アルミパイプの曲げ加工ならMitsuri!

「アルミパイプを曲げたいけど、どんな曲げ方ができるのかな?」

「実際に曲げ加工をするとどんな感じになるだろう?」

アルミパイプの曲げ加工を依頼する際に、このような疑問を抱く方は少なくないと思います。この記事では、そんな方に向けて、実際に行われている曲げ形状や加工事例を紹介していきます。

対応可能な曲げ形状

引用元:東備工業株式会社

アルミパイプを曲げるにあたり、「業者に依頼せず個人でやってみたい」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、力まかせに曲げようとするとストローを曲げた時のように曲げた部分がつぶれてしまいます。また、きれいに曲げようとするとパイプベンダーという装置が必要になりますが、通販サイトなどではφ25㎜程度までのものしかないので注意が必要です。φ80㎜程度まで対応している業者もあるので作りたいものに合わせて選びましょう。

アルミパイプの曲げ加工は以下の6つが基本になります。

・への字曲げ

・L型(90°)曲げ

・レ型(95~175°)曲げ

・U型(180°)曲げ

・コ型曲げ

・Z型曲げ

以上の6つの形状であればアルミパイプの曲げ加工が簡単に見積もりできます。

しかし、6つ以外の形状でもMitsuriであれば、対応可能な複数の加工業者から見積もりできますので、是非Mitsuriにご相談ください。

への字曲げ

引用元:株式会社 春日井金型

ひらがなの「へ」の字ように、曲げたい部分を直角よりもゆるやかな角度(90°未満)で曲げる方法です。受け付けている角度は業者によって異なるので注意が必要です。

上の図では、曲げた際にかかる力について説明しています。

引張応力はパイプを曲げた時に曲げた部分の外側が引っ張られて生じる力を示しています。逆に内側は潰す方向に力が生じるので圧縮応力です。引張応力によって外側部分は板厚が減少し、場合によっては少し凹んでしまいます。内側曲げRとは内側の曲げ半径のことを示しています。

曲げRを小さくしようとすると引張応力が強くなり外側が割れる、もしくは内側にシワが発生する可能性があります。このシワの発生を抑えるためワイパーと呼ばれるシワ取りの金型を用います。パイプの表面を傷つけないようパイプ本体の材質よりも柔らかいものを用いるのが一般的です。

また、パイプが割れない範囲での内側曲げRが最も小さい寸法を最小曲げR(Rmin)と言います。曲げ加工が上手くいかない原因としては、最小曲げRよりも小さい半径で曲げようとたことによって起きる問題が最も多いです。

以上のことは他の曲げ形状の加工においても同様です。

L型(90°)曲げ

引用元:中央技研

アルファベットの「L」の字のように直角に曲げる方法です。

L字の曲げ加工を行う際に注意したいのは、曲げ加工を行うとき加工時の角度よりも角度が少し戻る方向へ開いてしまうスプリングバックという現象です。アルミはヤング率(弾性係数)が軟鋼鉄の約3分の1と弾性変形が大きいため、90°に曲げたい場合には90°以上で、且つ他金属よりも余計に大きく曲げる必要があります。そのため、狙った角度に曲げることが他金属以上に難しいので、熟練した加工技術が必要になります。

画像は角パイプですがもちろん丸パイプでもできます

レ型(95~175°)曲げ

引用元:堀内パイプ工業

カタカナの「レ」の字のように直角よりも狭い角度で曲げる方法です。

「V字曲げ」と呼ばれることもあります。

画像は角パイプですが丸パイプもできます。

U型(180°)曲げ

引用元:Instazu

アルファベットの「U」の字のように180°曲げる方法です。

U字曲げでは、先に両側の曲げ始めの部分から曲げてから中央部分を曲げます。こうすることで金型との接触を防ぐことが可能で、左右対称に作りやすいというメリットがあります。

コ型曲げ

引用元:株式会社アムキャン

カタカナの「コ」の字のように曲げる方法です。

上記のL字曲げを二回行います。L字曲げを二回行う分、正確に角度を出すのはL字曲げよりも難しくなります。また、形状によっては一度目の曲げ部分がベンダーと干渉してしまう場合があるため注意が必要です。

Z型曲げ

引用元:株式会社 サトウパイプ

アルファベットの「Z」の字のように曲げる方法です。

「Z」のように斜め線でなくともZ型に曲げると言います。

参考:【曲げ加工】の基礎やV曲げ/L曲げ加工について徹底解説!!

アルミパイプの曲げ加工事例

実際にアルミパイプを曲げ加工したものやそれを使って製品用途をご紹介します。

(器具ハンドル) 引用元:山田軽金属製作所

(階段手すり) 引用元:株式会社ODK

(アルミフレーム) 引用元:NISSIN

(大型ハンガー) 引用元:白山工業株式会社

アルミニウムは鉄や銅に比べて軽く錆びにくいため様々な用途に使用することができます。

参考:【アルミの基礎】アルミとは?からメリット/デメリットまで解説!

アルミパイプの曲げ加工まとめ

この記事では、アルミパイプの曲げ加工が可能な形状や加工事例についてご紹介しました。

アルミパイプは様々な用途に使用することができ、非常に便利です。

個人で曲げ加工を行う際にはパイプベンダーを購入する必要があります。上の6つのような通常の曲げ加工でもパイプベンダーを購入するよりも安く済ませることができることがあるため一度見積もりを出してみることをおすすめします。

業者に依頼する際は、Mitsuriで見積もり依頼を出すことが可能です。

日本全国各地どちらからのご依頼でも案件のご依頼が可能ですので、アルミパイプの曲げ加工でお困りの際は、ぜひMitsuriにご相談ください!

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