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福岡県の金属加工工場

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    圧入加工について専門家が解説!特徴や使用場面についてもご紹介!

    圧入加工は、加工金属を含め部品同士をつなぎ合わせ、目的の形状を組み立てる「接合」と呼ばれる加工方法のひとつです。溶接などの他の方法と比べて、板金の歪みなどが少なくきれいに仕上がるため、接合部に溶接等の痕跡を残したくない部材や見た目が重視される部分などを中心に採用されています。溶接に比べると簡単な工具だけで加工できる圧入ですが、適切な接合に仕上がるかどうか不安な点もあるでしょう。また、圧入にもメリットとデメリットがあるため、溶接などの他の接合加工の方法と比較しながら、適切な場面で取り入れる必要があります。今回は圧入加工について、特徴から使用場面、実際の加工事例まで網羅してご説明していきます。金属の接合加工に圧入を取り入れようと検討している方、業者に圧入加工を依頼したいと考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。圧入とは圧入とは、金属の接合加工の種類の中でも機械的接合と呼ばれる方法のひとつです。ナットやスペーサー、ビスといった部材を、金属板(鉄板・ステンレス板・アルミ板など)に加圧して挿入することで、穴側部材と差込み部材の両者が反発し合うように圧力を生じ、強く接合されることになります。圧入加工の多くはプレス機など専用の機械を使って行われます。金属板にナットやネジなどを押し込むことになるため、金属板には圧力に耐えうる強度が必要です。圧力で押し込んで固定するには、材料の切り口穴寸法に対してわずかに大きいサイズの部材を、大きな挿入圧力で押し込んで固定することになります。材料が圧力に負けてしまわないように調節しながら圧入を行う技術と、加工後の仕上がりを考慮した部材選びの知識が、加工を成功させる必須条件です。ちなみに、圧入加工自体は金属のみならず、樹脂やゴムといった素材における加工方法としても使用されています。参考記事金属の接合方法については、下記の記事にも詳しい説明がありますので参照してください。⇒接合加工基礎知識!板金加工品にも使われる「カシメ加工」を徹底解説圧入の特徴続いて、圧入の特徴として、メリットとデメリットをご説明します。圧入のメリット●熱で溶かして接合する溶接に比べると、板金への影響が少なく仕上がりがきれい●組み立てや解体がしやすく、簡単な工具でも行えるケースが多い●接合する部材は同種はもちろん、異種でも問題ない圧入に使う部材は、同じ金属材質だけでなく、異なる金属素材同士でも問題なく接合することができます。●接合強度を高めるために接着剤を使用できる接合強度を高めるために、素材に合わせた種類の接着剤を塗布してから圧入する、という方法が取られる場合もあります。●破断した場合には、接合部で破断が進んでしまうのを抑えられる溶接のように素材同士を溶かしてつなげているわけではないので、片方の部材が破断しても、もう片方には影響が出にくくなっています。圧入のデメリット●差し込み部材の形状は円が多いが、削る部分が多い場合には加工に時間がかかりコストパフォーマンスが悪くなる円形に削る際に、サイズの通りに正確な円形を加工できないなどの失敗によって、時間だけでなく材料費もかかるため、割高になりやすいでしょう。●金属板など穴側の材質の熱膨張率(温度の変化によって膨張する割合)が、差込む側の部材の熱膨張率よりも大きい場合、高温になると接合が解消してしまうので注意●接合部の信頼性を高めるためには、多数の部品や加工処理が必要で、コストがかかりやすい●継ぎ手が重ね継ぎ手になりやすく、溶接など他の接合方法に比べて継ぎ手の密度が低く、不連続した形状が生まれやすいはんだを使った溶接など金属特有の接合方法に比べると、圧入加工では継ぎ手の密度が低いため、形状や機械全体への影響が出る可能性があります。圧入加工の使用場面次に、実際に圧入加工が行われる場面について見ていきましょう。代表的な使用場面をまとめます。軽負荷部品の接合(シャフトと歯車など)引用元:ニットー精器産業株式会社ベースにピンを立てる接合(ベースの穴にピンを圧入する場合など)引用元:こだま製作所転がり軸受の内輪とシャフト(軸棒)接合引用元:9PARAのよろずTrainコレナンジャロ号圧入できる部材の大きさは、直径3mmなどの小型から大型まで幅広く、用途に合わせてさまざまなサイズで対応できる工具や機械を使って行われます。引用元:株式会社サンテクスまた、圧入加工は単体でなく、旋盤加工など他の加工方法と合わせて利用されることも多いです。上の画像は、コストを下げる目的を兼ねてステンレスの棒と真鍮を利用し、圧入加工したビデオカメラの部品で、真鍮側には段差をつけるための旋盤加工も行われています。圧入加工事例ここで、圧入加工の実際の事例をいくつかご紹介します。モリブデンのパンチ圧入事例引用元:トップ精工モリブデンをパンチ圧入したもの精密機械へのバネの圧入引用元:手作業・手仕事の手作業カンパニー精密機械へのバネ(2ヶ所)の圧入の様子ジンコートのセルスペーサー圧入引用元:広瀬製作所ジンコート(クロムフリー)のセルスペーサー(プレスによって固定するのに使われるナットの一種)圧入圧入加工の見積もりはMitsuriで!圧入加工は、シャフトなどの部材を金属板に押し込むだけの単純な加工と思われるかもしれません。しかし、実際には金属板と差し込み材質の厚みや種類、穴や差込み部材のサイズなどを考慮して、的確に加工を行う必要があります。圧入加工で強固な接合を成功させるには、機械を扱う側のコントロール力などが要されるため、確実に加工できる業者選びも重要です。Mitsuriは、日本全国140社以上の協力企業の中から、圧入加工が依頼可能な製作所や工場をご案内できます。お客様のご要望や希望条件に合わせて、最適な業者を随時ご紹介しています。圧入加工をご検討中の方は、ぜひMitsuriにご相談下さい!

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    アルミの試作を得意としている工場3選!制作事例を用いて試作の流れについてもご紹介!

