金では車両や船舶、航空機等に使われています。一方、合金の種類によって違いはあるものの、一般に加工性が高く、プレス成形や鍛造、切削に押出成形、鋳造など、多様な加工法で対応することができます。ステンレス引用元:鉄板市場ステンレスは、鉄鋼の一つであり、鉄鋼の中でも特殊鋼と分類される金属です。具体的には、炭素含有量1.2%以下、クロム含有量10.5%以上の鋼と定義されます。特性は、表面に酸化被膜を形成するためサビにくく、鉄よりも硬く靭性があります。そのため、鉄よりも高い展延性を活かした圧延やプレス成形に向いている一方、切削は鉄よりも困難になります。用途としては、サビに強いだけでなく低コストでもあるため、サッシや屋根、門扉、エスカレーターなどの建材、また台所のシンクなど、水回り製品によく用いられています。ステンレスには多くの種類がありますが、代表的なものにSUS304があります。SUS304は、18%のクロムと8%のニッケル、マンガン等を少量含有しており、ステンレスの中では加工性が良いとされています。銅引用元:日本銅センター銅は、電気や熱の伝導性が非常に高い金属で、展延性も高いことから加工性にも優れています。また、殺菌作用や光沢の美しさ、耐食性から身の回りの製品に多く使用されています。これらの特性から食器や調理器具などのキッチン用品などに用いられており、高級感のある製品として一定の需要があります。銅の耐食性ですが、これは赤褐色の純銅表面に褐色や黒色の酸化銅による酸化皮膜が生成し、青緑色の炭酸銅(II)になることで発揮されます。この炭酸銅(II)は、緑青(ろくしょう)と呼ばれており、内部の腐食を防ぐ効果や抗菌効果があります。ですが、緑青は日本では昭和後期まで毒性があると考えられていました。しかしこれは誤りであり、その毒性は現在では完全に否定されています。銅は上述したように、その高い導電性から電線や電子機器の導線等に用いられています。銅は柔らかいため、これを克服した亜鉛との合金である真鍮や、スズとの合金である青銅が生み出されました。真鍮引用元:株式会社新栄製作所真鍮は、銅と亜鉛の合金で、特に亜鉛が20%以上のものをいいます。真鍮で作られている5円硬貨などのように、黄金色に近い黄色を示すため黄銅とも呼ばれています。また真鍮では、亜鉛の含有量を変えたり他の元素を添加したりすることで、多様な合金が作られています。例えば、亜鉛が約30%の七三黄銅、亜鉛が約40%の六四黄銅等があります。一般に亜鉛の含有量を増すごとに硬くなりますが脆さも増すため、含有割合45%以上では実用に適していません。特性としては、導電性・熱伝導性が高く、展延性に優れています。硬度も高すぎるということはないため、切削加工しやすく高度な精密加工を必要とする部品の素材として用いられています。ただし腐食が早く、放置しているだけでも含有している銅で黒色に変化していきます。用途は多種多様で、コネクターやコンセント、ネジやボルト、時計の精密加工部品など、身の回りの様々なところで使用されています。まとめ以上、金属とは何かというところから、金属加工に関連する金属の基礎知識についてご紹介しました。金属はそれぞれに特有の性質を備えており、その展延性や強度の両立、溶融性、高い導電性・熱伝導性、光沢の特性は、加工性と実用性という面からとても重要です。展延性、導電性・熱伝導性、光沢といった特性は、金属では原子同士を結びつけている化学結合が金属結合であることに由来します。イオン結合や共有結合で結びつく非金属とは異なり、金属では金属結合によって内部に自由電子が生じ、自由電子が電気や熱の伝導を担うと共に光沢を生み出す高い光の反射率を実現しています。また、特定の原子に束縛されない自由電子の存在は、金属内部の原子配列の組み換えを可能にし、展延性を優れたものにしています。鉄、アルミニウム、ステンレス、銅、真鍮といった代表的な金属材料についても解説しました。これらの金属は、純金属の特性を保ちながらも合金化することで、強度を上げると共に特性の強化や付加が図られており、さまざまな目的や用途に応じて使い分けることが可能となっています。このように優れた特性を持ち、様々な用途に対応可能な金属ですが、材料として使いたいという方は、ぜひMitsuriにご相談ください。Mitsuriは、日本全国に協力企業が140社以上ございます。そのため、お客様にとって最適な素材の選択に加えて、大規模な加工や精密な加工など様々な加工を専門とする工場のご紹介も可能です。金属加工でお困りの際は、ぜひMitsuriにお申し付け下さい!
「金属加工メーカーって、どんなところがあるんだろう・・・」「金属加工メーカーと仕事したいけど、失敗したくない・・・」「今、依頼している業者が廃業してしまって困っている・・・」金属加工メーカーを探すとき、多くの方は上記のような悩みを抱いていると思います。そこで今回は、Mitsuriのイチオシの金属加工メーカーを奈良に絞って紹介していきたいと思います。"どこの金属加工メーカーに悩んでしまっている方"と考えている方に是非ご一読頂きたい記事となっております。【塗装も含む社内一貫なら】橿原電機株式会社引用元:橿原電機株式会社基本情報本社:奈良県橿原市膳夫町477-11TEL:0744-22-3409FAX:0744-22-8941設立:1960年7月5日加工: ・マシニング加工・切削加工(旋盤)・アセンブリ後加工 等素材:ステンレス、アルミ、鉄、鍛造品 等HP:http://www.kashihara.co.jp/①会社紹介橿原電機株式会社は、モータ巻線加工会社として業務を始めた金属加工メーカーです。最大の特徴は、受注から素材手配、部品加工から組立、検査、塗装までの全工程を社内で一貫生産しているので、他に負けな高品質、短納期で仕上げることができます。また、それだけでなく、新技術の開発、精密金属加工など、新しい分野に視野を広げています。②メリット・デメリット受注から一貫して引き受けているため、低コストで高品質、短納期で仕上げることができます。また、50年以上の長きにわたり、モータ巻線加工・電気機械器具製造の実績を持つことから、信頼できる金属加工メーカです。ただ、その反面、一貫して行っているので、何かトラブルがあると生産ラインが全体的に遅れてしまう可能性もあります。③製品例ダイレクトドライブモータリニアサーボモータ円筒コイル【試作から量産まで】株式会社テクノハギハラ引用元:株式会社テクノギハラ基本情報本社:奈良県大和郡山市高田町129-1TEL:0743-53-5301FAX:0743-52-1935設立:1947年10月1日加工: ・マシニング加工・切削加工(旋盤)・焼入れ 等素材:鉄、アルミ 等HP:http://www.technohagihara.co.jp/index.htm①会社案内株式会社テクノギハラは、充実した設備で量産加工を得意とする金属メーカーです。