    「アルミの試作にはどんな加工方法があるのか知りたい」「工場がたくさんあるから、どこにアルミ試作を依頼すればいいか分からない...」アルミの試作を依頼するにあたり、「加工例のイメージが湧かない」、また、「どういった基準で工場を選べばいいのか分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんなお悩みは本記事にて解決可能です!今回はアルミの試作で対応できる加工方法や、実際の加工事例を分かりやすく解説していきます。また、Mitsuriイチオシのアルミの試作を得意としている加工メーカーを3社ご紹介します。これからアルミ試作の依頼を検討されている方は、ぜひ一読ください。アルミの試作で対応できる加工についてアルミの試作を依頼する際には、次のような対応が可能です。依頼する前に、簡単に内容を確認しておきましょう。設計提案メーカーがお客様の要望に沿って、最適な加工方法を提案します。主に、下記のようなことを確認します。確認事項・どんな用途で使用するのか・どのくらいのコストで市場に出したいのか・どのような素材で製品を作りたいのかこのような項目をすり合わせることで、試作に向けた部品の形状やアルミ素材を決定します。試作の要望が不十分のままだと、余計にコストが掛かったり、製品の完成が遅れてしまったりする可能性があります。そのため、設計提案ではメーカーと細かな打ち合わせをすることが必要です。切削加工メジャーな金属加工の1つが「切削(せっさく)」です。字の通り、金属を切ったり削ったりする方法で、日本の製造業を支える重要な加工技術になっています。例えば、タイヤのホイールや医療機器などの身近な製品にもこの加工方法が用いられています。参考記事アルミの切削加工については以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。⇒アルミ切削加工ならMitsuri!1個からでもお受けいたします!旋盤加工「旋盤(せんばん)」は、工作したい素材を回転させながら、固定した工具を当てることによって加工する技術です。この方法は、主にシャフトや歯車など、円柱状の部品を成形する際に使用されます。参考記事旋盤の加工方法については以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。⇒旋盤加工について専門家が解説!加工の種類・加工機の種類がこの1記事でわかります!板金加工板材を加工して、希望の長さや形にすることを「板金加工」といいます。この技術は様々な加工方法の総称です。そのため、本記事では代表的なものをご紹介します。①曲げ加工加工物を希望の形状に曲げる技術です。素材となる金属を上下固定された金型挟みこみ、圧力を加え、加工物の形を変えていきます。②プレス加工板材を金型に当て、機械を使って荷重による圧力を加えることで材料を金型の形に変形させる加工方法です。参考記事板金加工については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。⇒【板金加工】専門家が教える板金加工の「特徴・種類・材料」について!アルミの試作事例「加工例のイメージが湧かない」という方向けに、アルミの製作事例を写真にて紹介していきます。1.切削アルミ製ホイール引用元:楽天市場カーエアコンの部品  ※こちらは鋳造品を切削加工したものです。引用元:旭産業株式会社アルミ薄肉加工引用元:関東精機株式会社2.旋盤アルミ製のシャフト引用元:チャンプ工作機械部品引用元:有限会社エムテック3.板金加工曲げ加工、溶接を施したアルミ素材引用元:井上商事株式会社プレス加工を施したアルミ素材引用元:大和プレス株式会社アルミの試作を得意としている工場3選Mitsuriイチオシの、アルミ試作を得意としている企業について、それぞれのメーカーの強みや弱み、製品事例も併せて紹介していきます。ぜひ工場選びの参考にしてください。1.株式会社巧電社引用元:株式会社巧電社①会社概要本社:東京都大田区上池台3丁目44番8号TEL:(03)3727-5612/FAX(03)3728-6217創業年:昭和47年素材:アルミ、真鍮、樹脂加工:切削、旋盤、貼り合わせ加工、ギア加工URL:http://www.koden-sha.co.jp/②会社紹介東京都に位置する株式会社巧電社は、試作加工を専門とするメーカーです。その確かな技術から、平成15年にISO9001を取得しています。③メリット・デメリット試作であれば、1個~10,000個ほどまで対応できます。「発注数によって依頼を断られた」という方に、特におすすめの企業です。しかし、特急対応については対応していない場合もあります。ご依頼前には、納品期日をご確認いただくことをおすすめします。ご確認の際にはぜひMitsuriまでご相談ください。④製品事例株式会社巧電社の製品事例をご紹介します。切削加工を施したアルミ素材切削加工を施したアルミ・真鍮素材2.株式会社新栄製作所引用元:株式会社新栄製作所①会社概要本社:大阪府守口市大日町4丁目52番12号 TEL:(06)6900-2820/FAX(06)6900-4037創業年:昭和61年素材:アルミ、ステンレス、樹脂、鉄、マグネシウム、真鍮加工:切削、旋盤、塗装、メッキURL:http://www.sinei-model.com/②会社紹介株式会社新栄製作所は、大阪府に本社を構える企業です。加工マシンは100台以上保有しており、お客様の様々なニーズに応えることができます。③メリット・デメリット従業員はグループ会社を含めて100人にも満たない企業ですが、24時間365日マシンを稼働する生産体制が整っています。そのため、大量の依頼でも短納期の提供が可能です。また、試作だけでなく、その後の製品開発までを一貫してサポートしてくれます。「試作品は貰ったけど、いまいち製品のイメージが掴めない」という方には、ぴったりのメーカーです。一方、大阪府の企業のため、地域よっては納品が難しかったり、別途送料が発生する場合もあります。そのため、遠方からご依頼をする際は、納品の可否や送料がどのくらいかかるのかを事前に確認する方がいいでしょう。ご不明な点があれば、ぜひMitsuriまでお問い合わせください。④製品事例株式会社新栄製作所の製品事例をご紹介します。切削加工を施したアルミ素材旋盤加工を施したアルミ素材3.株式会社渡辺製作所引用元:株式会社渡辺製作所①会社概要本社:大阪府豊中市名神口3丁目7番6号TEL:(06)6332-9881/FAX(06)6332-9886創業年:昭和50年素材:アルミ、樹脂、ステンレス、樹脂加工:切削、旋盤、3DプリントURL:https://www.watanabe-mfg.co.jp/②会社紹介株式会社渡辺製作所は、創業40年以上と歴史のある企業です。これまで、航空機や自動車、医療機器など幅広い分野における試作部品の納入実績があります。③メリット・デメリット大阪府に本社を構えていますが、東京・静岡などにも工場を設けています。そのため、大阪にお住まいでない方でも、アルミ試作のご依頼をすることが可能です。また、加工数は1個から承っているため、「発注数が少なくて依頼を断られた」という方でも安心していただけます。一方、依頼数が多い場合には対応が難しい可能性もあります。そのため、ご依頼前に確認する方が良いでしょう。ご確認の際には、ぜひMitsuriまでお問い合わせください。アルミの試作についてお悩みの時は、ぜひMitsuriまでご相談下さい。Mitsuriでは、アルミの試作に限らず、素晴らしい加工技術を持った全国各地の金属加工メーカー様とお付き合いをさせていただいています。現在、協力企業は140社以上ございます。そのため、お客様にとって最適な加工方法や素材選択のお役に立つことが可能です。アルミの試作についてお困りの際は、ぜひMitsuriにお申し付け下さい!

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    亜鉛メッキ鋼板について専門家が解説!特徴や用途についてご紹介!