試作品の加工にて、対応した部品を量産の体制へ迅速に立ち上げることも可能なので、他社よりも大量発注を素早くこなせます。また、良質な加工も得意としているので、質の面でも信頼ができます。②メリット・デメリット試作から量産までを行っており、大量発注をしても、他社に比べて質の高い製品を短納期で作ることが出来ます。ただ、大量生産を得意としている金属メーカーなので、難加工の金属加工などは要相談です。③製品例精密鋳造加工品1精密鋳造加工品2鋳物加工品【難削材加工もOK】奈良精工株式会社引用元:奈良精工株式会社基本情報本社:奈良県桜井市小夫3681番地TEL:0744-48-8511FAX:0744-48-8244設立:1968年11月加工: ・マシニング加工・切削加工(旋盤)・難削材加工 ・放電加工 等素材:鉄、銅 等HP:http://www.nara-seiko.co.jp/①会社紹介奈良精工株式会社は、医療機器、光学機器、OA機器、輸送用機械器具などの幅広い金属部品や製品を製造している金属加工メーカーです。また、金属加工の中でも、難削材加工である、超硬・ダイス鋼などの製品加工できます。②メリット・デメリット多くの加工設備があるので、多種多様な金属の加工ができます。また、難削材加工を加工することができるほか、他メーカーではあまり見ない放電加工なども行っているので、複雑な加工も可能です。ただ、複雑な部品加工ができる反面、大きな金属加工には時間がかかってしまう恐れがあります。③製品例JIAD(KOM)インプラント光学用ズーム枠航空機用パーツ【船舶・建設機械部品なら】東野製作所引用元:東野製作所基本情報本社:奈良県天理市遠田町547-6 TEL:0743-67-3008FAX:0743-67-3009加工: マシニング加工、フライス加工・旋盤加工、ラジアル加工素材:一般鋼、特殊鋼、特殊鋳鋼、ダイス鋼、工具鋼、ステンレス鋼、ステン鋳物、インコネル、真鍮、銅、アルミHP:http://higashino-ss.com/①会社紹介東野製作所は、信頼第一をモットーに、船舶・建設機械の金属部品加工を行っている金属加工メーカになります。お客様の必要な部品の要望などを聞き、どのような素材の製品が良いのかまで打合せすることができるので、イメージ通りの製品を仕上げてくれます。②メリット・デメリット打合せの段階で、お客様の要望を聞くだけでなく、どのような部品が最適かを選んでくれるため、イメージ通りの製品に仕上げてくれます。また、小ロットから多品種量産まで加工ができます。ただ、お客様の要望にかなう素材がない場合、他社から発注するので、時間がかかってしまう場合があります。③製品例FC製インペラーステンレス製エンジン部品鉄製エンジン部品【熟練技術者の鉄加工なら】青谷工業株式会社引用元:青谷工業株式会社基本情報本社:大阪府富田林市中野町東2丁目3番43号葛城工場:奈良県葛城市忍海120TEL:0721-25-7505FAX:0721-25-7539設立:1947年12月7年加工: レーザー加工・プレス加工・切削加工 等素材:軟鋼、硬鋼、合金鋼 等HP:http://www.aotani-kogyo.co.jp/index.html①会社紹介青谷工業株式会社は本社が大阪にあり、工場が奈良にある金属加工メーカーです。得意としているのは鉄加工で、熟練の技術者が高品質の製品を仕上げてくれます。また、6つの金属加工技術を備えており、表面処理を除くほぼ全ての工程を社内で一貫生産することができます。②メリット・デメリット高い技術力で、難易度の高い板金曲げ加工や複雑な溶接構造物など、他社では取り扱いが難しい鉄加工をすることができます。また、社内での一貫生産により素早く低コストな納品が可能です。ただ、本社と葛城工場では、若干加工施設に違いがあるので、物によっては時間か掛ってしますかもしれません。③製品例【大型プレス・精密プレスなら】株式会社エスケイケイ引用元:株式会社エスケイケイ基本情報本社:奈良県生駒市北田原町1786-1TEL:0743-79-3033(代)FAX:0743-79-2330創業年:1946年(昭和21年)加工:ワイヤーカット加工・マシニング加工・プレス金型製作など素材:鉄・ステンレス・アルミ合金・チタン合金・ニッケル合金・モリブデン合金などHP:http://www.skknet.co.jp/①会社紹介株式会社エスケイケイは、上質感や高級感のある美観のプレス加工を大物・小物問わず得意としています。業界屈指と言われる精密プレス加工の技術を駆使し、デジタルカメラ・携帯電話等のアルミ外装部品や薄型テレビ・Blu-rayレコーダー、エアコンなどの機構部品などを製作しています。他にも、あらゆる分野の産業へ向けて小型精密部品から大物部品に至るまで、金型・CAD/CAMラインによる設計から加工・組立まで一貫生産で製作できるため、さまざまな提案ができる会社です。②メリット・デメリット世界から追及される最小化・超薄肉化・最軽量化・個性化を、世界に真似できない熟練の加工技術と最新鋭の設備で追求し、大手メーカーと共に実現しています。難しいミクロン単位の加工でも、突出した加工技術で製作できるのが強みです。高精度の金型を使って精密プレス加工し、デジカメやスマホの筐体などの薄くて軽い製品の製作を得意としています。また、複雑な成形や精密で工程数の多いプレス加工、難しいといわれる絞り加工も得意です。しかし、超薄肉の精密プレス加工ができるほどの金型技術を持っていて企画もできるため、あまり技術を要しない単純な成形の場合、コストなども含めて事前に相談することをおすすめします。③製品例引用元:株式会社エスケイケイデジタルカメラの筐体の製品事例です。引用元:株式会社エスケイケイプラズマディスプレイの部品の製品事例です。放熱用に約700か所の穴加工を順送り工程で加工しています。引用元:株式会社エスケイケイシステムキッチンのシンクのごみ箱です。パンチング加工・上下絞り金具・スポット溶接・カシメの一体加工になります。【機械加工から溶接まで対応可能】株式会社渡部金属製作所引用元:株式会社渡部金属製作所基本情報本社:奈良県御所市楢原554の2TEL:0745-62-4346FAX:0745-62-6471創業年:1933年(昭和8年)加工:切削加工・金属加工・溶接など素材:アルミ・鉄・真鍮・銅・クロウムモリブデン・ステンレス・樹脂などHP:http://watabekinzoku.co.jp/①会社紹介機械加工から溶接まで任せられる株式会社渡部金属製作所は、金属部品の切削加工を得意としています。一般切削部品はもちろん、超精密部品や難切削部品を試作から量産まで対応可能です。複合旋盤加工やCNC旋盤加工、マシニング加工等の各種機械加工に加え、サンドブラストなどの表面処理、溶接も定評があります。②メリット・デメリット複合加工旋盤や縦型マシニングセンタで、重電向けの樹脂注型用金属加工部品や精密機械加工部品の製造を得意としています。また、高温ハンダを使用した金属部品の製造技術も強みです。しかし機械工具や金型製作の依頼は、対応していないかもしれません。加えて、従業員数が9名ほどの少人数のため、大ロットの注文をする時は事前に問い合わせた方が良いでしょう。参考記事切削加工の種類について詳しくお知りになりたい場合は、こちらの「切削加工の種類【専門家が解説】フライス加工、旋盤加工について詳細をお伝えします!」の記事をご覧ください。③製品例引用元:株式会社渡部金属製作所アルミの加工事例です。引用元:株式会社渡部金属製作所真鍮の加工事例です。引用元:株式会社渡部金属製作所ステンレスの加工事例になります。【土木・建設資材なら】植平工業株式会社引用元:植平工業株式会社基本情報本社:奈良県宇陀市大宇陀大東203-1TEL:0745-83-3011FAX:0745-83-3045創業年:1973年(昭和48年)加工:鋼管加工・鋼板加工・製缶加工・溶接など素材:普通鋼・特殊鋼・ステンレス鋼などHP:https://uehira.com/①会社紹介土木・建築資材の分野にも強い植平工業株式会社は、プレス・板金・製缶加工を主にしています。自動材料切断機による正確な切断加工は支持を得ていて、溶接ロボットによる溶接の品質はとても安定しています。土木・建築資材をはじめ、他にも浮浅橋・浮台船・鋼製鳥居・津波避難タワー・太陽光発電・獣害対策鋼材なども製作可能です。②メリット・デメリット大きな鋼構造物の鋼材加工を依頼する場合、おすすめの会社です。鉄・ステンレス・アルミなど、様々な材料の切断から曲げ加工・穴あけ加工・溶接まで一貫生産してくれます。また、短納期にも対応可能です。しかし、土木・建築資材の大物を得意としているため、小物の加工から組立までを依頼したい時は、事前に相談した方が良いかもしれません。小物の加工依頼や見積もりでお悩みの時は、日本全国170社以上から見積もりがとれるMitsuriにぜひご相談ください!③製品例引用元:植平工業株式会社【土木・建築資材】鋼製簡易橋梁の製品事例になります。引用元:植平工業株式会社【土木・建築資材】縞鋼板蓋(取手付)の製品事例です。引用元:植平工業株式会社【土木・建築資材】鋼管切断・穴あけ加工の製品事例です。【金型の設計〜製作まで】株式会社スギテック引用元:株式会社スギテック基本情報本社:奈良県大和郡山市小林町215TEL:0743-56-2227FAX:0743-56-5889創業年:1960年加工:プレス金型設計製作・精密プレス加工・精密タップ加工・組立加工など素材:鉄・ステンレス・アルミなどHP:http://www.sugitec.com/①会社紹介自動車業界・家電業界・弱電業界・建築業界・洋装などの分野への製品提供で、活躍している会社です。精密金属プレス部品の金型製作に、プレス加工もでき、表面処理や組立までの一貫製造もできます。また、カバン・袋物用の金具の製造販売も行っています。②メリット・デメリット主に片手サイズの小物精密プレス部品において、難易度の高いプレス加工を得意としています。薄板や深絞り、高精度品や難加工材の加工にも信頼があります。AIDAサーボプレス(CNC制御プレス機の一種)を導入していて、試作品を徹底的に掘り下げ、最適な量産加工条件を探り出してくれるため、開発・研究などの新規・試作品は、図面にする前に相談すると良い でしょう。コストダウンや品質の軽量化や高品質化の提案をしてもらえます。しかし、高難易度のプレス金型設計製作やプレス量産を得意としているため、小ロットの注文は事前に問い合わせた方が良いでしょう。③製品例引用元:株式会社スギテック純アルミの角絞り製品になります。自動車部品のバッテリーケースです。引用元:株式会社スギテック鍛造要素技術のプレス技術の製品事例になります。サイズは内径φ4.9mm・外径φ6±0.1mm・板厚t0.6mmです。板厚を均一にするため、プレス成型時にしごいています。引用元:株式会社スギテック製造工程や素材・後処理を変え、大幅な工程とコストの削減を実現した製品事例になります。改善前(右)と改善後(左)です。【レーザー加工なら】株式会社カキモト引用元:株式会社カキモト基本情報本社:奈良県生駒郡三郷町立野北2丁目19-8TEL:0745-72-2240FAX:0745-72-3681創業年:1907年(明治40年)加工:レーザー加工・板金加工・研磨加工・製作金物など素材:鉄・ステンレスなどHP:http://www.kakimoto-net.co.jp/①会社紹介株式会社カキモトは、明治40年に農耕器具を製造する村の鍛冶屋として創業した会社です。現在は、産業機械部品・自動車部品・建築金物を中心に製作しています。産業機械などの工業分野における金属製部品・金属工芸品・インテリア製品を鉄・ステンレスを使用し、板金加工・レーザー加工・研磨加工で製作しています。②メリット・デメリット工業技術と熟練の手加工で金属部品からインテイリア製品まで、幅広いモノづくりを行っている株式会社カキモトは、設計から塗装(仕上げ)までの一貫した工程が可能で、製品を企画・生産することができます。もちろん、迅速な対応も可能です。エアダクト・手摺り・門・ガレージ用の大きな部材から補助用の金具まで、ユーザーニーズにフレキシブルに合わせた建材の製作をしてくれます。こだわりの凝った加工の金属工芸品からキッチン用品、建材までの注文を、一般の方からも受けてくれます。しかし量産品の注文は、事前に問い合わせることをおすすめします。③製品例引用元:株式会社カキモト建物内の手すりや柵などに使う建材の製作事例になります。引用元:株式会社カキモト金属工芸品の行燈です。引用元:株式会社カキモトレストランの銘板の製品事例です。奈良で金属加工メーカーの一括見積もりを依頼するなら【Mitsuri】一流の板金加工業者に発注しませんか?今回は奈良の金属加工メーカー10選を紹介させていただきましたが、いかかだったでしょうか。どの金属加工メーカーにも様々な特徴や加工方法があります。これから金属加工メーカーを探す方に少しでも参考になれば幸いです。Mitsuriでは、企業さまからの発注・見積もりにも対応しています。1個から、といった小ロットや試作のご依頼も大歓迎です!そして日本全国各地、どこからでもご相談可能です。ぜひMitsuriにご相談ください!