    亜鉛メッキ鋼板は、メッキされていないただの鋼板、または塗装のみされた鋼板と比べて防錆性と耐食性に優れています。このことから屋内や屋外問わず使用され、さまざまな用途で用いられています。しかし、鋼板を亜鉛メッキしたことで、錆や腐食になぜ強くなるのか?また、どのような用途で使用されているのか分からない人も多いのではないでしょうか。この記事では、「亜鉛メッキ鋼板とは何か」についての説明や、鋼板の錆と腐食をどのように防いでいるのかだけでなく、亜鉛メッキ鋼板の用途や種類についても紹介します。亜鉛メッキ鋼板とは亜鉛メッキ鋼板とは、その名前の通り鋼板を亜鉛でメッキ仕上げしたもののことを言います。鋼板はそのまま使用するとすぐに錆てしまうので防錆処理をおこなう必要があります。そこで鋼板に亜鉛メッキ処理を施すことにより、長期間錆と腐食から防ぐことができるのです。亜鉛メッキされた鋼板は耐食性・防錆効果が備わるだけでなく、外観が良くなる効果も期待できます。亜鉛メッキ鋼板は製造方法によって「溶融亜鉛メッキ鋼板」、「電気亜鉛メッキ鋼板」と大きく2つに分類されます。亜鉛メッキ鋼板の特徴亜鉛メッキすることで付与される防錆性と耐食性を生む理由は以下の2点の特徴が挙げられます。亜鉛の不動態皮膜による保護引用元:札幌ガルバー株式会社鋼板にメッキした亜鉛の表面は空気中の酸素や水分に反応することで酸化亜鉛に変化します。酸化亜鉛が薄い膜で表面全体に安定した状態で形成されることを「不動態」と呼び、この皮膜により鉄素地の錆・腐食を防ぐことが可能です。犠牲防食による保護引用元:日亜鋼業株式会社通常、鉄が空気中に露出していると錆が発生します。しかし亜鉛メッキされた鋼板は、仮にキズがついて鉄が露出しても、亜鉛が鉄よりも先に溶けだすことで鉄の腐食を防いでくれます。これは鉄よりも亜鉛のほうがイオン化傾向が大きいことから起こる作用で、通称「犠牲防食」と呼ばれます。犠牲防食の作用が働くことで亜鉛は徐々に溶解されます。このことにより、亜鉛の付着量が多ければ多いほどメッキ層が消失するまでの時間を要し、耐食性が高くなる傾向にあります。亜鉛メッキ鋼板の長所・短所ここでは亜鉛メッキ鋼板の長所と短所について解説します。長所亜鉛メッキ鋼板の長所・防錆性と耐食性に優れている。・亜鉛との密着性に優れている。・長期間にわたり耐食性と防錆力が持続する。通常の鋼板や塗装品と比べて、亜鉛メッキ鋼板は耐食性と防錆力に優れています。これは前述したように亜鉛の不動態皮膜と犠牲防食による保護の効果によるものです。亜鉛メッキと鋼板との密着性も高いことから、防錆性と耐食性の効果は長期間持続します。特にメッキ層に比較的厚みのある溶融亜鉛メッキ鋼板は防錆効果が高く、ほとんどメンテナンスを必要としません。短所亜鉛メッキ鋼板の短所・溶融亜鉛メッキ鋼板の場合、スパングルと呼ばれる模様が出てくることがある。・六価クロムを用いたクロメート処理品は使えないことがある。「スパングル」とは、上図のような溶融亜鉛メッキした際に浮き出てくる幾何学模様のことを言います。スパングルは不純物と亜鉛が結晶化したことにより浮き出てくるものです。スパングルがある状態で塗装をすると、模様が浮き出てしまうので外観上好まれないケースもあるでしょう。耐食性には問題は無いものの、スパングルはできるだけ無い製品が好ましいとされます。また、亜鉛メッキ鋼板をさらに防錆効果を高めるために化成処理することがありますが、六価クロムを使用したクロメート処理は有害とされるため、使用不可の場合が多いです。これはRoHS指令とよばれるヨーロッパで定められている法律に抵触することが理由となります。これを避けるためにはクロメートフリーの化成処理をする必要があります。参考記事RoHS指令については以下の記事にて詳しく紹介していますのでご参考ください。⇒RoHS指令について詳細を解説!対象範囲についてもご紹介!亜鉛メッキ鋼板の用途亜鉛メッキ鋼板は耐食性があり、長期間メンテナンスを必要としないことから自動車分野、電気分野、建築土木分野など幅広く使用されています。ただし亜鉛メッキ鋼板は用途によって、溶融亜鉛メッキ鋼板、電気亜鉛メッキ鋼板などを使い分ける必要があるでしょう。溶融亜鉛メッキ鋼板は、膜厚が電気亜鉛メッキよりも厚いことから耐食性が高く、屋外の使用に適しています。電気亜鉛メッキ鋼板は、溶融亜鉛メッキよりも加工性が良く、均一にメッキされて見た目も良いことから、屋内での使用、もしくは部品などに使われることが多いです。また、亜鉛メッキ鋼板の加工性、溶接性、塗装性を向上させたい場合は鉄と亜鉛を合金化したものも用いられます。これらの詳細は後述の【亜鉛メッキ鋼板の種類について】で解説します。亜鉛メッキ鋼板の定尺・サイズ引用元:「砥石」と「研削・研磨」の総合情報サイト上図は定尺の寸法と呼び方の表になります。亜鉛メッキ鋼板には「定尺」と呼ばれる決まったサイズの材料が流通しています。定尺材はそれぞれ呼び方があり、914mm×1829mmの板材は3×6(サブロク)といったような名称があります。これは1尺が303.03mmにあたることから、サブロクは3尺×6尺ほどの寸法であることを表します。定尺の寸法ではない、特定のサイズの鋼板が欲しい場合は、定尺材から廃棄する量が少なくて済む材料を選び、そこからカットして購入することになります。定尺材は3×6(サブロク)、4×8(シハチ)あたりは流通量が多く、取り扱いのあるメーカーは多いでしょう。その他のサイズについてはメーカーによって取り扱いのないところもあるので注意してください。亜鉛メッキ鋼板の種類について亜鉛メッキ鋼板には冒頭で「溶融亜鉛メッキ鋼板」と「電気亜鉛メッキ鋼板」の2種類に大別しましたが、そこからさらに鉄と亜鉛を合金化したメッキ鋼板もあります溶融亜鉛メッキ鋼板溶融亜鉛メッキは別名「ドブづけメッキ」や「てんぷらメッキ」と呼ばれており、高温で溶解した亜鉛メッキ槽の中に鋼板を浸すことでコーティングします。膜厚はおよそ28~100μmと厚めなことから耐食性に優れています。電気亜鉛メッキ鋼板電気亜鉛メッキは防錆処理したい鉄製品を亜鉛が含まれる溶液に浸し、電気を通すことにより亜鉛被膜を形成します。溶融亜鉛メッキと比較すると膜厚は2~25μmと薄いですが均一にメッキすることができ、寸法の精度や外観の良さが求められる部材に適しています。電気亜鉛メッキはそのまま使用すると、まだ錆が発生しやすいため、メッキ後にクロメート処理を施すケースが多いです。クロメート処理した電気亜鉛メッキ品は、さらに耐食性と防錆効果が向上します。しかし昨今では、六価クロムが含まれるクロメート処理は有害であるとされていることから、三価クロムを利用した処理に代用されることも多くなっています。参考記事電気亜鉛メッキについては以下の記事で詳しく解説していますので参照ください。⇒電気亜鉛めっきとは【3分でわかる】専門家がわかりやすく解説します!合金化溶融亜鉛メッキ鋼板通常の溶融亜鉛メッキ鋼板は、プレス加工などをおこなうとメッキした亜鉛が金型に付着しやすいことが問題としてありました。亜鉛が金型に付着することで摩擦抵抗が大きくなり、加工がしづらくなるデメリットがあります。その問題を解決するために「合金化溶融亜鉛メッキ鋼板」が用いられます。合金化溶融亜鉛メッキ鋼板は、冷間圧延鋼板を溶融亜鉛メッキ処理をしたあとに熱処理をすることで鉄と亜鉛を合金化させて製造します。合金化溶融亜鉛メッキ鋼板を使用することで加工性、溶接性、塗装性が向上します。メリットが豊富な合金化溶融亜鉛メッキ鋼板ですが、製造のためにはノウハウが求められ、熱を加えることの調整が難しいとされています。電気合金亜鉛メッキ鋼板電気合金亜鉛メッキ鋼板は、電気亜鉛メッキをする際にFe2+イオンとZn2+イオンを含む酸性メッキ槽を用いることで製造されます。電気メッキ法による合金化は、合金化した溶融亜鉛メッキ鋼板と同様に、加工性、溶接性、塗装性が向上します。特に溶接性については「パウダリング」と呼ばれる、皮膜のはく離を起こすケースが少ないことが特徴です。また、合金化溶融亜鉛メッキと違い、熱処理をせずに製造できることから、板材の機械的性質が変わることもありません。亜鉛メッキ鋼板のメーカー比較ならMitsuriへ!亜鉛メッキ鋼板は亜鉛の不動態皮膜と犠牲防食の作用により、鉄を錆と腐食から守る効果が期待できます。耐食性が長期間持続することから、用途は自動車や電気製品、建築土木などと幅広く使用されています。亜鉛メッキ鋼板は、主に溶融亜鉛メッキと電気亜鉛メッキされたものに分類されます。屋外で使用するのであれば溶融亜鉛メッキ、屋内なら電気亜鉛メッキを使用すると効果的です。加工性や溶接性などを向上させたい場合は亜鉛と鉄を合金化したものも使われています。もし亜鉛メッキ鋼板の購入を検討している方はぜひMitsuriにご相談ください。日本全国で140社以上のメーカーと提携しているため、あなたのご希望に沿う亜鉛メッキ鋼板を購入することができます。お気軽にお問い合わせください。

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    【大阪で金属加工を依頼するなら!】技術力が高い金属加工メーカー5選!