金属は、建築材料や自動車、家電製品や食器など、身の回りの様々なところで使われています。とはいえ専門外の方には、金属にはどのようなものがあり、どのような性質を持っているのかなど、詳しいことには馴染みがないことでしょう。しかし、これから金属を扱う予定の方の中には、「金属光沢で輝く高級感のある金属を使いたいが、専門外なため金属のことは全くわからない・・・」「金属加工を依頼したいが、基礎的な知識は確認しておきたい。」というように、金属についての知識を必要としている方もいるかも知れません。そこで、この記事では、金属を材料として選択したり加工したりするときに参考になる、金属の基礎知識を誰でもわかるように解説していきます。金属の5大特性金属は、加工性と実用性という観点から重要な、以下の5つの特性を備えています。・展延性・強度・溶融性・導電性・熱伝導性・光沢押し広げたり伸ばしたりといった加工を可能にする展延性、構造材として使えるほどの強度が挙げられます。また、常温・常圧で固体(水銀を除く)でありながら熱に融けるという溶融性も金属の重要な特性です。さらに金属は、導電性や熱伝導性が高い、つまり電気や熱をよく伝える良導体が多く、金属特有の光沢を示すという特性も持っています。金属が昔から今まで広く普及しているのは、このような様々な特性から金属が扱いやすく、役に立ったからです。金属が常温で固体であり、優れた展延性と溶融性を持つことは、金属を加工しやすくした1つの理由でしょう。また、金属の強度に関する多様性や良導体の存在は、用途を広いものにしています。さらに金属光沢は、美しいというだけでなく、鏡に利用できるという点でも有用です。以下では、これらの特性について詳しく説明していきます。展延性引用元:NIC アルファマガジン.com展延性は、材料が割れたりちぎれたりせず、柔軟に変形する性質を指します。展性と延性という性質をまとめたものだといえばよりわかりやすいでしょう。展性は、圧縮する力を加えたときに変形する性質です。具体的には、展性に優れた金属は、ロールで延ばす圧延等によって板状や棒状に成形することができます。一方、延性は材料に引っ張る力を加えたときに変形する性質を表します。例えば針金は、延性の高い金属の塊を穴の空いた金型に固定。金属の一端を金型の穴から引っ張ることで成形されます。展性と延性について、一概に一方が高ければもう一方も高いわけではありませんが、プレスなどの加工法では両方の性質が重要になってきます。プレスは一見すると、金属を金型で上下からはさみ込むため、展性のみに左右されるように思えます。しかし、金型は複雑な形状をしている場合があるため、ある部分では圧縮し、他の部分では引っ張っているといったことがあるのです。このように、展延性が高いほど金属の加工性は上がりますが、それは同時に金属が柔らかいことを意味します。用途にもよりますが、金属の強みは加工性と硬さなどの強度とのバランスが良いモノを選択できることにあります。強度引用元:溶接ケース.com金属は、人間が扱ってきた様々な材料の中でも強度が高い物質だと考えられています。しかし、一概に金属の強度といっても、硬度や靭性、脆性、剛性など、強度には多くの種類があります。硬度硬度は、材料の変形しにくさや傷つきにくさを表します。実際には金属の硬度は、試料へ圧力が加えられたときのくぼみの面積や深さから評価されます。硬度は、構造を保持する金属等に用いる場合には重要な指標です。しかし、硬度が高いほど展延性は低くなり切削等の加工も難しくなるため加工性は下がります。また一般に、硬度が高い金属は脆くなる傾向があります。脆性脆性は材料の脆さを表し、脆性が高いほど変形せずに割れやすかったり壊れやすかったりします。変形せずに破壊してしまう性質なので、脆性が高いほど展延性は低くなります。靭性靭性は、脆性とは逆に、材料の破壊しづらさを表す指標で、粘り強さを表すとも言い換えられます。それは例えば、長い期間金属に圧力を加え続けたとき、少しづつ変形していくものの破壊するまでには至らない。このような金属が靭性が高いといわれます。また、靭性が高いほど展延性は高いですが、かと言って柔らかいというわけではありません。金属、特に鉄鋼などは、靭性が高い上に硬度もある材料であるためにこれほどまで広く普及しているのです。剛性引用元:NIC アルファマガジン.com剛性は、ひずみにくさや弾性変形のしづらさを表す指標です。つまり、材料に力を加えたとき、元の形状に戻るような変形範囲での変形しづらさを表します。金属に力を加えて変形させても、力を抜けば金属は元の形状に戻ります。しかし、加える力を大きくしていくと、一定の大きさの力を超えた時点で変形は固定(塑性変形)し、元の形状に戻らなくなります。元の形状に戻る変形を弾性変形といい、弾性変形に抗う性質を剛性といいます。剛性は、加工時の被削材の変形しにくさでもあるため、加工精度に関わる性質でもあります。ただし殆ど場合、問題となるのは材料の剛性ではなく工作機械の剛性の方です。工作機械の剛性が低い場合、加工中の工具は材料との接触により弾性変形してしまいます。そのため、設計した寸法まで加工したつもりでも、工具の弾性変形の分だけずれてしまう可能性があるのです。溶融性引用元:昭和精工株式会社金属が常温で固体であり、かつ熱で融けることも、金属を利用するときや加工するときに重要となります。鉄とアルミニウムの融点はそれぞれ1540℃と660℃ですが、これらは人工的に得られる温度でありながら、常温とはかけ離れている温度です。そのため金属は、溶かした金属を型に流し込む鋳造という加工法で複雑な形状を簡単に成形できます。そして冷やされて出来上がった金属製品は、融けてしまったり柔らかくなってしまったりといった心配をすることなく利用できます。また近年では、レーザーによって金属を融点や沸点まで容易に加熱できるようになっています。これにより、金属の切断や穴あけ、溶接など、多様な加工が可能になっています。導電性・熱伝導性金属の電気や熱に対する伝導性の高さも非金属にはない重要な特性です。例えば、銅やアルミニウムが電線や電子機器の導線等に、鉄やアルミニウムなどが熱交換器やフライパン等の調理器具に用いられています。一般に非金属材料の伝導性は金属の10~100分の1と低いので、近年に至るまで導電性・熱伝導性を活かした材料は金属だけでした。最近では、導電性高分子材料などが開発されていますが、コストや性能の面から用途は限られているようです。一方、金属における電気の伝導は金属中の自由電子によって、熱の伝導は自由電子と金属原子の振動の伝達によって実現されています。しかし、不純物が多い場合や高温である場合を除き、熱の伝導も自由電子の寄与がほとんどです。そのため、導電性が高い金属は熱伝導性も高い傾向があり、伝導率は共通して上から銀、銅、金、アルミニウムという順番になっています。銀の伝導性が最も高いですが、コストの面から工業材料としては銅が多く使われています。しかし近年では、より低コストで新たな合金が開発されているアルミニウムへの代替も進んでいます。光沢引用元:科学情報誌金属光沢という特性もまた、金属の実用性に大きく貢献しています。金属光沢はよく磨いた金属表面に現れる性質ですが、これは金属が可視光のほとんどを反射する性質を持っていることに由来しています。特に銀は、下図のように可視光の全域で反射率が高いため、鏡として利用するのに最適な材料となっています。一方、非金属でも光沢を持つ材料はあります。しかし、ガラスの光沢や宝石の光沢など、金属の代替となるものではありません。引用元:徳島大学金属結合とはそれでは、上述した特性をなぜ非金属が示さず金属が示すのでしょうか。それは、原子同士を結びつけている機構が、金属では金属結合、非金属ではイオン結合や共有結合というように金属と非金属では異なるからです。イオン結合イオン結合は、電子を放出または受け取りやすい原子同士で生じます。電子を放出した原子は正電荷に帯電して陽イオン、電子を受け取った原子は負電荷に帯電して陰イオンになります。この陽イオンと陰イオンが静電気力によって引き合い結合することをイオン結合といい、イオン結合によって形成された結晶をイオン結晶といいます。例外もありますが一般に、金属原子が陽イオンに、非金属原子が陰イオンになります。つまり、イオン結合はおおよそ、金属原子と非金属原子が結合するときに起こります。代表的な例には塩(NaCl)がありますが、赤サビ(Fe2O3)や黒サビ(Fe3O4)といった酸化鉄、銅のサビである酸化銅(CuO)もイオン結合で生じます。イオン結晶はおおよそ、硬いことが多いですが脆くて壊れやすい性質を持ちます。それは、結晶が結合している面でずれたとき、下図のように静電気力による反発が起こるためです。また、固体の状態では電気を通しませんが、融点を超えて液体になった状態や水溶液に溶かした状態では電気を通します。引用元:F’z Theory共有結合共有結合は、電子を引き付けやすい原子が同様な性質を持つ原子と電子を共有することで生じます。この結合はおおよそ、非金属元素間で生じ、分子を形成します。また、同種元素間で最も強く結合します。なぜなら、異種元素間だと電子を引きつけようとする度合いが異なり、共有した電子の位置の偏りが生じるためです。例としては、酸素(O2)や水素(H2)、二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)などが挙げられ、ほとんどが常温・常圧下で気体の状態をとります。それに伴い、融点や沸点は極めて低くなっています。しかし近年では、常温で固体であり軽量かつ高強度な炭素繊維などの共有結合で結びついた材料が開発され、航空機や鉄道車両等で金属材料との代替が進んでいます。融点も3650℃と高く、導電性や熱伝導性にも優れるため、超高温環境で用いられる電子機器などへも用途があります。しかし、高価で加工が困難なため、金属との代替は限られたものとなっています。金属結合金属結合は、金属が陽イオンになりやすいことから生じます。金属が集合すると、各原子は集合体内に電子を放出。これを共有し合うことで金属は安定します。ちなみにこの安定は、量子力学的な効果に由来し、電子の位置に自由度があるほど、その運動性に自由度が増すことから来ています。この共有された電子は自由電子と呼ばれ、この自由電子によって金属の様々な特性が実現されています。例えば高い導電性・熱伝導性は、その伝導を担う自由電子が一つの原子に束縛されないことによります。金属光沢もまた、自由電子の存在に由来します。様々な大きさのエネルギーを吸収できる自由電子は、広範囲の波長の光を吸収することができ、即座に光を放出します。この高い反射性が、金属に光沢を生み出しています。金属の高い展延性も、金属結合の仕組みに由来しています。金属結合では、結合に貢献している電子でも、近くの電子と位置を交換したり移動したりできます。そのため、金属は力を加えて結合面がずれても、下図のようにずれたところで原子同士は再結合できます。それにより、金属は変形しやすくなっています。引用元:NIC アルファマガジン.comまた、鉄に炭素を加えると硬くなるように、金属は異種金属を加えると展延性が下がり硬くなる傾向があります。これは、力を加えたときに生じるずれが異種金属によって抑えられるためです。金属はこのほか、欠陥や転位(線上の欠陥)が内部にあっても硬くなりますが、異種金属はこれらの欠陥を動きにくくするため、さらに硬度を向上させます。金属の代表的な種類次は、金属材料として代表的な鉄、アルミニウム、ステンレス、銅、真鍮について見ていきましょう。鉄引用元:三沢興産鉄は、人類が最も広く大量に利用している金属です。ですが、実際に使用されている鉄のほとんどは炭素を0.02%〜2.1%含んだ鋼、及び炭素を2.1%〜6.7%含んだ鋳鉄と呼ばれる材料です。工業的に利用される鉄鋼材料には、さらにシリコンやマンガンなども少量含有されており、用途に応じて多様な合金が用いられています。例えば、自動車に用いられる高張力鋼(ハイテン)と呼ばれる鋼材では、炭素の添加量や合金元素を調整するだけでなく、加工中の温度を調整することで結晶構造や組織までをも制御しています。このように鉄鋼は、多様な種類がありますが、おおよそ共通して靭性と加工性を両立している加工しやすい材料です。しかし、湿気によってサビを生じ、酸によって溶解することがあるので防サビなどの処置が必要不可欠となっています。アルミニウム引用元:株式会社UACJアルミニウムは、比重が鉄の約3分の1と軽い金属ですが、柔らかいために合金にして用いることが多い金属です。例えば、アルミニウムに少量の銅などを加えたジェラルミンは、航空機の構造材に使用されるほど高強度になります。特性としては、耐食性に優れる、毒性がない、伝導性が高いなど豊富な利点を持っています。そのため、食品容器や電線などに広く用いられ、強度の高い合金では車両や船舶、航空機等に使われています。一方、合金の種類によって違いはあるものの、一般に加工性が高く、プレス成形や鍛造、切削に押出成形、鋳造など、多様な加工法で対応することができます。