    「金属加工の知識がなくどこに頼めばいいんだろう」「事業拡大により新たな加工業者と取引したいがどの工場を選べばいいのか悩んでしまう」「コスト削減の為に加工業者の何件か見積もりをとりたい」大阪には多くの技術力の高い金属加工メーカーが存在します。単に技術力が高いといってもお客様が求める技術でないと意味がありません。どの加工が得意なのか、大量生産は可能なのか、どういう分野のメーカーなのかなど、各メーカーにも得意分野や実績が異なるため、お客様の事業に合うメーカーを探すには時間と労力がかかります。今回は、そんな技術力の高い大阪の各金属加工メーカーについて簡潔にご紹介していきますので、メーカー選びの参考にしてみてください。【図面が描けなくての依頼可能】ニシザキ株式会社(お助けニシザキ金属加工屋)引用元:ニシザキ株式会社基本情報本社:大阪市西淀川区大野1-7-2TEL:06-6475-8381FAX:06-6475-8382加工:レーザー加工、プレス加工、溶接・接着、機会加工、二次加工、ウォータージェット素材:アルミ、銅、マグネシウム合金、チタンHP:http://www.nishizakiman.com①会社紹介素人で金属のノウハウを理解していない人が、いきなり町工場に依頼をしても敬遠されがちですが、ニシザキ金属加工屋では地域に密着して、図面がかけない人にも親切対応で積極的に取り組んでいます。②メリット・デメリット大学や研究機関で使われる実験用制御装置に使われる筐体の製造や、部品の試作品など一点から対応し、とりわけ個人のお客様からのご依頼に強みを持っています。また、ロボカップ用ヒューマノイド型ロボットの製造数が世界一です。一部の加工から最終製品まで対応していますが、中には対応ができないものもあるみたいなので事前の問い合わせが必要です。③製品例チタン製の笛 宝石店からの依頼で持ち込まれたデザインスケッチを元に制作しました。Tシャツ自動販売機 美術大学の学生さんの卒業制作の依頼によるものです。自立型4本足の松葉杖 オリジナル表札・看板【品質保証を重視するなら】株式会社北川製作所引用元:株式会社北川製作所基本情報本社:大阪府東大阪市長田西3丁目4番23号第二工場:滋賀県彦根市甘呂町405中国法人:常州北川机械制造有限公司TEL:06-6745-8886 FAX:06-6745-7055創業年:1956年加工:切削加工、圧造、プレス・ベンダー加工、成形加工HP:https://www.kitagawa-mfg.com①会社紹介北川製作所は中国に現地法人を設立し、現地での製品調達でグローバルな観点でより良い製品を安く提供できます。豊富な経験と長年培われてきた金属加工事例1万点以上の実績を元に、相談から納品までの一貫体制で試作品から量産まで対応します。②メリット・デメリット環境負荷物質にも対応可能な体制を整え、試験機や検査機や測定器などの検査体制で試作品完成段階で試験、製品評価を実施し、量産品完成時にも全製品を検査して高品質を保っています。グローバルに活躍してコスト削減では強みを持ちますが、特急対応ができる製品とできない製品がありそうです。③製品例切削加工例 (明細記載なし)圧造加工例 (明細記載なし)プレス・ベンダー加工例 (明細記載なし)【加工から後処理まで一貫生産】チヨダ金属株式会社引用元:チヨダ金属株式会社基本情報本社:大阪府大阪市生野区巽東4-6-14TEL:06-67527261 FAX:06-6752-7266加工:機械加工全般、NC旋盤加工、マシニング加工、研磨加工、表面処理、熱処理素材:銅、アルミ、ステンレス、鉄、チタンHP:http://www.chiyoda-k.com①会社紹介素材問わずに多種多様な金属に対応しており技術力、対応力、設備力で高精度の金属加工を実現しています。卓越した職人技で試作品から量産品まで一貫体制で特急品にも対応しています。②メリット・デメリット受注から納期まで、一貫体制で高品質な製品を提供。最短三日という短納期も実現しています。手のひらサイズの小型部品を主に製造しており、大型製品はあまり扱いがないようなのでご注意ください。③製品例SS400 Φ540×Φ260×190SS400 25×500×600SCM435+イオン窒化 Φ45×355【スピーディなお見積もり対応】湯本電機株式会社(メタルスピード)引用元:湯本電気株式会社基本情報本社: 大阪市東成区東今里2-8-12TEL:06-6976-3366FAX:06-6976-9758創業年:1940年加工:フライス・マシニング加工、NC旋盤加工、ワイヤーカット放電加工、溶接・YAGレーザー溶接加工等素材:アルミ、鉄、ステンレス、銅、特殊鋼、チタン、マグネシウム等HP:http://www.metal-speed.com/material/①会社紹介徹底した温室管理を行うことで、寸法のばらつきを抑える環境を整えております。品質管理では、三次元測定器で研修を受けた最新の知識をもつ先任者が、トリプルチェックを行います。見積もりでは業界最速級の二時間以内に対応しており、エリア毎に担当者を置き、速やかな対応を実現しています。②メリット・デメリット最高品質を必要な量を必要な分だけ、必要なタイミングで納品し、納期厳守率は99.86%をほこります。大学や研究機関、民間企業など多方面と取引実績はありますが、個人様との取引は少ないようです。【アッセンブリまで対応できる板金工場】株式会社大一製作所 基本情報所在地:大阪市淀川区田川北2-5-1TEL:06-6301-2835 FAX:06-6303-7760創業年:1930年加工:金属切削加工、ハンダ付け、銀ロウ付け、溶接、表面処理素材:銅、黄銅、ステンレス、アルミHP:http://www.dai1sei.co.jp①会社紹介大一精工株式会社は多様なニーズにお応えするため、材料調達から各種加工のとりわけ溶接、はんだ付け、銀ロウ付けを得意として、一貫生産体制を整えています。②メリット・デメリットお客様の最も重要とされるコスト面では、中国上海にある会社と業務提携を結んでいる事で更なるコスト削減を実施しています。特急対応が可能かどうかは、事前確認が必要になりそうです。③製品例溶接・ロウ付け加工例 端子金具(上部) 組み立て:ロウ付け 表面処理:スズメッキ表面処理加工例 リールピン 表面処理:イソナイトリールピン表面処理加工例 気密部品 表面処理:クロームめっき取付座大阪で金属加工メーカーの一括見積もりを依頼するなら【Mitsuri】今回は大阪エリアの金属加工メーカー5社を、ピックアップしてご紹介しました。大阪は町工場が多い激戦区でもあり、大小さまざまなメーカーが存在する中、この記事をご覧になられた方にとって、メーカー探しの参考になればと思います。Mitsuriでは大阪に限らず全国各地の100社以上の金属加工メーカー様とのお付き合いがあり、全国どこでも対応させていただきます。金属加工メーカー選びでお困りの際は、一括見積もりのMitsuriに是非ご相談ください。

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    圧入加工について専門家が解説!特徴や使用場面についてもご紹介!

    圧入加工は、加工金属を含め部品同士をつなぎ合わせ、目的の形状を組み立てる「接合」と呼ばれる加工方法のひとつです。溶接などの他の方法と比べて、板金の歪みなどが少なくきれいに仕上がるため、接合部に溶接等の痕跡を残したくない部材や見た目が重視される部分などを中心に採用されています。溶接に比べると簡単な工具だけで加工できる圧入ですが、適切な接合に仕上がるかどうか不安な点もあるでしょう。また、圧入にもメリットとデメリットがあるため、溶接などの他の接合加工の方法と比較しながら、適切な場面で取り入れる必要があります。今回は圧入加工について、特徴から使用場面、実際の加工事例まで網羅してご説明していきます。金属の接合加工に圧入を取り入れようと検討している方、業者に圧入加工を依頼したいと考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。圧入とは圧入とは、金属の接合加工の種類の中でも機械的接合と呼ばれる方法のひとつです。ナットやスペーサー、ビスといった部材を、金属板(鉄板・ステンレス板・アルミ板など)に加圧して挿入することで、穴側部材と差込み部材の両者が反発し合うように圧力を生じ、強く接合されることになります。圧入加工の多くはプレス機など専用の機械を使って行われます。金属板にナットやネジなどを押し込むことになるため、金属板には圧力に耐えうる強度が必要です。圧力で押し込んで固定するには、材料の切り口穴寸法に対してわずかに大きいサイズの部材を、大きな挿入圧力で押し込んで固定することになります。材料が圧力に負けてしまわないように調節しながら圧入を行う技術と、加工後の仕上がりを考慮した部材選びの知識が、加工を成功させる必須条件です。ちなみに、圧入加工自体は金属のみならず、樹脂やゴムといった素材における加工方法としても使用されています。参考記事金属の接合方法については、下記の記事にも詳しい説明がありますので参照してください。⇒接合加工基礎知識!板金加工品にも使われる「カシメ加工」を徹底解説圧入の特徴続いて、圧入の特徴として、メリットとデメリットをご説明します。圧入のメリット●熱で溶かして接合する溶接に比べると、板金への影響が少なく仕上がりがきれい●組み立てや解体がしやすく、簡単な工具でも行えるケースが多い●接合する部材は同種はもちろん、異種でも問題ない圧入に使う部材は、同じ金属材質だけでなく、異なる金属素材同士でも問題なく接合することができます。●接合強度を高めるために接着剤を使用できる接合強度を高めるために、素材に合わせた種類の接着剤を塗布してから圧入する、という方法が取られる場合もあります。●破断した場合には、接合部で破断が進んでしまうのを抑えられる溶接のように素材同士を溶かしてつなげているわけではないので、片方の部材が破断しても、もう片方には影響が出にくくなっています。圧入のデメリット●差し込み部材の形状は円が多いが、削る部分が多い場合には加工に時間がかかりコストパフォーマンスが悪くなる円形に削る際に、サイズの通りに正確な円形を加工できないなどの失敗によって、時間だけでなく材料費もかかるため、割高になりやすいでしょう。●金属板など穴側の材質の熱膨張率(温度の変化によって膨張する割合)が、差込む側の部材の熱膨張率よりも大きい場合、高温になると接合が解消してしまうので注意●接合部の信頼性を高めるためには、多数の部品や加工処理が必要で、コストがかかりやすい●継ぎ手が重ね継ぎ手になりやすく、溶接など他の接合方法に比べて継ぎ手の密度が低く、不連続した形状が生まれやすいはんだを使った溶接など金属特有の接合方法に比べると、圧入加工では継ぎ手の密度が低いため、形状や機械全体への影響が出る可能性があります。圧入加工の使用場面次に、実際に圧入加工が行われる場面について見ていきましょう。代表的な使用場面をまとめます。軽負荷部品の接合(シャフトと歯車など)引用元:ニットー精器産業株式会社ベースにピンを立てる接合(ベースの穴にピンを圧入する場合など)引用元:こだま製作所転がり軸受の内輪とシャフト(軸棒)接合引用元:9PARAのよろずTrainコレナンジャロ号圧入できる部材の大きさは、直径3mmなどの小型から大型まで幅広く、用途に合わせてさまざまなサイズで対応できる工具や機械を使って行われます。引用元:株式会社サンテクスまた、圧入加工は単体でなく、旋盤加工など他の加工方法と合わせて利用されることも多いです。上の画像は、コストを下げる目的を兼ねてステンレスの棒と真鍮を利用し、圧入加工したビデオカメラの部品で、真鍮側には段差をつけるための旋盤加工も行われています。圧入加工事例ここで、圧入加工の実際の事例をいくつかご紹介します。モリブデンのパンチ圧入事例引用元:トップ精工モリブデンをパンチ圧入したもの精密機械へのバネの圧入引用元:手作業・手仕事の手作業カンパニー精密機械へのバネ(2ヶ所)の圧入の様子ジンコートのセルスペーサー圧入引用元:広瀬製作所ジンコート(クロムフリー)のセルスペーサー(プレスによって固定するのに使われるナットの一種)圧入圧入加工の見積もりはMitsuriで!圧入加工は、シャフトなどの部材を金属板に押し込むだけの単純な加工と思われるかもしれません。しかし、実際には金属板と差し込み材質の厚みや種類、穴や差込み部材のサイズなどを考慮して、的確に加工を行う必要があります。圧入加工で強固な接合を成功させるには、機械を扱う側のコントロール力などが要されるため、確実に加工できる業者選びも重要です。Mitsuriは、日本全国140社以上の協力企業の中から、圧入加工が依頼可能な製作所や工場をご案内できます。お客様のご要望や希望条件に合わせて、最適な業者を随時ご紹介しています。圧入加工をご検討中の方は、ぜひMitsuriにご相談下さい!

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    アルミの試作を得意としている工場3選!制作事例を用いて試作の流れについてもご紹介!