ステンレス引用元:鉄板市場ステンレスは、鉄鋼の一つであり、鉄鋼の中でも特殊鋼と分類される金属です。具体的には、炭素含有量1.2%以下、クロム含有量10.5%以上の鋼と定義されます。特性は、表面に酸化被膜を形成するためサビにくく、鉄よりも硬く靭性があります。そのため、鉄よりも高い展延性を活かした圧延やプレス成形に向いている一方、切削は鉄よりも困難になります。用途としては、サビに強いだけでなく低コストでもあるため、サッシや屋根、門扉、エスカレーターなどの建材、また台所のシンクなど、水回り製品によく用いられています。ステンレスには多くの種類がありますが、代表的なものにSUS304があります。SUS304は、18%のクロムと8%のニッケル、マンガン等を少量含有しており、ステンレスの中では加工性が良いとされています。銅引用元:日本銅センター銅は、電気や熱の伝導性が非常に高い金属で、展延性も高いことから加工性にも優れています。また、殺菌作用や光沢の美しさ、耐食性から身の回りの製品に多く使用されています。これらの特性から食器や調理器具などのキッチン用品などに用いられており、高級感のある製品として一定の需要があります。銅の耐食性ですが、これは赤褐色の純銅表面に褐色や黒色の酸化銅による酸化皮膜が生成し、青緑色の炭酸銅(II)になることで発揮されます。この炭酸銅(II)は、緑青(ろくしょう)と呼ばれており、内部の腐食を防ぐ効果や抗菌効果があります。ですが、緑青は日本では昭和後期まで毒性があると考えられていました。しかしこれは誤りであり、その毒性は現在では完全に否定されています。銅は上述したように、その高い導電性から電線や電子機器の導線等に用いられています。銅は柔らかいため、これを克服した亜鉛との合金である真鍮や、スズとの合金である青銅が生み出されました。真鍮引用元:株式会社新栄製作所真鍮は、銅と亜鉛の合金で、特に亜鉛が20%以上のものをいいます。真鍮で作られている5円硬貨などのように、黄金色に近い黄色を示すため黄銅とも呼ばれています。また真鍮では、亜鉛の含有量を変えたり他の元素を添加したりすることで、多様な合金が作られています。例えば、亜鉛が約30%の七三黄銅、亜鉛が約40%の六四黄銅等があります。一般に亜鉛の含有量を増すごとに硬くなりますが脆さも増すため、含有割合45%以上では実用に適していません。特性としては、導電性・熱伝導性が高く、展延性に優れています。硬度も高すぎるということはないため、切削加工しやすく高度な精密加工を必要とする部品の素材として用いられています。ただし腐食が早く、放置しているだけでも含有している銅で黒色に変化していきます。用途は多種多様で、コネクターやコンセント、ネジやボルト、時計の精密加工部品など、身の回りの様々なところで使用されています。まとめ以上、金属とは何かというところから、金属加工に関連する金属の基礎知識についてご紹介しました。金属はそれぞれに特有の性質を備えており、その展延性や強度の両立、溶融性、高い導電性・熱伝導性、光沢の特性は、加工性と実用性という面からとても重要です。展延性、導電性・熱伝導性、光沢といった特性は、金属では原子同士を結びつけている化学結合が金属結合であることに由来します。イオン結合や共有結合で結びつく非金属とは異なり、金属では金属結合によって内部に自由電子が生じ、自由電子が電気や熱の伝導を担うと共に光沢を生み出す高い光の反射率を実現しています。また、特定の原子に束縛されない自由電子の存在は、金属内部の原子配列の組み換えを可能にし、展延性を優れたものにしています。鉄、アルミニウム、ステンレス、銅、真鍮といった代表的な金属材料についても解説しました。これらの金属は、純金属の特性を保ちながらも合金化することで、強度を上げると共に特性の強化や付加が図られており、さまざまな目的や用途に応じて使い分けることが可能となっています。このように優れた特性を持ち、様々な用途に対応可能な金属ですが、材料として使いたいという方は、ぜひMitsuriにご相談ください。Mitsuriは、日本全国に協力企業が140社以上ございます。そのため、お客様にとって最適な素材の選択に加えて、大規模な加工や精密な加工など様々な加工を専門とする工場のご紹介も可能です。金属加工でお困りの際は、ぜひMitsuriにお申し付け下さい!
「金属加工メーカーって、どんなところがあるんだろう・・・」「金属加工メーカーと仕事したいけど、失敗したくない・・・」「今、依頼している業者が廃業してしまって困っている・・・」金属加工メーカーを探すとき、多くの方は上記のような悩みを抱いていると思います。そこで今回は、Mitsuriのイチオシの金属加工メーカーを奈良に絞って紹介していきたいと思います。"どこの金属加工メーカーに悩んでしまっている方"と考えている方に是非ご一読頂きたい記事となっております。【塗装も含む社内一貫なら】橿原電機株式会社引用元:橿原電機株式会社基本情報本社:奈良県橿原市膳夫町477-11TEL:0744-22-3409FAX:0744-22-8941設立:1960年7月5日加工: ・マシニング加工・切削加工(旋盤)・アセンブリ後加工 等素材:ステンレス、アルミ、鉄、鍛造品 等HP:http://www.kashihara.co.jp/①会社紹介橿原電機株式会社は、モータ巻線加工会社として業務を始めた金属加工メーカーです。最大の特徴は、受注から素材手配、部品加工から組立、検査、塗装までの全工程を社内で一貫生産しているので、他に負けな高品質、短納期で仕上げることができます。また、それだけでなく、新技術の開発、精密金属加工など、新しい分野に視野を広げています。②メリット・デメリット受注から一貫して引き受けているため、低コストで高品質、短納期で仕上げることができます。また、50年以上の長きにわたり、モータ巻線加工・電気機械器具製造の実績を持つことから、信頼できる金属加工メーカです。ただ、その反面、一貫して行っているので、何かトラブルがあると生産ラインが全体的に遅れてしまう可能性もあります。③製品例ダイレクトドライブモータリニアサーボモータ円筒コイル【試作から量産まで】株式会社テクノハギハラ引用元:株式会社テクノギハラ基本情報本社:奈良県大和郡山市高田町129-1TEL:0743-53-5301FAX:0743-52-1935設立:1947年10月1日加工: ・マシニング加工・切削加工(旋盤)・焼入れ 等素材:鉄、アルミ 等HP:http://www.technohagihara.co.jp/index.htm①会社案内株式会社テクノギハラは、充実した設備で量産加工を得意とする金属メーカーです。