    「アルミの試作にはどんな加工方法があるのか知りたい」「工場がたくさんあるから、どこにアルミ試作を依頼すればいいか分からない...」アルミの試作を依頼するにあたり、「加工例のイメージが湧かない」、また、「どういった基準で工場を選べばいいのか分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんなお悩みは本記事にて解決可能です!今回はアルミの試作で対応できる加工方法や、実際の加工事例を分かりやすく解説していきます。また、Mitsuriイチオシのアルミの試作を得意としている加工メーカーを3社ご紹介します。これからアルミ試作の依頼を検討されている方は、ぜひ一読ください。アルミの試作で対応できる加工についてアルミの試作を依頼する際には、次のような対応が可能です。依頼する前に、簡単に内容を確認しておきましょう。設計提案メーカーがお客様の要望に沿って、最適な加工方法を提案します。主に、下記のようなことを確認します。確認事項・どんな用途で使用するのか・どのくらいのコストで市場に出したいのか・どのような素材で製品を作りたいのかこのような項目をすり合わせることで、試作に向けた部品の形状やアルミ素材を決定します。試作の要望が不十分のままだと、余計にコストが掛かったり、製品の完成が遅れてしまったりする可能性があります。そのため、設計提案ではメーカーと細かな打ち合わせをすることが必要です。切削加工メジャーな金属加工の1つが「切削(せっさく)」です。字の通り、金属を切ったり削ったりする方法で、日本の製造業を支える重要な加工技術になっています。例えば、タイヤのホイールや医療機器などの身近な製品にもこの加工方法が用いられています。参考記事アルミの切削加工については以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。⇒アルミ切削加工ならMitsuri!1個からでもお受けいたします!旋盤加工「旋盤(せんばん)」は、工作したい素材を回転させながら、固定した工具を当てることによって加工する技術です。この方法は、主にシャフトや歯車など、円柱状の部品を成形する際に使用されます。参考記事旋盤の加工方法については以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。⇒旋盤加工について専門家が解説!加工の種類・加工機の種類がこの1記事でわかります!板金加工板材を加工して、希望の長さや形にすることを「板金加工」といいます。この技術は様々な加工方法の総称です。そのため、本記事では代表的なものをご紹介します。①曲げ加工加工物を希望の形状に曲げる技術です。素材となる金属を上下固定された金型挟みこみ、圧力を加え、加工物の形を変えていきます。②プレス加工板材を金型に当て、機械を使って荷重による圧力を加えることで材料を金型の形に変形させる加工方法です。参考記事板金加工については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。⇒【板金加工】専門家が教える板金加工の「特徴・種類・材料」について!アルミの試作事例「加工例のイメージが湧かない」という方向けに、アルミの製作事例を写真にて紹介していきます。1.切削アルミ製ホイール引用元:楽天市場カーエアコンの部品  ※こちらは鋳造品を切削加工したものです。引用元:旭産業株式会社アルミ薄肉加工引用元:関東精機株式会社2.旋盤アルミ製のシャフト引用元:チャンプ工作機械部品引用元:有限会社エムテック3.板金加工曲げ加工、溶接を施したアルミ素材引用元:井上商事株式会社プレス加工を施したアルミ素材引用元:大和プレス株式会社アルミの試作を得意としている工場3選Mitsuriイチオシの、アルミ試作を得意としている企業について、それぞれのメーカーの強みや弱み、製品事例も併せて紹介していきます。ぜひ工場選びの参考にしてください。1.株式会社巧電社引用元:株式会社巧電社①会社概要本社:東京都大田区上池台3丁目44番8号TEL:(03)3727-5612/FAX(03)3728-6217創業年:昭和47年素材:アルミ、真鍮、樹脂加工:切削、旋盤、貼り合わせ加工、ギア加工URL:http://www.koden-sha.co.jp/②会社紹介東京都に位置する株式会社巧電社は、試作加工を専門とするメーカーです。その確かな技術から、平成15年にISO9001を取得しています。③メリット・デメリット試作であれば、1個~10,000個ほどまで対応できます。「発注数によって依頼を断られた」という方に、特におすすめの企業です。しかし、特急対応については対応していない場合もあります。ご依頼前には、納品期日をご確認いただくことをおすすめします。ご確認の際にはぜひMitsuriまでご相談ください。④製品事例株式会社巧電社の製品事例をご紹介します。切削加工を施したアルミ素材切削加工を施したアルミ・真鍮素材2.株式会社新栄製作所引用元:株式会社新栄製作所①会社概要本社:大阪府守口市大日町4丁目52番12号 TEL:(06)6900-2820/FAX(06)6900-4037創業年:昭和61年素材:アルミ、ステンレス、樹脂、鉄、マグネシウム、真鍮加工:切削、旋盤、塗装、メッキURL:http://www.sinei-model.com/②会社紹介株式会社新栄製作所は、大阪府に本社を構える企業です。加工マシンは100台以上保有しており、お客様の様々なニーズに応えることができます。③メリット・デメリット従業員はグループ会社を含めて100人にも満たない企業ですが、24時間365日マシンを稼働する生産体制が整っています。そのため、大量の依頼でも短納期の提供が可能です。また、試作だけでなく、その後の製品開発までを一貫してサポートしてくれます。「試作品は貰ったけど、いまいち製品のイメージが掴めない」という方には、ぴったりのメーカーです。一方、大阪府の企業のため、地域よっては納品が難しかったり、別途送料が発生する場合もあります。そのため、遠方からご依頼をする際は、納品の可否や送料がどのくらいかかるのかを事前に確認する方がいいでしょう。ご不明な点があれば、ぜひMitsuriまでお問い合わせください。④製品事例株式会社新栄製作所の製品事例をご紹介します。切削加工を施したアルミ素材旋盤加工を施したアルミ素材3.株式会社渡辺製作所引用元:株式会社渡辺製作所①会社概要本社:大阪府豊中市名神口3丁目7番6号TEL:(06)6332-9881/FAX(06)6332-9886創業年:昭和50年素材:アルミ、樹脂、ステンレス、樹脂加工:切削、旋盤、3DプリントURL:https://www.watanabe-mfg.co.jp/②会社紹介株式会社渡辺製作所は、創業40年以上と歴史のある企業です。これまで、航空機や自動車、医療機器など幅広い分野における試作部品の納入実績があります。③メリット・デメリット大阪府に本社を構えていますが、東京・静岡などにも工場を設けています。そのため、大阪にお住まいでない方でも、アルミ試作のご依頼をすることが可能です。また、加工数は1個から承っているため、「発注数が少なくて依頼を断られた」という方でも安心していただけます。一方、依頼数が多い場合には対応が難しい可能性もあります。そのため、ご依頼前に確認する方が良いでしょう。ご確認の際には、ぜひMitsuriまでお問い合わせください。アルミの試作についてお悩みの時は、ぜひMitsuriまでご相談下さい。Mitsuriでは、アルミの試作に限らず、素晴らしい加工技術を持った全国各地の金属加工メーカー様とお付き合いをさせていただいています。現在、協力企業は140社以上ございます。そのため、お客様にとって最適な加工方法や素材選択のお役に立つことが可能です。アルミの試作についてお困りの際は、ぜひMitsuriにお申し付け下さい!

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    亜鉛メッキ鋼板について専門家が解説!特徴や用途についてご紹介!