試作品の加工にて、対応した部品を量産の体制へ迅速に立ち上げることも可能なので、他社よりも大量発注を素早くこなせます。また、良質な加工も得意としているので、質の面でも信頼ができます。②メリット・デメリット試作から量産までを行っており、大量発注をしても、他社に比べて質の高い製品を短納期で作ることが出来ます。ただ、大量生産を得意としている金属メーカーなので、難加工の金属加工などは要相談です。③製品例精密鋳造加工品1精密鋳造加工品2鋳物加工品【難削材加工もOK】奈良精工株式会社引用元:奈良精工株式会社基本情報本社:奈良県桜井市小夫3681番地TEL:0744-48-8511FAX:0744-48-8244設立:1968年11月加工: ・マシニング加工・切削加工(旋盤)・難削材加工 ・放電加工 等素材:鉄、銅 等HP:http://www.nara-seiko.co.jp/①会社紹介奈良精工株式会社は、医療機器、光学機器、OA機器、輸送用機械器具などの幅広い金属部品や製品を製造している金属加工メーカーです。また、金属加工の中でも、難削材加工である、超硬・ダイス鋼などの製品加工できます。②メリット・デメリット多くの加工設備があるので、多種多様な金属の加工ができます。また、難削材加工を加工することができるほか、他メーカーではあまり見ない放電加工なども行っているので、複雑な加工も可能です。ただ、複雑な部品加工ができる反面、大きな金属加工には時間がかかってしまう恐れがあります。③製品例JIAD(KOM)インプラント光学用ズーム枠航空機用パーツ【船舶・建設機械部品なら】東野製作所引用元:東野製作所基本情報本社:奈良県天理市遠田町547-6 TEL:0743-67-3008FAX:0743-67-3009加工: マシニング加工、フライス加工・旋盤加工、ラジアル加工素材:一般鋼、特殊鋼、特殊鋳鋼、ダイス鋼、工具鋼、ステンレス鋼、ステン鋳物、インコネル、真鍮、銅、アルミHP:http://higashino-ss.com/①会社紹介東野製作所は、信頼第一をモットーに、船舶・建設機械の金属部品加工を行っている金属加工メーカになります。お客様の必要な部品の要望などを聞き、どのような素材の製品が良いのかまで打合せすることができるので、イメージ通りの製品を仕上げてくれます。②メリット・デメリット打合せの段階で、お客様の要望を聞くだけでなく、どのような部品が最適かを選んでくれるため、イメージ通りの製品に仕上げてくれます。また、小ロットから多品種量産まで加工ができます。ただ、お客様の要望にかなう素材がない場合、他社から発注するので、時間がかかってしまう場合があります。③製品例FC製インペラーステンレス製エンジン部品鉄製エンジン部品【熟練技術者の鉄加工なら】青谷工業株式会社引用元:青谷工業株式会社基本情報本社:大阪府富田林市中野町東2丁目3番43号葛城工場:奈良県葛城市忍海120TEL:0721-25-7505FAX:0721-25-7539設立:1947年12月7年加工: レーザー加工・プレス加工・切削加工 等素材:軟鋼、硬鋼、合金鋼 等HP:http://www.aotani-kogyo.co.jp/index.html①会社紹介青谷工業株式会社は本社が大阪にあり、工場が奈良にある金属加工メーカーです。得意としているのは鉄加工で、熟練の技術者が高品質の製品を仕上げてくれます。また、6つの金属加工技術を備えており、表面処理を除くほぼ全ての工程を社内で一貫生産することができます。②メリット・デメリット高い技術力で、難易度の高い板金曲げ加工や複雑な溶接構造物など、他社では取り扱いが難しい鉄加工をすることができます。また、社内での一貫生産により素早く低コストな納品が可能です。ただ、本社と葛城工場では、若干加工施設に違いがあるので、物によっては時間か掛ってしますかもしれません。③製品例【大型プレス・精密プレスなら】株式会社エスケイケイ引用元:株式会社エスケイケイ基本情報本社:奈良県生駒市北田原町1786-1TEL:0743-79-3033(代)FAX:0743-79-2330創業年:1946年(昭和21年)加工:ワイヤーカット加工・マシニング加工・プレス金型製作など素材:鉄・ステンレス・アルミ合金・チタン合金・ニッケル合金・モリブデン合金などHP:http://www.skknet.co.jp/①会社紹介株式会社エスケイケイは、上質感や高級感のある美観のプレス加工を大物・小物問わず得意としています。業界屈指と言われる精密プレス加工の技術を駆使し、デジタルカメラ・携帯電話等のアルミ外装部品や薄型テレビ・Blu-rayレコーダー、エアコンなどの機構部品などを製作しています。他にも、あらゆる分野の産業へ向けて小型精密部品から大物部品に至るまで、金型・CAD/CAMラインによる設計から加工・組立まで一貫生産で製作できるため、さまざまな提案ができる会社です。②メリット・デメリット世界から追及される最小化・超薄肉化・最軽量化・個性化を、世界に真似できない熟練の加工技術と最新鋭の設備で追求し、大手メーカーと共に実現しています。難しいミクロン単位の加工でも、突出した加工技術で製作できるのが強みです。高精度の金型を使って精密プレス加工し、デジカメやスマホの筐体などの薄くて軽い製品の製作を得意としています。また、複雑な成形や精密で工程数の多いプレス加工、難しいといわれる絞り加工も得意です。しかし、超薄肉の精密プレス加工ができるほどの金型技術を持っていて企画もできるため、あまり技術を要しない単純な成形の場合、コストなども含めて事前に相談することをおすすめします。③製品例引用元:株式会社エスケイケイデジタルカメラの筐体の製品事例です。引用元:株式会社エスケイケイプラズマディスプレイの部品の製品事例です。放熱用に約700か所の穴加工を順送り工程で加工しています。引用元:株式会社エスケイケイシステムキッチンのシンクのごみ箱です。パンチング加工・上下絞り金具・スポット溶接・カシメの一体加工になります。【機械加工から溶接まで対応可能】株式会社渡部金属製作所引用元:株式会社渡部金属製作所基本情報本社:奈良県御所市楢原554の2TEL:0745-62-4346FAX:0745-62-6471創業年:1933年(昭和8年)加工:切削加工・金属加工・溶接など素材:アルミ・鉄・真鍮・銅・クロウムモリブデン・ステンレス・樹脂などHP:http://watabekinzoku.co.jp/①会社紹介機械加工から溶接まで任せられる株式会社渡部金属製作所は、金属部品の切削加工を得意としています。一般切削部品はもちろん、超精密部品や難切削部品を試作から量産まで対応可能です。