    亜鉛メッキ鋼板は、メッキされていないただの鋼板、または塗装のみされた鋼板と比べて防錆性と耐食性に優れています。このことから屋内や屋外問わず使用され、さまざまな用途で用いられています。しかし、鋼板を亜鉛メッキしたことで、錆や腐食になぜ強くなるのか?また、どのような用途で使用されているのか分からない人も多いのではないでしょうか。この記事では、「亜鉛メッキ鋼板とは何か」についての説明や、鋼板の錆と腐食をどのように防いでいるのかだけでなく、亜鉛メッキ鋼板の用途や種類についても紹介します。亜鉛メッキ鋼板とは亜鉛メッキ鋼板とは、その名前の通り鋼板を亜鉛でメッキ仕上げしたもののことを言います。鋼板はそのまま使用するとすぐに錆てしまうので防錆処理をおこなう必要があります。そこで鋼板に亜鉛メッキ処理を施すことにより、長期間錆と腐食から防ぐことができるのです。亜鉛メッキされた鋼板は耐食性・防錆効果が備わるだけでなく、外観が良くなる効果も期待できます。亜鉛メッキ鋼板は製造方法によって「溶融亜鉛メッキ鋼板」、「電気亜鉛メッキ鋼板」と大きく2つに分類されます。亜鉛メッキ鋼板の特徴亜鉛メッキすることで付与される防錆性と耐食性を生む理由は以下の2点の特徴が挙げられます。亜鉛の不動態皮膜による保護引用元:札幌ガルバー株式会社鋼板にメッキした亜鉛の表面は空気中の酸素や水分に反応することで酸化亜鉛に変化します。酸化亜鉛が薄い膜で表面全体に安定した状態で形成されることを「不動態」と呼び、この皮膜により鉄素地の錆・腐食を防ぐことが可能です。犠牲防食による保護引用元:日亜鋼業株式会社通常、鉄が空気中に露出していると錆が発生します。しかし亜鉛メッキされた鋼板は、仮にキズがついて鉄が露出しても、亜鉛が鉄よりも先に溶けだすことで鉄の腐食を防いでくれます。これは鉄よりも亜鉛のほうがイオン化傾向が大きいことから起こる作用で、通称「犠牲防食」と呼ばれます。犠牲防食の作用が働くことで亜鉛は徐々に溶解されます。このことにより、亜鉛の付着量が多ければ多いほどメッキ層が消失するまでの時間を要し、耐食性が高くなる傾向にあります。亜鉛メッキ鋼板の長所・短所ここでは亜鉛メッキ鋼板の長所と短所について解説します。長所亜鉛メッキ鋼板の長所・防錆性と耐食性に優れている。・亜鉛との密着性に優れている。・長期間にわたり耐食性と防錆力が持続する。通常の鋼板や塗装品と比べて、亜鉛メッキ鋼板は耐食性と防錆力に優れています。これは前述したように亜鉛の不動態皮膜と犠牲防食による保護の効果によるものです。亜鉛メッキと鋼板との密着性も高いことから、防錆性と耐食性の効果は長期間持続します。特にメッキ層に比較的厚みのある溶融亜鉛メッキ鋼板は防錆効果が高く、ほとんどメンテナンスを必要としません。短所亜鉛メッキ鋼板の短所・溶融亜鉛メッキ鋼板の場合、スパングルと呼ばれる模様が出てくることがある。・六価クロムを用いたクロメート処理品は使えないことがある。「スパングル」とは、上図のような溶融亜鉛メッキした際に浮き出てくる幾何学模様のことを言います。スパングルは不純物と亜鉛が結晶化したことにより浮き出てくるものです。スパングルがある状態で塗装をすると、模様が浮き出てしまうので外観上好まれないケースもあるでしょう。耐食性には問題は無いものの、スパングルはできるだけ無い製品が好ましいとされます。また、亜鉛メッキ鋼板をさらに防錆効果を高めるために化成処理することがありますが、六価クロムを使用したクロメート処理は有害とされるため、使用不可の場合が多いです。これはRoHS指令とよばれるヨーロッパで定められている法律に抵触することが理由となります。これを避けるためにはクロメートフリーの化成処理をする必要があります。参考記事RoHS指令については以下の記事にて詳しく紹介していますのでご参考ください。⇒RoHS指令について詳細を解説!対象範囲についてもご紹介!亜鉛メッキ鋼板の用途亜鉛メッキ鋼板は耐食性があり、長期間メンテナンスを必要としないことから自動車分野、電気分野、建築土木分野など幅広く使用されています。ただし亜鉛メッキ鋼板は用途によって、溶融亜鉛メッキ鋼板、電気亜鉛メッキ鋼板などを使い分ける必要があるでしょう。溶融亜鉛メッキ鋼板は、膜厚が電気亜鉛メッキよりも厚いことから耐食性が高く、屋外の使用に適しています。電気亜鉛メッキ鋼板は、溶融亜鉛メッキよりも加工性が良く、均一にメッキされて見た目も良いことから、屋内での使用、もしくは部品などに使われることが多いです。また、亜鉛メッキ鋼板の加工性、溶接性、塗装性を向上させたい場合は鉄と亜鉛を合金化したものも用いられます。これらの詳細は後述の【亜鉛メッキ鋼板の種類について】で解説します。亜鉛メッキ鋼板の定尺・サイズ引用元:「砥石」と「研削・研磨」の総合情報サイト上図は定尺の寸法と呼び方の表になります。亜鉛メッキ鋼板には「定尺」と呼ばれる決まったサイズの材料が流通しています。定尺材はそれぞれ呼び方があり、914mm×1829mmの板材は3×6(サブロク)といったような名称があります。これは1尺が303.03mmにあたることから、サブロクは3尺×6尺ほどの寸法であることを表します。定尺の寸法ではない、特定のサイズの鋼板が欲しい場合は、定尺材から廃棄する量が少なくて済む材料を選び、そこからカットして購入することになります。定尺材は3×6(サブロク)、4×8(シハチ)あたりは流通量が多く、取り扱いのあるメーカーは多いでしょう。その他のサイズについてはメーカーによって取り扱いのないところもあるので注意してください。亜鉛メッキ鋼板の種類について亜鉛メッキ鋼板には冒頭で「溶融亜鉛メッキ鋼板」と「電気亜鉛メッキ鋼板」の2種類に大別しましたが、そこからさらに鉄と亜鉛を合金化したメッキ鋼板もあります溶融亜鉛メッキ鋼板溶融亜鉛メッキは別名「ドブづけメッキ」や「てんぷらメッキ」と呼ばれており、高温で溶解した亜鉛メッキ槽の中に鋼板を浸すことでコーティングします。膜厚はおよそ28~100μmと厚めなことから耐食性に優れています。電気亜鉛メッキ鋼板電気亜鉛メッキは防錆処理したい鉄製品を亜鉛が含まれる溶液に浸し、電気を通すことにより亜鉛被膜を形成します。溶融亜鉛メッキと比較すると膜厚は2~25μmと薄いですが均一にメッキすることができ、寸法の精度や外観の良さが求められる部材に適しています。電気亜鉛メッキはそのまま使用すると、まだ錆が発生しやすいため、メッキ後にクロメート処理を施すケースが多いです。クロメート処理した電気亜鉛メッキ品は、さらに耐食性と防錆効果が向上します。しかし昨今では、六価クロムが含まれるクロメート処理は有害であるとされていることから、三価クロムを利用した処理に代用されることも多くなっています。参考記事電気亜鉛メッキについては以下の記事で詳しく解説していますので参照ください。⇒電気亜鉛めっきとは【3分でわかる】専門家がわかりやすく解説します!合金化溶融亜鉛メッキ鋼板通常の溶融亜鉛メッキ鋼板は、プレス加工などをおこなうとメッキした亜鉛が金型に付着しやすいことが問題としてありました。亜鉛が金型に付着することで摩擦抵抗が大きくなり、加工がしづらくなるデメリットがあります。その問題を解決するために「合金化溶融亜鉛メッキ鋼板」が用いられます。合金化溶融亜鉛メッキ鋼板は、冷間圧延鋼板を溶融亜鉛メッキ処理をしたあとに熱処理をすることで鉄と亜鉛を合金化させて製造します。合金化溶融亜鉛メッキ鋼板を使用することで加工性、溶接性、塗装性が向上します。メリットが豊富な合金化溶融亜鉛メッキ鋼板ですが、製造のためにはノウハウが求められ、熱を加えることの調整が難しいとされています。電気合金亜鉛メッキ鋼板電気合金亜鉛メッキ鋼板は、電気亜鉛メッキをする際にFe2+イオンとZn2+イオンを含む酸性メッキ槽を用いることで製造されます。電気メッキ法による合金化は、合金化した溶融亜鉛メッキ鋼板と同様に、加工性、溶接性、塗装性が向上します。特に溶接性については「パウダリング」と呼ばれる、皮膜のはく離を起こすケースが少ないことが特徴です。また、合金化溶融亜鉛メッキと違い、熱処理をせずに製造できることから、板材の機械的性質が変わることもありません。亜鉛メッキ鋼板のメーカー比較ならMitsuriへ!亜鉛メッキ鋼板は亜鉛の不動態皮膜と犠牲防食の作用により、鉄を錆と腐食から守る効果が期待できます。耐食性が長期間持続することから、用途は自動車や電気製品、建築土木などと幅広く使用されています。亜鉛メッキ鋼板は、主に溶融亜鉛メッキと電気亜鉛メッキされたものに分類されます。屋外で使用するのであれば溶融亜鉛メッキ、屋内なら電気亜鉛メッキを使用すると効果的です。加工性や溶接性などを向上させたい場合は亜鉛と鉄を合金化したものも使われています。もし亜鉛メッキ鋼板の購入を検討している方はぜひMitsuriにご相談ください。日本全国で140社以上のメーカーと提携しているため、あなたのご希望に沿う亜鉛メッキ鋼板を購入することができます。お気軽にお問い合わせください。

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    【大阪で金属加工を依頼するなら!】技術力が高い金属加工メーカー5選!