複合旋盤加工やCNC旋盤加工、マシニング加工等の各種機械加工に加え、サンドブラストなどの表面処理、溶接も定評があります。②メリット・デメリット複合加工旋盤や縦型マシニングセンタで、重電向けの樹脂注型用金属加工部品や精密機械加工部品の製造を得意としています。また、高温ハンダを使用した金属部品の製造技術も強みです。しかし機械工具や金型製作の依頼は、対応していないかもしれません。加えて、従業員数が9名ほどの少人数のため、大ロットの注文をする時は事前に問い合わせた方が良いでしょう。参考記事切削加工の種類について詳しくお知りになりたい場合は、こちらの「切削加工の種類【専門家が解説】フライス加工、旋盤加工について詳細をお伝えします!」の記事をご覧ください。③製品例引用元:株式会社渡部金属製作所アルミの加工事例です。引用元:株式会社渡部金属製作所真鍮の加工事例です。引用元:株式会社渡部金属製作所ステンレスの加工事例になります。【土木・建設資材なら】植平工業株式会社引用元:植平工業株式会社基本情報本社:奈良県宇陀市大宇陀大東203-1TEL:0745-83-3011FAX:0745-83-3045創業年:1973年(昭和48年)加工:鋼管加工・鋼板加工・製缶加工・溶接など素材:普通鋼・特殊鋼・ステンレス鋼などHP:https://uehira.com/①会社紹介土木・建築資材の分野にも強い植平工業株式会社は、プレス・板金・製缶加工を主にしています。自動材料切断機による正確な切断加工は支持を得ていて、溶接ロボットによる溶接の品質はとても安定しています。土木・建築資材をはじめ、他にも浮浅橋・浮台船・鋼製鳥居・津波避難タワー・太陽光発電・獣害対策鋼材なども製作可能です。②メリット・デメリット大きな鋼構造物の鋼材加工を依頼する場合、おすすめの会社です。鉄・ステンレス・アルミなど、様々な材料の切断から曲げ加工・穴あけ加工・溶接まで一貫生産してくれます。また、短納期にも対応可能です。しかし、土木・建築資材の大物を得意としているため、小物の加工から組立までを依頼したい時は、事前に相談した方が良いかもしれません。小物の加工依頼や見積もりでお悩みの時は、日本全国170社以上から見積もりがとれるMitsuriにぜひご相談ください!③製品例引用元:植平工業株式会社【土木・建築資材】鋼製簡易橋梁の製品事例になります。引用元:植平工業株式会社【土木・建築資材】縞鋼板蓋(取手付)の製品事例です。引用元:植平工業株式会社【土木・建築資材】鋼管切断・穴あけ加工の製品事例です。【金型の設計〜製作まで】株式会社スギテック引用元:株式会社スギテック基本情報本社:奈良県大和郡山市小林町215TEL:0743-56-2227FAX:0743-56-5889創業年:1960年加工:プレス金型設計製作・精密プレス加工・精密タップ加工・組立加工など素材:鉄・ステンレス・アルミなどHP:http://www.sugitec.com/①会社紹介自動車業界・家電業界・弱電業界・建築業界・洋装などの分野への製品提供で、活躍している会社です。精密金属プレス部品の金型製作に、プレス加工もでき、表面処理や組立までの一貫製造もできます。また、カバン・袋物用の金具の製造販売も行っています。②メリット・デメリット主に片手サイズの小物精密プレス部品において、難易度の高いプレス加工を得意としています。薄板や深絞り、高精度品や難加工材の加工にも信頼があります。AIDAサーボプレス(CNC制御プレス機の一種)を導入していて、試作品を徹底的に掘り下げ、最適な量産加工条件を探り出してくれるため、開発・研究などの新規・試作品は、図面にする前に相談すると良い でしょう。コストダウンや品質の軽量化や高品質化の提案をしてもらえます。しかし、高難易度のプレス金型設計製作やプレス量産を得意としているため、小ロットの注文は事前に問い合わせた方が良いでしょう。③製品例引用元:株式会社スギテック純アルミの角絞り製品になります。自動車部品のバッテリーケースです。引用元:株式会社スギテック鍛造要素技術のプレス技術の製品事例になります。サイズは内径φ4.9mm・外径φ6±0.1mm・板厚t0.6mmです。板厚を均一にするため、プレス成型時にしごいています。引用元:株式会社スギテック製造工程や素材・後処理を変え、大幅な工程とコストの削減を実現した製品事例になります。改善前(右)と改善後(左)です。【レーザー加工なら】株式会社カキモト引用元:株式会社カキモト基本情報本社:奈良県生駒郡三郷町立野北2丁目19-8TEL:0745-72-2240FAX:0745-72-3681創業年:1907年(明治40年)加工:レーザー加工・板金加工・研磨加工・製作金物など素材:鉄・ステンレスなどHP:http://www.kakimoto-net.co.jp/①会社紹介株式会社カキモトは、明治40年に農耕器具を製造する村の鍛冶屋として創業した会社です。現在は、産業機械部品・自動車部品・建築金物を中心に製作しています。産業機械などの工業分野における金属製部品・金属工芸品・インテリア製品を鉄・ステンレスを使用し、板金加工・レーザー加工・研磨加工で製作しています。②メリット・デメリット工業技術と熟練の手加工で金属部品からインテイリア製品まで、幅広いモノづくりを行っている株式会社カキモトは、設計から塗装(仕上げ)までの一貫した工程が可能で、製品を企画・生産することができます。もちろん、迅速な対応も可能です。エアダクト・手摺り・門・ガレージ用の大きな部材から補助用の金具まで、ユーザーニーズにフレキシブルに合わせた建材の製作をしてくれます。こだわりの凝った加工の金属工芸品からキッチン用品、建材までの注文を、一般の方からも受けてくれます。しかし量産品の注文は、事前に問い合わせることをおすすめします。③製品例引用元:株式会社カキモト建物内の手すりや柵などに使う建材の製作事例になります。引用元:株式会社カキモト金属工芸品の行燈です。引用元:株式会社カキモトレストランの銘板の製品事例です。奈良で金属加工メーカーの一括見積もりを依頼するなら【Mitsuri】一流の板金加工業者に発注しませんか?今回は奈良の金属加工メーカー10選を紹介させていただきましたが、いかかだったでしょうか。どの金属加工メーカーにも様々な特徴や加工方法があります。これから金属加工メーカーを探す方に少しでも参考になれば幸いです。Mitsuriでは、企業さまからの発注・見積もりにも対応しています。1個から、といった小ロットや試作のご依頼も大歓迎です!そして日本全国各地、どこからでもご相談可能です。ぜひMitsuriにご相談ください!