    「金属加工の知識がなくどこに頼めばいいんだろう」「事業拡大により新たな加工業者と取引したいがどの工場を選べばいいのか悩んでしまう」「コスト削減の為に加工業者の何件か見積もりをとりたい」大阪には多くの技術力の高い金属加工メーカーが存在します。単に技術力が高いといってもお客様が求める技術でないと意味がありません。どの加工が得意なのか、大量生産は可能なのか、どういう分野のメーカーなのかなど、各メーカーにも得意分野や実績が異なるため、お客様の事業に合うメーカーを探すには時間と労力がかかります。今回は、そんな技術力の高い大阪の各金属加工メーカーについて簡潔にご紹介していきますので、メーカー選びの参考にしてみてください。【図面が描けなくての依頼可能】ニシザキ株式会社(お助けニシザキ金属加工屋)引用元:ニシザキ株式会社基本情報本社:大阪市西淀川区大野1-7-2TEL:06-6475-8381FAX:06-6475-8382加工:レーザー加工、プレス加工、溶接・接着、機会加工、二次加工、ウォータージェット素材:アルミ、銅、マグネシウム合金、チタンHP:http://www.nishizakiman.com①会社紹介素人で金属のノウハウを理解していない人が、いきなり町工場に依頼をしても敬遠されがちですが、ニシザキ金属加工屋では地域に密着して、図面がかけない人にも親切対応で積極的に取り組んでいます。②メリット・デメリット大学や研究機関で使われる実験用制御装置に使われる筐体の製造や、部品の試作品など一点から対応し、とりわけ個人のお客様からのご依頼に強みを持っています。また、ロボカップ用ヒューマノイド型ロボットの製造数が世界一です。一部の加工から最終製品まで対応していますが、中には対応ができないものもあるみたいなので事前の問い合わせが必要です。③製品例チタン製の笛 宝石店からの依頼で持ち込まれたデザインスケッチを元に制作しました。Tシャツ自動販売機 美術大学の学生さんの卒業制作の依頼によるものです。自立型4本足の松葉杖 オリジナル表札・看板【品質保証を重視するなら】株式会社北川製作所引用元:株式会社北川製作所基本情報本社:大阪府東大阪市長田西3丁目4番23号第二工場:滋賀県彦根市甘呂町405中国法人:常州北川机械制造有限公司TEL:06-6745-8886 FAX:06-6745-7055創業年:1956年加工:切削加工、圧造、プレス・ベンダー加工、成形加工HP:https://www.kitagawa-mfg.com①会社紹介北川製作所は中国に現地法人を設立し、現地での製品調達でグローバルな観点でより良い製品を安く提供できます。豊富な経験と長年培われてきた金属加工事例1万点以上の実績を元に、相談から納品までの一貫体制で試作品から量産まで対応します。②メリット・デメリット環境負荷物質にも対応可能な体制を整え、試験機や検査機や測定器などの検査体制で試作品完成段階で試験、製品評価を実施し、量産品完成時にも全製品を検査して高品質を保っています。グローバルに活躍してコスト削減では強みを持ちますが、特急対応ができる製品とできない製品がありそうです。③製品例切削加工例 (明細記載なし)圧造加工例 (明細記載なし)プレス・ベンダー加工例 (明細記載なし)【加工から後処理まで一貫生産】チヨダ金属株式会社引用元:チヨダ金属株式会社基本情報本社:大阪府大阪市生野区巽東4-6-14TEL:06-67527261 FAX:06-6752-7266加工:機械加工全般、NC旋盤加工、マシニング加工、研磨加工、表面処理、熱処理素材:銅、アルミ、ステンレス、鉄、チタンHP:http://www.chiyoda-k.com①会社紹介素材問わずに多種多様な金属に対応しており技術力、対応力、設備力で高精度の金属加工を実現しています。卓越した職人技で試作品から量産品まで一貫体制で特急品にも対応しています。②メリット・デメリット受注から納期まで、一貫体制で高品質な製品を提供。最短三日という短納期も実現しています。手のひらサイズの小型部品を主に製造しており、大型製品はあまり扱いがないようなのでご注意ください。③製品例SS400 Φ540×Φ260×190SS400 25×500×600SCM435+イオン窒化 Φ45×355【スピーディなお見積もり対応】湯本電機株式会社(メタルスピード)引用元:湯本電気株式会社基本情報本社: 大阪市東成区東今里2-8-12TEL:06-6976-3366FAX:06-6976-9758創業年:1940年加工:フライス・マシニング加工、NC旋盤加工、ワイヤーカット放電加工、溶接・YAGレーザー溶接加工等素材:アルミ、鉄、ステンレス、銅、特殊鋼、チタン、マグネシウム等HP:http://www.metal-speed.com/material/①会社紹介徹底した温室管理を行うことで、寸法のばらつきを抑える環境を整えております。品質管理では、三次元測定器で研修を受けた最新の知識をもつ先任者が、トリプルチェックを行います。見積もりでは業界最速級の二時間以内に対応しており、エリア毎に担当者を置き、速やかな対応を実現しています。②メリット・デメリット最高品質を必要な量を必要な分だけ、必要なタイミングで納品し、納期厳守率は99.86%をほこります。大学や研究機関、民間企業など多方面と取引実績はありますが、個人様との取引は少ないようです。【アッセンブリまで対応できる板金工場】株式会社大一製作所 基本情報所在地:大阪市淀川区田川北2-5-1TEL:06-6301-2835 FAX:06-6303-7760創業年:1930年加工:金属切削加工、ハンダ付け、銀ロウ付け、溶接、表面処理素材:銅、黄銅、ステンレス、アルミHP:http://www.dai1sei.co.jp①会社紹介大一精工株式会社は多様なニーズにお応えするため、材料調達から各種加工のとりわけ溶接、はんだ付け、銀ロウ付けを得意として、一貫生産体制を整えています。②メリット・デメリットお客様の最も重要とされるコスト面では、中国上海にある会社と業務提携を結んでいる事で更なるコスト削減を実施しています。特急対応が可能かどうかは、事前確認が必要になりそうです。③製品例溶接・ロウ付け加工例 端子金具(上部) 組み立て:ロウ付け 表面処理:スズメッキ表面処理加工例 リールピン 表面処理:イソナイトリールピン表面処理加工例 気密部品 表面処理:クロームめっき取付座大阪で金属加工メーカーの一括見積もりを依頼するなら【Mitsuri】今回は大阪エリアの金属加工メーカー5社を、ピックアップしてご紹介しました。大阪は町工場が多い激戦区でもあり、大小さまざまなメーカーが存在する中、この記事をご覧になられた方にとって、メーカー探しの参考になればと思います。Mitsuriでは大阪に限らず全国各地の100社以上の金属加工メーカー様とのお付き合いがあり、全国どこでも対応させていただきます。金属加工メーカー選びでお困りの際は、一括見積もりのMitsuriに是非ご相談ください。

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